なぜ行政書士を目指したか
行政書士資格に関心を持ったきっかけは、子どもが生まれて、それまでの働き方を続けていくことが難しいと感じたことです。残業や休日出勤の多い仕事をこの先もずっと続けていくことに限界を感じ、転職を検討し始めました。しかし、地方在住・30代半ば・子持ちということもあり、ある程度の収入を維持できる事務職を見つけることは困難でした。そこで、今すぐの転職は難しくとも、将来に備え、育休期間を活用して資格を取っておきたいと考えました。
試験の内容(筆記試験のみで実技がない)、受験のしやすさ(各都道府県に試験会場がある)等を考慮して、難易度的にもスケジュール的にも、私にとってギリギリ狙えるのが行政書士でした。恥ずかしながら、行政書士という仕事のことを知ったのは、資格取得について調べるようになってからです。これまでの私の人生では、行政書士の方と直接かかわる機会はありませんでした。しかし、意識を向けてみると、街中で「行政書士事務所」の看板をちらほら見かけることに気がつきました。相続等の案件は今後ますます需要が高まることが予想され、行政書士は、人口減少地域においても必要とされ続けるのではないか、と考え、目指すことにしました。
予備校選びのポイント
インターネットで調べると、「完全に独学で合格した」という体験談を目にしますが、私は法律初学者だったので、予備校に通った方がよいと思いました。受講料は決して安くない金額ですが、だからこそ「お金をドブに捨てるわけにはいかない。今年で必ず合格しよう。」と決意を固めることができました。
地方在住・子育て中なので通信教育を数社検討し、「価格と教材・サービスのバランスが良さそう」という理由でクレアールに決めました。映像教材のボリューム(教科書の内容に加え、問題解説もしてくれる点)、紙の教材が届くこと、長期にわたってフォローしてくれること、などに魅力を感じました。
クレアールで学習してよかった点
映像講義の解説がとにかく丁寧なのが、法律初学者の私にとってはありがたかったです。映像はパソコンで見て、一問一答はスマホで(子どもが寝た後に布団の中で)、という感じで学習を進めました。すきま時間にさっと問題演習をできるように、スマホのホーム画面にショートカットを作成していました。クロススタディには、自分の間違えやすい問題を重点的に出題してくれる機能があり、効率的に学習できました。膨大な量の過去問が収録されており、良質な問題演習ができました。
意気込んで受講を開始したものの、モチベーションを一年間維持するのはやはり難しく、学習が途切れてしまうことが何度もありました。クレアールには、「これではだめだ、頑張ろう」と奮い立たせてくれるような仕組みがいくつもあり、助けられました。例えば、
・教材や書類がその都度郵送されてくる。(家族の目にも触れることになり、「最近勉強どう?」などと会話のきっかけにもなりました。)
・テストを受けると、学習者の中での自分の順位がわかる。
・「確認テスト」が定期的に配信される。
などです。クレアールが建ててくれる学習スケジュールに頑張ってついていけば、心配ありません。
これから学習する方に伝えたいこと
丁寧な映像授業でありがたいのですが、そのすべてを2回・3回見ようとすると、とても時間が足りません。多少わからないことがあってもとにかく先に進んでいくうちに、法律の知識も増え、解像度があがるとともに、自分の弱点もわかってきます。初めから完璧を目指さないことが大切だと思いました。
映像だけでなく教材もとにかくボリュームがあり、試験当日に会場に持参するのは不可能です。講義1周目のときには教材に書き込みをしていましたが、過去問演習を始めた頃からは、「試験当日に持っていくテキストを作り上げること」を意識し始めて、市販のコンパクトな教材の余白に書き込むようにしました。
「行政法を制す者が、行政書士試験を制す」という言葉の意味がわかったのは、過去問演習を始めた頃からです。憲法や民法は自分の生活との接点を見出しやすく、事例もストーリーがあって面白いのですが、まさに「ハマると危険」でした。点数がなかなか伸びないのです。一方、行政法はとっつきにくいのですが、覚えた分だけ点数に反映されていくので、それが実感できると楽しく感じるようになりました。

