橘 俊行さん
なぜ行政書士試験を受けようと思ったか。
大学時代に学部は法学部ではなかったものの司法試験サークルに参加して法律を学んでいた。外資系企業でCFOとして長く働いており、仕事で法律に関わることが多く、近時の法改正についての知識のアップデートを図りたかった。
今年で65歳となる為、人生のセカンドステージに選択肢を拡げたかった。
予備校選びのポイント。
一年前には独学で勉強して受験したが、合格点に10点届かなかった。理由として知識の曖昧さ、特に合否を分ける論点についての理解の浅さを感じていたところ、非常識合格法を読み「これだ!」と感じたため。また費用もリーズナブルであったため。
クレアールで学習して良かった点
WEBベースの講義、PDFの教材で、場所と時間を選ばずに学習できたこと。
テキスト・講義→基本問題集→肢別論点講義と順を追って学習ができるので、合格に必要な知識が積み上げられる点。
学習の進め方
当初は、基本的に週末に集中して講義を視聴することが主でした。仕事が忙しい時は週末が潰れてしまうことも多く、知識が定着してないなとの焦りがありました。但し、昨年(2023年)は試験日の一カ月前に一週間トルコに海外出張があったものが今年(2024年)は無かったので、何とかキャッチアップ出来るとどこか楽観視しているところもありました。
その思いを打ち破ってくれたのが模擬試験の成績でした。あまり深く考えずにサクサクと解答していったのですが、「基礎がまるでできていない。」との厳しいコメントを頂きました。
今から思うと、全くその通りでしたが、暑い夏が過ぎ、仕事が忙しい秋となり、気がつくと試験日まで一カ月余り。流石に焦ってどうしようという思いの中で、再度、基本問題集を一回回して分からないところと記憶の怪しいところの解説をエクセルでメモに書き、再度、そこだけをやり、その後に肢別論点マスター講義でも同様にして二回。そしてどうしても覚えられない項目を記憶カードに書いて持ち歩いて迷いがなくなるまで記憶しました。
この辺りで試験一週間前だったので、基本問題集、肢別論点マスター講義の間違ったところ記憶の怪しいところだけ、もう一回。記述式の過去問題は、もう書く時間がなかったので、過去問を見て論点を頭の中で並べるということを一回。こちらはむしろ論点の整理になったようで、記述の得点も前回の10点から44点と底上げを図ることができました。
最後に
私のように60代中盤ともなると身体的にも記憶力にも衰えが見られて、若い頃なら何でもなかったようなことが中々覚えられず、諦めの気持ちになることがありました。
しかし、最後まで諦めずに教材を自分のものにする努力をすれば必ず結果は現れます。より若い方も、挑戦を通じて学ぶことも多いと思いますし、資格を取得することで将来への選択肢が広がると思います。是非、今この時を大事にして頑張ってください。