一発合格
はじめに
50代後半での資格試験挑戦は、記憶力低下と眼精疲労との戦いでしたが、合格を無事に手にすることが出来ひとまず安堵しています。
行政書士を目指した理由
今回の受験を決めたのは2025年4月。その数年前から介護等で仕事との両立が難しくなり、次を決めることなく3月で退職した直後でした。しばらくゆっくりしてから非正規で働くか、他に時間に裁量ある働き方がないかを調べるうち、たまたま行政書士資格に辿り着きました。
クレアールを受講した理由
当初は独学も検討しましたが、予備校講義をペースメーカーにした方が近道な気がしたこと、分からないときに質問できる方が安心と考えて予備校に申し込もうと思いました。
とはいえその時点で有名予備校の高額コースに申し込むほど確固たる決意があった訳もなく、また4月というタイミング的にその年の受験に間に合うかも自信がなかったので、半ばダメ元でリーズナブルな通信予備校の中からコースが充実しているように見受けられたクレアールに決めました。
実際の学習について
教材が届いてからは、ひたすら講義に追いつくことを目標にしました。各講義はだいたい30分。いずれも集中力が途切れない程度にまとまっており、1.5倍速で視聴して分からない時に戻って聞き直すようにしました。本来なら講義直後に問題演習すべきところ、遅れて受講する私は、まず全体を知ることが先決と講義視聴だけを進めました。講義中に分からない箇所があっても「?」につけてとにかく先に進む。基本講義のベーシック編の確認テストも自分で解くというより画面上で問題と解にざっと目を通す程度でとにかく先に進めました。この時期はカリキュラムをこなすことが目的になっていた感は否めません。
初めて問題演習に着手したのはアドバンス編に入った6月です。その時になってようやくベーシック編で分かったつもりで聞いていた内容がほとんど記憶として残っておらず、反復学習で定着させなければ学んだ知識はすぐにこぼれ落ちるという現実を思い知りました。主体的な学習を意識し始めたのもこの頃です。
ただそれ以降の問題演習においても、分からない問題に過度に時間をかけることはしませんでした。実際に受講してみると、膨大な範囲を前に一つの問題で立ち止まっている余裕はなく、質問票も最後まで一度も使いませんでした(なんなら過去問解説講義を視聴する余裕もありませんでした)。大体はその場のネット検索で解消し、学習段階が進むにつれて分からなかったところが自然になくなっていった感じです。
7月頃にようやく講義の配信スケジュールに追いついたものの、今度は果たして今から試験に間に合うのかという不安が現実味を帯びてきました。巷では答練や記述対策が始まり、出願も始まる頃だというのに過去問演習1巡目すら終わってなかったからです。そんな時に合格者体験記等を読むと、この時期としてあるべきレベルに自分が全く到達していない事実に焦りが一層募ります。
そのため以後は外野の情報の選別に気を付け、自らの知識レベルが右肩上がりで上がっていくイメージを描き、11月の本番当日に指数関数曲線の一番高いポイントに達すれば合格できると自分に言い聞かせました。そして今なすべきことは何かを常に自問しながら、学習計画をこまめに軌道修正しました。時には評判の良い市販教材等を取り入れ、別の解説で理解を助ける工夫も。クレアールの教材は、少なくとも文字ベースの教材についてはフル活用しました。使うタイミングは自分の仕上がり具合に合わせて調整しつつ。
これら以外では、10月以降、答練や模試、過去問等で重要だと思った論点をノートに手書きで纏めていったことが、知識の整理と定着に役立ちました。手書きはキーボード入力と異なる脳の回路が刺激される気がします。試験当日もノートの存在が心の拠りどころになりました。
試験本番について
試験については、時間配分に自信がなかったため、問題を一読して時間がかかりそうな問題は後回し(仮のマーク)にし、確実に取れる問題を取りこぼさないことを意識しました。実際、民法で1問そんな問題があり適当にマークしましたが、全体を終えた時に残り10分弱だったためそれは捨て問とし、残り時間をマークチェックや記述確認に充てました。戦略として正しかったと思います。
直前期の模試や過去問演習の択一では、最後の2択で迷って誤った選択をしてしまうことが課題でしたが、なぜか本番は勘が冴えていたようです。「今回で決めたい」という強い気持ちがこの感を引き寄せように思います。皆さんも最後まで諦めないことを心に刻んで今年の合格を掴みとって下さい。

