T・Kさん
受験回数2回
はじめに
3年前の年末に突然大病を発症したが、療養に努め今回難関試験を突破した。感謝の気持ちと同志の方のご参考の一助となればと思い投稿した。
行政書士を志した動機
定年後を見据え不動産資格3冠、FP,旅行業務取扱管理者等の資格を取得していたが、3年前の年末に突然大病を発症し、命はとりとめたものの後遺症に苦しみ依願退職、療養に専念する事となった。病床でもう一度社会復帰して世の中に還元できる事はないかと考えた時、独立開業も可能でこれまで取得した資格や社会経験を活かせる行政書士にチャレンジしもう一度スーツを着て働きたいと思い1日1時間の勉強から始めた。
クレアールを選んだ理由
退院後自宅でパソコンにて通信講座を検索していたら、安価だが中身もそこそこ充実しており、無理なく継続して学習できる事、長時間集中力を保つのがまだ体力的に厳しい中、最小の力で最大の成果を可能とする勉強方法というフレーズに心を動かされクレアールを選択した。
1年目の勉強法
まずは基礎講座から受講した。民法についてはマンション管理士等の試験で勉強済みであったが実際に勉強してみると4択と5択の違いもあり深い理解の必要性を感じた。
憲法、行政法は初めての学習であったが暗記に重点を置き勉強した。
商法、会社法については、元サラリーマンということもあり興味を持って取り組んだ。答練については、アウトプット学習に重点を置いた。
1年目不合格の反省
自分なりには努力したつもりでいたが、以下の点が敗因であったと分析する。
① 当時まだ体調が回復しておらず、勉強量自体が不足していた。
② 8月に再手術で入院した事から、諦めの気持ちから受験できれば御の字と弱気になった。
③ 商法・会社法の勉強に時間をかけすぎた。講師の先生が行政法、民法に時間をかけるよう指導しているのに自己流となっていた。
2年目への再起。そして合格
試験結果が出たあとは、さすがにへこんだが、落ちたのは自分の力不足と考え1年目の勉強を貯金と思い再チャレンジした。教材に満足していたので迷わずクレアールの中級2年セーフティコースを選択した。体調も春先はしんどいときもあったが、試験前の秋には8割方回復し以下の対策を実施した結果合格する事ができた。
2年目合格に向けた対策
① 決意を紙に書いて掲示、毎朝復唱。絶対合格する。行政書士になる。自分に暗示をかけた。
② 試験結果を分析 自分の強み、弱み、合格するためには何をするべきかを把握。見える化。
③ 毎日少しでも良いので行政法、民法を勉強。メリハリ学習。自己流はダメ。ノウハウを持った予備校を信じる。
④ 試験範囲が広いので、捨てる所は捨てる。
⑤ 体調管理が大切。天気の良い時は気分転換に歩く。
⑥ 3時間の長丁場に慣れる。これまで克服した試験の大半は2時間。病気になってから3時間集中する事がきつかったので図書館等の施設を活用して試験の仮想体験をしてみる。答練を自宅ではなく図書館で行う。
⑦ 条文学習も忘れずに。声に出して読む。
今年の本試験を振り返って
択一式が難化。アウトプット中心の勉強だけでは太刀打ちできない。インプット学習も重要。その点マルチパステキストは試験に出るネタがコンパクトにまとまっているので反復して学習する事。
最後に
自分をとりまく周りの方々のご協力により何とか合格する事が出来た。感謝しています。2020年試験では民法の改正から学習経験者は前の知識が邪魔することもあるかもしれません。でも勝利を掴むのは、最後は自分の頑張り次第。諦めず納豆のように粘って粘って粘り抜いてください。応援しています。