笹舘 有里子さん
- 受験回数:1回
(行政書士を志した動機)
40歳を目前にして、今後の自分の仕事、生き方、収入や老後などについて考えるようになりました。また、私は大学を中途退学してしまった苦い経験があり、再び何か勉強をしたいという思いを以前から持っていました。行政書士は親戚の数人が持っていて、私にとって身近な資格であることや、主人の勧めがきっかけとなり、学んでみようと決心しました。
(クレアールを選んだ理由⇒選んでみたら)
クレアールを選んだ理由は、主に以下の点です。
- Web学習スタイルであること。(仕事をしているので、自宅学習がしたかった。倍速で授業が聞けることも魅力でした。)
- 料金が予算内。
- インターネットでの評判が良かったこと。(とにかく知識がなく、どこが良いのかがわからなかったので、口コミ評価をある程度信頼するしかなく、クレアールはいくつかのサイトで高評価でした。通信教育の中では教材などの充実度が高いという点が決め手でした。)
- 落ちたときの保証制度?(法律初学者なので、もし落ちてしまった場合は安めに継続させてほしかった。)
実際に学んでみると、教材は予想以上に充実していました。テキストは、各法律科目の広域な内容に対して、試験の出題ポイントに絞った構成になっていたため、効率よく学ぶことができ、大変ありがたかったです。他の副教材を買うこともなく、授業の視聴とクレアールテキストを読み込むだけで、合格できる構造となっていました。
また、何度か行われた模試の成績表は自分の習得バランスがよく見え、記述の点数も参考になりました。同じ受講生の中でも高得点を取っている方がいることや、自分が合格ラインに達していないことをはっきりと知ることで、かえってモチベーションが上がりました。
受験勉強の間一貫して、カリキュラムやテキストへの安心と信頼の中で学べたことは本当に感謝しております。
(科目別学習法)
○全体的に
基本的にどの科目も、テキストの流れ通りに条文の学びと過去問をセットで繰り返す形の勉強をしました。
1回目、2回目は分からないことも多くありましたがあまり気にせず、グルグルと早めの回転でテキストを回していきました。(漢字だけは読めないものはその場で調べました。)
雑な学習のようではありますが、分かるものから理解していく形でも、次に読んだときにスムーズに分かることがあります。法律は難しいことが多々あるのが当たり前なので、最終的な目的(合格)にたどり着くプロセスとして、難しさに苦しんだりとらわれたりしないほうが、モチベーション維持にもつながると思いました。
○特に苦労した科目
私は一般知識に大変苦労しました。歴史や政治経済に関しても、コンピュータの知識にしても、うっすらと記憶にあるものはまだしも、完全に知らないことが多く焦りました。とりあえず出ているものをよく読んでいくしかないと開き直り、時事問題などは試験に出るかもしれないとニュースを意識的に注目したり、政権や政策なども気になることがあるとインターネットで調べてみたりしました。この時吸収した知識はいずれ何かの役に立つだろうと期待しています。
(今年の本試験を振り返って・最後に)
試験は余裕の状態で受けたかったものですが・・・試験の内容次第で合否どちらにも転ぶだろうというぎりぎり状態での受験でした。(直前の模試はようやくB判定。)
合格発表で自分の番号を見つけたときに、本当にクレアールで良かったと改めて思いました。
約一年の法律の勉強は楽しいものでした。
社会の細部にわたって行き廻っている法律の一端を学べたことは人生の大きな収穫であり、クレアールが学びの入り口となったことは幸運でした。
引き続き司法書士試験のためにお世話になります。今後の学びも楽しみにして、心からの感謝を申し上げたいと思います。