E.Mさん（48歳、女性）
【合格科目】簿記論、財務諸表論、消費税法（3）
【受講コース】消費税法 レギュラーコース
※合格科目のカッコ内の数字は受験回数です。
クレアールを選んだ理由
私は、過去2回消費税法を受験しました。結果は、2回とも50点超えの不合格でした。受験に際しては、2つの大手予備校の講座を受けました。1年目は3月開講速習コースを、2年目は別の予備校の9月開講上級コースを受けました。いずれの学校も自習室は充実しており、毎日遅くまで勉強していました。
3回目の受験にあたり勉強方法を見直そうと考え、2年目の受験の際に併用していたクレアールの受講相談を利用することにしました。担当の方には、私のこれまでの勉強方法や今後の受験勉強の環境などをお話しました。そして、効率の良い勉強方法やマッチングした講座を紹介して下さったことから、通信講座を主軸にしようとキモチが決まりました。
私の学習方法
とにかく毎日やることです。計算は電卓や問題集、計算用紙がなければできませんが、理論は小さな問題集やスマホがあればできます。それらがなくても、覚えた理論を頭の中で繰り返すことはできます。これをやると、覚えていない曖昧なところがハッキリし効率よく理論暗記ができました。手続きに関する理論については、覚え難いものが多く苦労しました。しかし、提出書類を印刷して手続きをシミュレーションすることにより、理解が進み、記憶に残り易くなり、何とか覚えることができました。皆さんも自分なりに工夫すれば覚え難い理論も必ず覚えられると思います。
講義について
気持ち新たにということから、基礎からやり直すことにしました。河野上先生の講義はわかり易いだけでなく、受験三回目の私にも新しい学びや気づきが沢山あり、基礎期も興味深く勉強することができました。また、身近な事柄を例に挙げて消費税の仕組みを説明して下さり、理解が進み暗記にも役立ちました。また、応用期や直前期に入っても詰め込み講義にはならないことから、基礎期のペースを保ったまま、勉強を継続することができました。試験前には苦手な論点のおさらいをする時間が持て、焦らずに済みました。
仕事との両立
コロナ禍前は、月に一度4泊5日の出張することが珍しくありませんでした。どう勉強しようかと考え、宿泊先では理論暗記、帰宅後の週末は計算問題と決めて取り組みました。コロナ禍においては、テレワークになったことから、朝晩の通勤時間も勉強に充てました。講義を再視聴したり、理論を読んだり、テキストを読み直したりしました。出社日は電車が空いていることから、理論問題集を広げて読みました。コロナ禍前後、勉強の環境や仕方に変化がありましたが、カリキュラムを拠所にして仕事と両立することができました。幸い勤務先が資格取得を奨励していることから、職場の上司も受験の難しさをよく理解して下さり、配慮して頂きました。その分、心理的負担も重かったことも事実です。しかし、重圧という名の励ましによって一層勉強に身が入ったように感じています。
受験勉強での注意点
仕事や家事で疲れているときは、効率が上がりませんでした。そういうときは無理をせず、少し休んでからするようにしました。目を閉じたり、窓から遠くを見たりして、頭や目を休めるようにしました。また、肩こり対策として、両肩のぐるぐる回しを習慣にしていました。受験勉強は眼精疲労と肩こりとの闘いでもありました。
通信講座だからできたこと
教室受講や自習室利用による勉強スタイルから自宅学習に変更していたことが有利に働きました。クレアールは通信講座に特化しているため、映像だけでなく、テキストや問題集、板書の資料までもが洗練されており、質問をする必要がほとんどありませんでした。他の大手予備校とは異なり、通信講座のみであることから、テキストや問題集などの完成度が高いと感じました。このような質の高い通信講座に出会えたからこそ、コロナ禍において最後までやり抜けたと実感しています。また、何度も視聴すると、先生の説明が頭の中で繰り返せるようになり、論述試験には打って付け＆持って来いだと思います。
最後に
私は、試験において10分近く時間が余ってしまい、何か重大な過ちを犯したのではないかと不安感が沸き起こりました。しかし、講義中に何度も先生がおっしゃっていたように、最後まで諦めずに力を出し切ろう！と思い、見直して、汚くて読めそうにない文字や数字を直したり、理論を追記したりしました。
結果通知書を封筒から出し透かして見たところ、点数ではなく別のことが印字されているようでした。あれ？もしかして！と思い切って開いたところ、「合格令02」の記載がありました。嬉しくて、結果通知の依頼葉書が届く前にクレアールにメール報告してしまいました。
初めて税理士試験を受けた23歳の時から四半世紀経ち、ようやく受験生活にピリオドを打つことができました。クレアールの皆様、ありがとうございました。