金澤 典幸さん
受験回数:2回
行政書士を目指したきっかけ
私は現在会社員ですが、将来は「今の会社に再雇用の道があるから大丈夫」という気持ちを持つことはできず、現状のままで過ごすことの危機感が年々強まってきています。その為、長く仕事を続けていく為には何かしらの強みが必要だろうと思うこともありました。そうした中、資格取得を検討する段階において行政書士という資格が目に留まり、年齢制限もなく、社会貢献度も高いこの資格に魅かれだしました。
クレアールを選んだ理由
宅建士試験会場に入る前に受け取ったパンフレット類の中に、クレアールの行政書士試験講座の案内が有りました。宅建士試験合格後はどうしようかと考えていた時には行政書士のことも当然頭の中に有りました。独学や他の資格スクールも検討しましたが、クレアールの費用がリーズナブルで、かつ内容も申し分なく、実際に杉田先生の講義をサンプル視聴した訳ですが、説明がとても分かりやすく「ここで学びたい」と思い、クレアールに決めました。
学習方法
1年目:講義視聴とテキスト読み、併せて問題を解く、ということをカリキュラムに遅れることなく比較的素直に続け、その結果は174点。我流に走ることなく続けた学習法に大きな誤りは無かっただろう為、この点での反省は有りませんが、勉強不足が不合格理由とは思いました。
2年目:改めて全般的に基本を大事にすることをベースに、会社法、地方自治法など、苦手分野を丁寧に学習し、記述式も高得点を出せる形に仕上げた上で試験に臨めるようにしようと当初は思っていました。しかしそのイメージとは相当に違う状態で残り2か月位のところまで差し掛かってしまいました。そうした中、他の資格スクールのものも含め模試だけは6・7回集中的に受けた訳ですが、以下の結果が明確に出ていました。
- 行政法が全般的に取れていない(19問中、10~11問位の正解率)
- 記述式が出来ていない(60点中、15~20点位)
- 上記が安定している為か、総合点が160・170点台で着地。
こうしたことを受け、確実に合格するには、ほぼ常に出来ていないところが出来るようにならないといけないことを痛感します。杉田先生もよくおっしゃっていますが、「試験結果に一喜一憂せず、他人が正解でき、自分が正解できていないところを明らかにし、そこを正解できるようになること」が重要です。そこで残り1か月でやるべきことを
- 前半:行政法全般の総復習のみ
- 後半:記述式と、法改正の記憶のみ
と定めました。その結果、行政法は森と木の両方が見えてくるようになり、市販の予想問題集をいくつか解いてみると、15・16問程度正答率を得られるようになっていました。
一方で記述式は問われた事例は把握できても、テーマやキーワードが文字化できません(アウトプットの訓練不足もありますが、そもそも正しい知識が頭に入っていないから出てこないのだろうと思っていたりもしました)。そこで、改めて解き直しをする中、「要件と効果」を強く強く意識しながら進めていくと、少しずつできるようになっていきました。こうした果ての本試験は総合216点。行政法は14問と大きな貢献にはつながりませんでしたが、記述式は46点取れ、これが大きかったと思います。
継続すること
先生方もよくおっしゃいますし、合格者体験記にも頻度高く書かれていますが、毎日学習することの大切さは無視できません。そこは自分も真似しなければならないと思っていました。その為、通勤時間や昼休みなど、時間があればとにかくテキストや問題集を開くようにはしました。不安は学習する中でしか小さくならなかったように思います。だからこそ、合格したいのであれば、モティベーションが上がらないことは承知の上、それでも機械的に学習を継続することが重要なのかもしれません。
最後に
先生方、スタッフの皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。