H.Oさん（26歳、男性）
【合格科目】簿記論（1）財務諸表論（1）
【受講コース】【先行学習】１年3科目合格コース【簿財アドバンス＋消費税法】
【職業】税理士法人勤務
【1日の平均学習時間】４～５時間
【試験までの総学習時間】約１６００時間
※合格科目のカッコ内の数字は受験回数です。
はじめに
令和４年度税理士試験において簿記論、財務諸表論を一発で合格することができました。
ただ、消費税法は２点足りず本当に悔しい気持ちでいっぱいです。受験を決意してからの約１年半を振り返りながら合格体験記を記します。
ちなみに、前職は税務とまったく関係が無い職に就いており、転職を機に簿記を初めて勉強しました。
この世界に足を踏み入れてから約１年半で簿記論・財務諸表論に一発合格できました！応援してくださった、支えてくださった皆様に、お礼を申し上げます。
受験の動機
受験の動機は、転職で税理士法人に勤めることが決まり、資格取得による昇給に淡い期待を抱いたことだったと思います。
自分の能力を国家資格という明確な指標で示せ、勤務年数以外で評価される会社の制度に資格取得のモチベーションを感じました。
受験を検討した際、ネットで税理士試験について調べてみたところ、働きながらの取得は長期間を要する等の重々しい文面を目にしました。
その文面を見てこれからの受験生生活に不安を感じましたが、税理士試験は科目合格制をとっており、「無資格者→科目合格者→５科目合格者」という流れでだんだんとゴールに近付いていることを実感できる国家資格取得の試験が税理士試験だと私は捉えることにしました。
クレアールを選んだ理由
クレアールを選んだのは、はっきり言いますとそのお値段です。「税理士 通信講座」等で検索をしたところ、大手の専門学校と比べてそのお値段の安さに驚きました。
まず、簿記論と財務諸表論の取得を目標としておりましたので、非常識合格法を掲げる簿財アドバンスに魅力を感じ、簿財アドバンスを担当されている先生が消費税法も担当されるということだったので消費税法も受講しました。
受験を終え、振り返ってみると働きながらでも講座の視聴・課題をこなすことができたので、クレアールを選択してよかったです。
私の学習方法
基礎期
- 朝⋯早起きして個別問題を解く。理論暗記。
- 仕事の昼休み⋯理論暗記。
- 夜⋯講義の視聴。理論暗記。
平日は、大体上記の流れを繰り返しました。休日になると、上記の１つ１つに掛ける時間が増えました。基本、講義中に頂く指示に従い、配信される講義を追い掛ける感じでした。
ただ、３科目を同時に勉強していたので、それぞれの科目に掛ける時間のバランスを取るのが大変でした。自分のなかでバランスを取っているつもりでも、無意識のうちに科目に掛ける時間が偏るのを防ぐため、勉強時間管理アプリを用いてどの科目にどれくらいの時間を掛けているかを把握していました。
応用期
基本の流れは、基礎期とあまり変わらないですが、個別問題を解いていた時間に答練と解法マスターを繰り返し解くようになりました。社会人受験生の私はまとまった時間を取りづらく、丸々答練や解法マスターを解く時間がなかなか取れませんでした。
そのため、自分のなかで何回も解きたいと思った問題や箇所とそうでもない問題と箇所を選別し、必要箇所だけ何回も解き直しました。
理論に関しては、消費税法の理論の精度をこの時期くらいから上げていこうと思った一方で、財務諸表論は直前期に頑張って詰め込むことにしました。財務諸表論は計算が配点の５割を占めており、消費税法のようにベタ書きを求められないからです。
直前期
直前答練・応用答練・解法マスターを何回も解き直しました。
そして、消費税法と財務諸表論の理論暗記の精度をさらに上げました。この時期になると、解き直しと理論暗記を必死にただただ繰り返しておりました。
仕事との両立
社会人受験生の一番の悩みは、やはり勉強時間の確保かなと思います。
令和４年度税理士試験に向けた１年半においては、あまり他校の教材に手を出すことはせず、クレアールから届く教材と講義をこなすことに集中しました。
クレアールの講義は１回３０分だったため、仕事等の都合により勉強時間を確保できる日とあまり確保できない日の調整がとてもしやすかったです。あと、１回３０分の講義だと思うと、仕事終わりでも集中力を保って講義を視聴することができました。仕事から帰ってきて、夕食を食べた後に「とりあえず、３０分頑張ろう。」と思いながらパソコンを起動させ、そこから寝るまでの間勉強を続けられました。
最後に
１年半を振り返って、最初に思うことは「私、大変頑張ったな。」です。どの受験生も８月の試験を終えたあと、そう感じるのではないかと思います。まず、この１年半を頑張ることができた自分に感謝します。
そして、講義や添削等で大変お世話になりましたクレアールの講師・スタッフの方々に感謝申し上げます。クレアールのおかげで試験の日まで、勉強を続けることができました。