T.Kさん（31歳、男性）
【合格科目】財務諸表論（1）
【受講コース】2年5科目合格セーフティコース 1年目(簿財アドバンス・消費税法）
【職業】会社員
※合格科目のカッコ内の数字は受験回数です。
受験の動機
仕事が在宅勤務へシフトしたことにより、片道1時間以上の通勤時間が自由に使える時間に変わりました。そこで自分のスキルアップのために何かできないかと思い、資格の勉強を始めようと思いました。大学生の時に日商簿記検定1級までを取得しており、現在も会計に携わる仕事をしているため、将来のキャリアアップや転職なども見据えて会計に関わる資格を取りたいと思いました。いくつかある会計資格の中で税理士試験は自分のペースで受験科目を調節しながら勉強を進めることができますので仕事との両立もしやすいと考え受験することを決めました。
クレアールを選んだ理由
仕事との両立となるため勉強時間の確保が一番の課題と考えておりました。一般的に税理士試験の勉強量は多いとされています。少しでも効率的に勉強を進めたい（試験では満点を狙うのではなく、合格点の60点以上を押さえることができれば十分）と思っていたので、やみくもに量をインプットする勉強は避けたいと思っていました。そのような中で、クレアールの「非常識合格法」という方針に出会いました。合格に必要十分な論点に集中した勉強法は正に自分が探していた勉強方式でした。他校と比較したときに教材の量が少ないという点について、私はポジティブにとらえていましたがそうでない方もいるかもしれません。しかし、実際にいま私が合格体験記を書いていることからもクレアールを信じた選択は間違っていなかったと思っています。
私の学習方法
基礎期の間は個別計算問題集を繰り返し解いていました。個別問題集の問題はそれぞれ意図をもって問題設定がされていると思います。そのため、問題を解くときも何が論点になるかということを考えながら解いていました。そうすることで、このパターンの問題の時はどのポイントに注意しなければいけないというアンテナを高めることができました。応用期以降はひたすら答練を繰り返していました。何回も同じ問題を繰り返し解くことで、自分なりの型を持つことができました。また、問題量に合わせたペース配分についても身に着けることができました。税理士試験は時間との勝負になります。特に私は合格点を確実に確保するためにどの問題から優先的に解くかということを常に考えていました。このように、ただ問題量をこなすのでなく、実際の試験を想定した問題演習を続けたことで、結果本試験のときも普段の演習通りに問題を解き進めていくことができました。
また、理論の勉強はやはり理論問題集を繰り返し唱えていました。一言一句を覚えるというよりは、自分の言葉でもいいので内容をしっかりと理解しているかというのを確認していました。もちろん、講義の中で必ず覚えるフレーズも先生から言われますので、その部分については暗記しました。幸いにも私は家で勉強することがほとんどでしたので、理論はひたすら声に出して暗唱していました。声に出すことで結果として耳からも暗記をすることができるため、より記憶に残りやすかったです。
講義について
講義は録画配信であるため、2倍速で聴いていました。2倍速のメリットは2つあります。
まずは時間が半分で終わるため、その分他のことに時間を使うことができます。また、通常速度よりも当然早く講義が進むため、集中して聴かなくてはという気持ちが強くなり、より集中して勉強することができます。１回の講義は15分ほど（2倍速の場合）になるので、集中が切れることなく講義を終えることができます。私の集中力では１回で3~4講義が限度ではありましたが、密度の濃い勉強をすることができたと思っています。
その他の合格までのエピソード
クレアールを利用して個人的に一番良かったのは答練です。答練の難易度が絶妙なラインに設定されており、講義を聴いていれば必ず解ける内容なのですが、そうはいっても簡単には解けないという難易度になっています。また、時期が進むと答練の頻度が上がってくるため、自身の実力チェックのチャンスがたくさん訪れます。私は初見の答練はあまり出来が良くなかったのですが、逆にそれがモチベーションの維持にもつながりました。常に現状に満足することなく勉強と向き合うことができました。そして、試験当日も鞄の中には理論問題集と答練を入れていました。半分お守り代わりに持っていったのですが、結局試験が始まるまで見ていました。会場に入ってから試験が始まるまでの時間は以外に長く感じるため、答練を見返すことで気を紛らわせ、集中力を高めていくことができたと思います。
最後に
税理士試験の勉強は量も多く長期間にわたるため、大変と思われることも多いと思います。しかし、受験勉強をしてみて、新しい知識を吸収することは純粋に楽しいと感じました。そう思えるのは、河野上先生が初学者でも理解できるように丁寧に説明してくれたからだと思います。クレアールのテキスト・講義・答練の流れに乗っていけば合格までたどり着けますので、皆さんも受験勉強を頑張ってください。私も次の科目に向けて勉強を頑張りたいと思います。