大岩 俊介さん
- 受験回数:1回
・行政書士を志したきっかけ
転職活動中に宅建資格を持っていると話したところ面接官から「必須ではないが行政書士の資格を取ればうちの仕事で使える」と言われたことでした。
・クレアールを選んだ理由
その面接が行政書士試験の約3か月前でした。今年は諦めて翌年の試験を受けようと思いましたが、勉強法や資格学校を調べている中でクレアールのスピードマスターコースに目がとまりました。
短期間で勉強できるように教材が絞り込まれていて、その分価格もお手頃だったので、ダメでもともと、とにかくできるだけ勉強して受験してみることにしました。
書店で教材を1冊ずつ自分で選ぶよりも、プロが厳選した教材という安心感をもてたほうが勉強に集中できるだろうと思ったのも理由のひとつでした。
・具体的な勉強法
〈映像講義〉
まずは映像講義を一通り視聴しました。内容は分かりやすく、「ここは試験で出ないと思うので余裕がある人だけ勉強してください」と教えてくれる箇所もあり、時間をかけて勉強する部分とそうでない部分がよく分かりました。
1.25~1.5倍速で再生すると時間の節約になる上、飽きにくいので助かりました。講義で難しかったところや気になったところはテキストに印をつけておいて後でゆっくり勉強しました。
〈テキスト〉
はじめは覚えるよりも目を通すようにしました。条文や判例の内容や数字はあまり気にせず、こういう権利や制度があるんだな、という程度の理解で次に進んでいきました。
2回目以降に読むときは少しずつ細部の難しいところを覚えながら読みました。重要な箇所は赤字で書かれているので、そこを赤シートで隠して、どのくらい覚えているかチェックしながら進めました。
〈過去問・1000問ノック〉
テキストを2~3回読んでから論点別過去問題集を解いてみました。
- 解いてみる。
- 間違えたところにチェックしておく。
- 時間を置いてチェックしたところを解いてみる。
- 自信を持って解けなければテキストの該当部分をよく復習する。
- 1から4までもう一度。
という要領で分かっていないところを確認して埋めていきました。1000問ノックも同じやり方で活用しました。
〈記述式〉
記述式はほとんど勉強時間がなくなってしまいました。1問ずつ実際に書いて解く時間はなかったのでクレアールの記述マスターの問題を読んで考えて回答例を読むだけで済ませました。
もちろん本当は時間をとってしっかり記述練習をするべきでしょうが、記述式の教材を読むのは選択式の復習にもなったので何もしないよりずっと良いと思います。
試験本番の記述問題も最後まで回答を書き終えることができました。
・クレアールの良かった点
- 講義映像の再生速度を変えられることで、効率よく飽きにくい。
- テキストがわかりやすく、赤シートで隠して理解度を確認できる。
- 1000問ノック・記述マスターが良い復習になる。
・短期間で勉強する上で大切だと感じたこと
- 1回で全て覚えようと無理せずに、早く、繰り返し、勉強すること。
- 空いた時間にいつでも勉強できるように教材を持ち歩くこと。
- ノートを作るよりテキストに印や線、メモを書き込むほうが早くて便利なこと。
- 集中できないときは、音楽を聴きながらでもテレビを観ながらでも寝転がりながらでも良いのでテキストを開くこと。
最後に
本試験が終わった時点では手ごたえはあまりありませんでしたが、結果は合格でした。行政書士試験は約6割得点できれば合格なので、試験直前で自信がなくても合格の可能性は十分あります。とにかく諦めずに効率よく勉強をしたおかげで、約3か月の短期間での合格ができました。
行政書士試験を来年または数年後に受けよう、と考えている方は今年の試験に挑戦してみてはどうでしょうか。