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遊興費が返還不要なわけ

民法121条のただし書についてです。未成年者は、現に利益を受けている限度において、返還の義務を負うとのことですが、未成年者が受領した金銭を遊興費として浪費した場合、なぜ現存利益がないことになるのか分かりません。生活費や借金として支払った場合は返す必要があって、遊んで使ったら返さなくてよい、というのはおかしい気がします。

 

「現に利益を受ける限度」のその限度とは、受けた利益がそのままの形で、または形を変えて残っている場合を言います。

借金の返済や生活費の支払いに充てた場合は、そのことにより自己の財産の減少を免れたという利益を受けていますので、形を変えた状態で利益が残っていますが、無益に消費してしまえば利益は残っていません。

したがって、遊行費として浪費してしまえば、現存利益はないことになります。

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