「答練は何度も解くことで、解く時間が絶対に早くなり正解率も向上」渡辺 皇介 さん

渡辺 皇介 さん

簿記論合格
目次

1 受験回数

受験回数は、独学でほとんど勉強せずに受けた1回を含め、3回目になります。
昨年は、簿財アドバンスを1年しっかり勉強して簿記論と財務諸表論を受験し、財務諸表論は合格、簿記論は残念ながら不合格という結果でした。
今年は簿記論を受験し、合格することができました。

2 私の学習方法、仕事との両立について

簿記論の勉強は2年目ということで、1年目と違う点が多々ありました。
1年目にはINPUTを効率よく行うことと、理解の向上にも役立つだろうとの思いもあって、授業の板書は全てノートに取っていました。それは、聞いたり見たりするだけより知識の定着や理解の向上に役立ったと思います。
今年については、板書をノートに取ることはせず、DVDを見る中で理解が不十分だったところを再度見直したり、答練の解き直しをすることにより重点を置くようにしました。

実は、これには他の要因もあって、財務諸表論を合格したことにより、転職したこともありそれ以前と同様に勉強時間を取ることが難しくなりました。当然勉強時間が減れば、できることが限られてくるので、その中で何ができるかという部分で必然的に出来てきた形でもありました。

また、答練の解き直しにしても、第1問と第2問で1時間、第3問だけで1時間という形で分けることにより、短い時間の中でもOUTPUTの練習をするように心掛けました。
また、解き直しに関して本当に誰もが言っているありふれたことなのですが、何度も解くということが大切だと思います。何度も解くことにより問題を解く時間は絶対に早くなり2時間かからなくなりますし、正解率も圧倒的に向上します。

そうなってくると自分に自信が持てるようになりますし、また初見の問題の取捨を素早くできるようになります。実際に今年の問題では、リース取引の貸し手側の処理の問題が出題されましたが、そのような特殊な問題は切ってしまい、自分が解ける問題に集中して時間を使うという判断が試験中にできたので、そういった部分も”合格”という結果に結びついたのではないかと思います。

とにかく、この問題については誰にも負けない、というくらい自信がつくまで(何度も解くぐらいの気持ちで)答練を何度も解いたら良いと思います。

3 その他合格までのエピソード

税理士試験の特徴として、受験から合格発表までの期間が長いことが挙げられると思うのですが、この間のモチベーションの維持及び結果が思ったものと違ったときの気持ちの立て直しが次回受験時に大きく影響するものと思います。
実は、前回の受験では、簿記論・財務諸表論共に合格するものと思っていたので、合格発表までの間のモチベーション維持は全く問題なく、張り切って次の科目に進むことができました。もちろん、合格発表があるまで結果はわからないのですが、合格の見込みが少ないので同じ科目をもう一度やり直すのか、それとも次の科目に進むのか決めたら迷うことなくしっかり勉強することが大切だと思います。それは、合格発表までの3~4カ月を勉強するのとしないのとでは、やはりその後に大きく影響するのは間違いないからです。

合格発表後ですが、私の場合は2科目受験して1科目合格して1科目不合格という結果で、もしどちらかが落ちるとしたら財務諸表論だと思っていました。結果は想像していたものとは違い、財務諸表論合格、簿記論不合格でした。結果を受けて、その年の受験プランを変更し、簿記論を再度勉強し受験することにしました。

しかし、実はここからが苦しんだところで、簿記論の応用期から再度受講することにしたのですが、合格発表があってから、応用期が始まるまで1カ月ほどあるのですが、その間ほとんど勉強することができませんでした。そして応用期が始まってからは、教材が送られてくることから、それがペースメーカーとなってなんとなくは勉強できますが、一度勉強する習慣が無くなってしまうと再度はじめるのは、なかなか辛いものがありました。

その経験もあり、今年の受験後は、次の日から勉強を始めることができました。また今年の合格発表では、簿記論に合格することができましたので、もしまた不合格だったらどうなのか、という部分はわからないのですが、昨年とは違いそれほど気落ちすることもなく、またすぐ勉強を始めることができたのではないかと思います。それはやはり、一度経験した失敗を繰り返してはいけない、ということと、やはり自分がやると決めた以上結果がでるまでしっかりやるしかないからです。そしてやってきたことは、自信としてしっかり自分の中に根付くものだと思います。

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