☑2023年度合格体験記
☑育児・家事をしながら合格
はじめに
私は10年以上専業主婦をしていました。子どもが小学校に入学するタイミングで仕事がしたいと考え、将来は独立開業をすることが出来る行政書士の資格を目指すことにしました。
私の合格までの3年を振り返りたいと思います。
独学で学習スタート
受験1年目は独学で受験しました。法律は、これまで勉強したことがなく初学からのスタートで、市販の参考書を独りで読み、一通り参考書を読み終えたら、市販の過去問題集と予想問題集で問題演習を行いました。記述式問題の対策は最初何をして良いかわからず、過去問を解いただけで試験に臨みました。
結果は168点で不合格。しかし、自分が思っていたよりも点数が取れていたので「次は合格するだろう」という気持ちになったことと、子どもの行事が重なったことで、発表を受けてからしばらく勉強せずにいました。
受験2年目はあまり勉強をせず、気がつけば5月が終わろうとしていました。そこで初めて試験まで時間がないと焦り、独学での受験を諦めて、家でできる通信教育の検討を始めました。
クレアールで学習スタート
インターネットで調べると、さまざまな講座や教材があり迷いました。その中でも、他校と比べると価格が比較的安価であることと、講義の内容がわかりやすいという口コミを見て、クレアールに興味をもちました。クレアールのサイトの案内だけでは、わからないところがあったのでメールで問い合わせをし、何度かメールのやり取りをしましたが、すぐに返信がくるので信頼できると思いクレアールの講座に申し込むことに決めました。
申し込むとすぐに講義の動画が視聴できるようになり、テキストも届きました。独りで参考書を読んでいるのとは違い、講師の先生が重要な部分を中心に説明してくれるので、理解も進みました。
テキストが二色刷りでわかりづらいという口コミも目にしていましたが、重要な部分のみが赤で書かれているので、カラーのテキストより私にはわかりやすかったです。
学習の進め方
試験日まで約5ヶ月しかなかったので、クレアールから送られてくる教材をスケジュール通りにこなしていくだけで精一杯でした。2年目の本番の試験の時は、1年目の試験の時と比べ初めて見る問題が少なく、ほとんど戸惑うことがありませんでした。
残念ながら2年目の結果は172点で不合格でした。1年目より手応えがあった分、不合格はショックでしたが、セーフティコースを申し込んでいたため、すでに次年度のテキストが届いていたので「勉強するしかない」と、すぐに気持ちを切り替えることができました。講座を申し込む時にセーフティコースにしようか悩みましたが、結果的にはセーフティコースにしておいて良かったです。
きっと、再び講座の申し込みをしなければならなかったら、また勉強しない期間があったと思います。
3年目の取り組み
1年目と2年目の試験結果を分析すると、行政法の得点が伸びていなかったので、3年目は行政法を中心に勉強しました。「行政法はとにかく条文を正確に覚える」という先生の言葉を信じて、六法とは別に、持ち歩ける市販のポケット六法を購入し、電車の移動時間や子どもの習い事の待ち時間にとにかく条文を読むようにしました。その上で問題を解き、「間違えた問題の条文を確認する」を徹底して、問題と条文を何度もいったりきたりしました。
直前期の過ごし方
夏以降は答練を中心に取り組みました。家で勉強しようとすると、家事や他のことをしてしまい、勉強の時間が後回しになってしまうので、まず朝一番に図書館に行くようにしました。答練1回分を図書館で解き、家に帰ります。家事を一通り済ませてから、解いた答練の答え合わせをして、間違えた問題を中心に解説動画を見ました。正答率が低い単元については肢別論点マスター講義に戻り、解き直しをして確認しました。
記述式問題は最後まで苦戦しました。効果的な対策が思いつかず、とにかく民法と行政法の過去問を解いて、該当条文を覚えるということをしました。
試験当日
本番ではわからない問題も多く、終わった後は合格している自信がありませんでした。自己採点をすると選択問題だけでは合格点に届いておらず、記述問題の採点次第でした。2年目の受験と選択問題の点数は同じくらいでしたが、条文を覚えて記述問題の解答には自信があったので「もしかしたら合格してるかも」と思えることができました。
最後に
三度目の正直、結果発表の日。自分の番号があって本当に嬉しかったです。何より、応援してくれていた家族が喜んでくれ、それが一番嬉しかったです。来年度受験される方も、クレアールの先生方の言葉を信じてぜひ頑張ってください。