資格の人気ランキングで、常に上位をキープする行政書士の資格。
「行政書士の資格を取り経験を積んでゆくゆくは独立を」と考えている人も少なくないと思います。
行政書士が取り扱う範囲は広いため、資格取得は難易度が高め。
試験に合格するまでにはかなりの時間がかかることも多いものです。
しかし、せっかく苦労して行政書士の資格を取ったにもかかわらず、独立がうまくいかず廃業するという行政書士も実は少なくありません。
行政書士として立ち位置を確立し成功していくためには、どのようなことが求められるのでしょうか。
押さえておきたいポイントをご紹介します。
(1)まじめであること
相手に対して「まじめな行政書士」という印象を植えつけられるような行政書士を目指しましょう。
アポイントの時間を守ることや、こまめな連絡をすることなどはぜひ心がけておきたいもの。
また、業務上知り得た秘密やプライバシーなどを軽く人に教えないなど、守秘義務の遵守は基本です。
ルーズで口が軽いという印象を与えてしまうのは、行政書士にとって致命的とも言えるので、充分注意したいものです。
(2)聞き上手であること
行政書士は黙々と書類を書く仕事というよりも、さまざまな人から話を聞く仕事です。
依頼人からの相談をきちんと聞き取ることや、相手の状況を察してうまくまとめるといった能力が必要になります。
依頼人がリラックスしてスムーズに話ができるような雰囲気を作ることも重要です。
(3)人脈が広いこと

行政書士は、基本的に人との関わりで成り立っていく仕事。
独立してやっていくのならば、行政書士の範囲を超えた人脈はとても重要です。
たとえば司法書士や弁護士などに知り合いがいるというのは、独立する上で強みになります。
さまざまなケースに対応できることや、人とのつながりで依頼を得ることができるなど、人脈というのは広ければ広いほど役立つものです。
(4)集客力があること
行政書士として成功するためには、コンスタントに依頼が入る状況づくりが必要不可欠。
いくら優れた行政書士であっても依頼人がいなければ、稼ぎには当然ならないのです。
そのため、宣伝上手であることも行政書士として大切な才能のひとつです。
足を使っての営業活動やチラシ、広告、インターネットを使った集客など、さまざまな手法で宣伝活動をしていきましょう。
行政書士として成功している人には以上のような共通点があるのです。
先を見据えた戦略を立てて、独立後の業務が軌道に乗せられるように努力を重ねていきましょう。