(一発合格)横岡 孝之さん
なぜ、行政書士資格を選んだか
理由はいくつもありますがその中でも大きなものを2つ。いちばん上の子が中学受験の為大手受験塾に通っており、自身も何かに一生懸命取り組む姿を見せたいと考えたのが一つ目です。10年以上小さな会社を経営しているのですが、40歳を過ぎて未来に漠然とした不安を覚えたのが二つ目です。二つ目に付随して、行政書士であれば独立開業をして業務を行う事ができるので、現在の自分に新たな武器を加えるような働き方ができると考え選びました。
なぜ、クレアールを選んだか
ネットで一通り比較して校舎を構える大手他校に通うことも考えましたが、第一に費用が高額になってしまうことと、仕事をしながらの勉強となると決まった時間に通うのも難しいと考え、自分のペースで学習できる通信講座に絞りました。通信他校との比較では、正直フィーリングで決めたというのが本音です。良い意味で地味というか落ち着いている雰囲気が良かったのだと思います。
クレアールで学習して良かった点
杉田先生・竹原先生の講義はいずれも聞きやすく、倍速で視聴しても聞き入る事が出来ました。分からない所は聞き直したり講義を止めてテキストを読み込んだりもしました。教材は他と比較していないのでクレアールのものを使った感想でしかありませんが、分野・論点毎に整理されているので見直す際にもわかりやすく役立ちました。答練も過去問には無い論点や違った視点からの設問であったり、講義で先生が「ここは大切!」と仰っていた所をきちんと聞いてきたりと、過去問の穴を埋めるような作りでした。
学習を進めていく上での心構え
クレアールに限らず、どの学校もどの講師も基本的にはその年の試験日を目指せと仰っていると思いますが、無茶な計画を立てて実行できないくらいなら、現実的な期間設定をする事をおすすめ致します。しかし期間を長く取る場合は、自らを律する覚悟はより必要です。
学習スケジュール/効果的な学習方法
私が挑戦を決意した時は、令和5年度の試験まで残り5ヶ月を切っておりました。作れる時間と必要勉強時間を現実的に判断した事と、子の中学受験が令和7年であった為、1年5ヶ月先の令和6年度試験に照準を合わせました。
申込から数日後教材が届いて最初に思った事は、「今年を目標にしなくて良かった。」でした。こんなにも量が多いのかと初っ端から心が折れかけたのを思い出します。
一応最初のやり方としては基礎講座を単元ごとに視聴してその範囲の肢別過去問をやるというのが推奨されていましたが、その通りやってみたものの全然進まず途方も無い戦いにまた心が折れかけたのを思い出します。なので、先ずは全容を知ろうと、範囲を1周しようと、何周もすれば良いじゃ無いかと、そのように考え杉田先生の基礎講座を全部視聴しちゃおうと行動に移しました。それでもかなりの時間を要しましたが、1周した満足感を得た事はセオリーを無視して良かったと考えております。
当然1周講義聞いたくらいではたかが知れているので、その後は肢別2択の過去問演習とテキストを行ったり来たりで繰り返しました。CROSS STUDYも有効活用して、出先でもどこでも隙間時間で過去問を解くようにしていました。春以降は肢別論点講義で穴を埋めていきながら、記述講義で仕上げに向けて全体を整えていきました。
記述は「大した事は聞かれない!」と言われていますが、やはり書かれていることの正誤を判断するのとはレベルが違って、自ら言葉で書き出す行為は難しいものであると感じました。正確な知識を必要とされる為、最後まで苦しみました。
なので、できる事を着実にという事で竹原先生が「ここ今年は来そうだよ!」「ここはちゃんと覚えておいた方が良い!」と仰ったところは丸暗記しつつ、問題を読んで「あの論点の話をしているな。」と判別できるように、そしてそこの条文を極力覚えるように意識して取り組みました。
あと、今年度から一般知識→基礎知識に変わりましたが、行政書士法・戸籍法・住民基本台帳法は条文を眺めるようにしました。各所で2問1問1問の合計4問出ると予想されていましたが、本番は合計2問しか出ず心揺さぶられました。次回以降の問題数は分かりませんが、覚えておけば確実に点が取れるであろう箇所なので、ここの条文要点暗記はおすすめです。
正直にお伝えしたいこと
クレアールで学習していて唯一不安だったのが実戦感覚の欠如でした。通信講座なので総合答練や公開模試も自宅受験となる為、私はクレアールの講座とは別に唯一、全国に校舎を構える大手他校の模試を複数回受けました。本番さながらの緊張感を味わう経験と、初見の問題に多く触れる事で更に知識の穴を埋めていく事ができたと思っております。
来年度の合格を目指す方へ
令和5年中はサボったり全く何もやらない日が数日続いたりとありましたが、令和6年に入ってからはほぼ毎日何かしら学習環境に触れる日々を過ごしていたと記憶しております。モチベーションも気分転換も全て日常に溶け込ませて学習と区別しない事が重要であったと私は考えています。
学習の過程で心が折れそうになったタイミングは、前述の1回・2回だけではなく何回もありましたが、ほんの少しの成長に目を向けポジティブに考え粛々と学習を継続しました。申し上げた通り他校で受けた模試以外はクレアールの教材しか学習に活用しておりません。クレアールの講座・教材を活用して学習する事で必ず能力は合格水準に到達すると思います。自身とクレアールを信じて学習を継続頂けたらと思います。