目次
固定金利と変動金利
固定金利の金融商品は運用期間中に適用される金利が変わらず、一般的に金利の下落局面の運用には適しています。
逆に変動金利の金融商品は一定期間ごとに適用される金利が見直されるため、金利の上昇局面の運用には適しているとされています。
単利と複利
金融商品の利息(利子)の計算方法には、単利と複利があります。
単利は、常に最初に預け入れた元本に対して利息計算が行われるもので、満期時の元利合計額は次の算式により計算されます。
複利は、常に途中で支払われる利息(利子)を元本に組み入れた新しい元本に対して利息計算が行われるものです。
利息が元本に組み入れられるサイクルは、商品によって1カ月複利・半年複利・1年複利等様々です。
なお、満期時の元利合計額は次の算式により計算されます。
計算の例
100万円を年3%(0.03)で3年間運用した場合の満期時の元利合計額(利息から控除される所得税額を考慮しない金額)
単利の場合
100万円×(1+0.03×3)=1,090,000円
半年複利の場合
100万円×(1+0.03/2)3×259=1,093,443円
(円未満四捨五入)
1年複利の場合
100万円×(1+0.03)3=1,092,727円
(円未満四捨五入)
まとめ
FP試験では、単利と複利の利息の計算方法は、頻出項目です。
「元本○円を年利○%で○年運用した際の元利計算額」の算式は覚えておきましょう!
この計算式を知っていると、日常生活でも役立ちます!
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