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司法書士試験<過去問題肢別チェック ■刑法(刑法総論 刑罰)>

<問題1> 罰金100万円の刑を言い渡す場合には、その刑の執行を猶予することができない。○か×か?

解答

【解答1】 ○ 刑法25条1項は、「3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金の言渡しを受けたとき、・・・1年以上5年以下の期間、その執行を猶予することができる」としているので、罰金100万円の刑を言い渡す場合には、その刑の執行を猶予することはできない。【平16-25-ア】

 

<問題2> 執行猶予の判決が確定した後、その確定前に犯した罪について刑を言い渡す場合には、その刑の執行を猶予することができない。○か×か?

解答

【解答2】 × 執行猶予の判決が確定した後、その確定前に犯した罪について刑を言い渡す場合、つまり、併合罪の余罪に対する執行猶予は適用できるとするのが判例である(最判昭32.2.6)。【平16-25-エ】

 

<問題3> 殺人事件に使用された拳銃の弾倉及びサックは、刑法上の没収の対象にならない。○か×か?

解答

【解答3】 × 殺人事件に使用された拳銃は、「犯罪行為の用に供し、・・・た物」(犯罪供用物件、刑19条1項2号)として、没収することができる。さらに、主物を没収するときは、従物も没収することができる。拳銃の弾倉及びサックは、拳銃の従物にあたる。したがって、殺人事件に使用された拳銃の弾倉及びサックも、没収することができる。【平元-24-1改】

 

<問題4> 強制執行を免れるために通謀して仮装譲渡した自家用車は、刑法上の没収の対象にならない。○か×か?

解答

【解答4】 × 強制執行を免れるために通謀して仮装譲渡した場合、強制執行妨害罪(刑96条の2)が成立する。したがって、強制執行を免れるために通謀して仮装譲渡した自家用車は、「犯罪行為を組成した物」(犯罪組成物件、刑19条1項1号)として、没収することができる。【平元-24-2改】

 

<問題5> 賭博で得た金銭を自己の銀行口座に預金して得た預金利子は、刑法上の没収の対象にならない。○か×か?

解答

【解答5】 ○ 賭博で得た金銭は、「犯罪行為・・・によって得た物」(犯罪取得物件、刑19条1項3号)として、没収することができる。しかし、賭博で得た金銭を自己の銀行口座に預金する行為は、何ら犯罪を構成せず、預金して得た預金利子は、没収することができない。【平元-24-4改】

 

<問題6> 執行猶予の期間中の者に懲役刑を言い渡す場合には、その刑の執行を猶予することができない。○か×か?

解答

【解答6】 × 「前に禁錮以上の刑に処せられたことがあってもその執行を猶予された者が1年以下の懲役又は禁錮の言渡しを受け、情状に特に酌量すべきものがあるとき」は、再度の執行猶予を認められ得る(刑25条2項)。したがって、執行猶予中にさらに罪を犯した者について、その刑の執行を猶予することができないとするのは誤りである。【平16-25-イ】

 

<問題7> 執行猶予の期間中の者に禁錮刑の実刑判決が言い渡された場合には、執行猶予の言渡しを取り消さなければならない。○か×か?

解答

【解答7】 ○ 刑法26条1号は、「猶予の期間内に更に罪を犯して禁錮以上の刑に処せられ、その刑について執行猶予の言渡しがないとき」は、執行猶予の言渡しを取り消さなければならないとしている。【平16-25-ウ】

 

<問題8> 正当な権原なく他人の土地を占拠して建築した物置小屋は、刑法上の没収の対象にならない。○か×か?

解答

【解答8】 × 正当な権原なく他人の土地を占拠して物置小屋を建築すると、不動産侵奪罪(刑235条の2)が成立する。当物置小屋は、「犯罪行為の用に供し、・・・た物」(犯罪供用物件、刑19条1項2号)として、没収することができる。【平元-24-3改】

 

<問題9> 違法な堕胎手術に対する報酬として得た金銭は、刑法上の没収の対象にならない。○か×か?

解答

【解答9】 × 違法な堕胎手術をした者には、堕胎の罪(刑212条から216条)が成立する。違法な堕胎手術に対する報酬として得た金銭は、「犯罪行為の報酬として得た物」(犯罪報酬物件、刑19条1項3号)として、没収することができる。【平元-24-5改】

 

<問題10> 前に禁錮以上の刑を受けてその執行を終わった者に懲役3年の刑を言い渡す場合には、その刑の執行を猶予することができない。○か×か?

解答

【解答10】 × 刑法25条1項2号は、「前に禁錮以上の刑に処せられたことがあっても、その執行を終わった日…から5年以内に禁錮以上の刑に処せられたことがない者」に懲役3年以下の刑を言い渡す場合には、その刑の執行を猶予することができるとしている。【平16-25-オ】

 

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