☑2023年度合格体験記
☑参考にすべき学習法
はじめに
私は、勉強がとにかく嫌いでした。学生時代は、小中学の成績は、5段階評価で4以上を取ったことはなく、高校時代は、1から5を全て取り毎年、留年との戦いを繰り広げていました。そんな私が、なぜ行政書士の合格を目指したのか、その理由は、相続に興味を持ち相続関係の仕事を行う場合に行政書士の資格は役に立つと考えたからです。そしてなぜクレアールを選んだのか、その理由は、他校の通信教育と比較してコスパが良かった点と2年コースがあり、合格するために2回チャンスがある。1回目の試験で合格した時にはキャッシュバックがあるこの2点が選んだ理由です。
学習スタートに当たって
勉強ができなかった私が、まず考えたのは「私が今考える勉強方法では合格することはできない。だから、どうすれば合格できる勉強方法があるか?」を考えました。具体的な勉強方法は、クレアールの学習方法をはじめネットなどの情報を参考にして考えました。そんな私が大事と考えたポイントは次の3つです。
(1)学習についての基本的な考え方
学習をするにあたって考えたのは、「1周目から理解するまで同じ部分のテキストを読み込むか?」でした。まずこの考え方の否定から始めました。なぜかというと、試験に合格するレベルの理解力が必要なのは試験当日です。最初は内容が理解できなくてもわからなくてもOK。大事なのは、試験日に合格レベルの理解ができていればいいと割り切りました。そのため1周目は、とにかく最後まで読み終わることを目標としました。このやり方では、あまり理解できないと思うかもしれません。しかし理解は、反比例で理解していきます。最初は全く分からなくても、反復で学習することで、理解は深まります。私は、1周目すべての科目が終わるのに半年近くかかりましたが、最終的には、3週間で、憲法、民法、行政法、商法・会社法のテキストと問題を解き、毎週記述の問題を100問解けるようになりました。
(2)出題者の意図を考える
資格試験の勉強範囲はとにかく広範囲です。そのために次の視点を持ちながら学習を心がけました。
・出題者がどのような学習をした人に合格してほしいか?
この考えは、学習する上でのポイントや優先順位を把握する事ができます。そのため直前期に重要な点で理解が足りないところを重点的に学習することにつながります。私は、出題傾向をクレアールの教本や問題集に掲載されていたのでそれを活用しました。また、出題者の意図なんて想像つかないと思う時は、1周目の民法と行政法の各学習が終わったら、記述の過去問を1問解いてみることをお勧めします。この段階では解けなくても構いません。実際にやってみることで、出題者が何を求めているのか?どんな風にテキストや問題に取り組めばよいかを考えるひとつの方針になります。
(3)繰り返し学習する方法を考える
私は、面倒くさがり屋です。儀式みたいに教本を探して、問題集と解答用のノートを準備して学習を始める。という前準備が多いほどやる気を無くします。学習をやる気になっていても準備している間にやる気がなくなることが多々あります。 これらの面倒を解決したのが、タブレット&ペンでした。
タブレットに教本と問題集をPDF化したデータを取り込むことで、タブレットの電源を入れてすぐに学習を始めることができます。特にタブレットは学習する場所を選ばないので、電車の待ち時間や電車での移動時間、ちょっとした時間でもタブレットを出せば、すぐに勉強を始められるのが、時間を効果的に使用することができました。
また、繰り返し学習する際に役に立ったのが、教本と問題集をまとめたPDFです。教本に択一の問題集を組み込むことで、読んですぐに問題を解く事ができます。クレアールでは、基本的な教本問題集はPDFもあるためこの点も学習に役立ちました。
最後に
私が学生時代に勉強ができなかった理由は、誰かに押し付けられた勉強方法や勉強内容が嫌いで、勉強ができていませんでした。今回、行政書士を目指す上で、自分で調べ考え、試行錯誤しながら学習をしたことが合格という結果が出せたのだと考えます。
最後に学習方法は人によって最適解は変わります。行政書士は、長期間にわたって学習する必要がある資格なので、ここで紹介した内容が行政書士を目指す人の少しでもお役に立てれば幸いです。