個人賠償責任保険は、個人の日常生活における偶然の事故により、他人の財産や身体に損害を与えたことに対する損害賠償責任を負った場合を対象とする保険です。
単独でも加入できますが、火災保険や損害保険、自動車保険などの特約(オプション)として加入しているケースが多いです。
目次
①支払いの対象となる場合
本人・配偶者・生計を共にする同居の親族、生計を共にする別居の未婚の子が次のような事由で損害賠償責任を負い、賠償金を支払うこととなった場合。
- お店に陳列されている商品を壊してしまった場合
- 喧嘩して相手を負傷させた場合
- マンションの水漏れにより下の階に損害を与えた場合
- 自転車で人をはねて負傷させた場合
- 飼っている犬が他人に噛みついて負傷させた場合
②支払いの対象とならない場合
- 業務上の事故の場合
- 自動車事故の場合
- 他人から借りたもの・預かったものを壊してしまった場合
POINT
契約者だけでなく、配偶者・生計を共にする同居の親族・生計を共にする別居の未婚の子も対象となることが特徴。なので、親から仕送りを受けている別居中の大学生等も対象となります。
まとめ
日常生活におけるさまざまな損害賠償リスクに備えられる保険が、個人賠償責任保険。
クレジットカードに付帯されているケースも多くあり、知らないうちに実は加入している人が多いのがこの保険。また、重複して加入しても、保険金が多く受け取れるとは限らないので注意です。
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