貯金はそれなりにあったとしても、定年退職した後、年金しか収入がなくなるのはやはり心配という方も多いのではないでしょうか。
また、そもそも仕事が好きで、定年後も何かしら仕事をしたいという方もいるかもしれませんね。
定年後のことを考えて何か資格でも取ろうかと考えているなら、「行政書士」を検討してみてはいかがでしょうか?
行政書士が定年後の仕事にふさわしい理由などをお伝えします。
行政書士試験は誰でも受験可能
行政書士は、官公署に提出する書類の作成などを行う専門家です。
行政書士として仕事をするには国家資格を取得する必要がありますが、受験資格は特に設けられておらず、学歴や年齢に関わらず誰でも受験することができます。
30~40代で受験・合格する人が最も多いのですが、60代以降の合格者も少なくありません。
行政書士は、定年退職を数年後に控えた方や定年退職した方が目指すのにもぴったりな資格なのです。
定年後に行政書士として仕事をするには?

行政書士資格は転職や就職の際にも有利な資格ですが、定年退職前後の方の場合、資格をとって転職や再就職するというのはあまり現実的ではありません。
定年後に行政書士として仕事をするのであれば、独立開業する形が一般的だと言えるでしょう。
定年後の開業というと、ややハードルが高いように思われるかもしれません。
しかし「開業しやすさ」こそが、行政書士の資格を取得するメリットなのです。
行政書士として定年後に開業しやすい理由には、以下のようなことが挙げられます。
比較的少ない資金で開業できる
定年後の開業となると、やはりネックとなるのは開業資金の問題だと思います。
退職金をあてるにしても、あまり多額の資金を開業のために費やすリスクは避けたいものですよね。
行政書士事務所を開業する場合、登録費用など最初にある程度まとまったお金(20~30万円程度)は必要になりますが、パソコンとプリンタ、電話、FAXなど最低限の設備があれば自宅を事務所として開業することが可能です。
未経験から開業する人も多い
資格があっても、実務経験がなければ仕事は難しいのではないかと思われるかもしれません。
もちろん、実務について学んでいく必要はありますが、実際は未経験から行政書士事務所を開業する方も少なくありません。
自分のペースで仕事がしやすい
行政書士の仕事の範囲は広く、簡単なものから複雑なものまでさまざまです。
請け負う仕事の範囲を広くしてバリバリ働くのも、自分である程度仕事の量をある程度絞って、ゆったりとしたペースで働くのも自由です。
ライフスタイルに合わせて働き方を自分で選べることは、定年後の独立開業の大きな魅力だと言えるでしょう。
以上のようなことからも、定年退職前後に今後の身の振り方や資格取得などについて考えていらっしゃる方は、ぜひ行政書士を検討してみてください。