令和8年度司法書士試験合格

関谷 雄二さん
合格体験記
21年間の銀行勤務に区切りをつけ、4度目の挑戦でつかんだ合格
受講コース
2026・27年合格目標 中上級パーフェクトBコース安心保証プラン
令和8年度司法書士試験の成績
午前の部・択一式90点、午後の部・択一式78点、記述式106点 合計274点
受験回数4回(令和5~7年度は基準点未達)
司法書士を目指した理由
私は21年間銀行に勤務してきました。長年にわたって銀行業務に携わる中で、仕事に対する責任感や、お客様との信頼関係の大切さを学んできました。長年勤めてきた銀行での仕事にもやりがいはありましたが、将来を考えたとき、自分自身の可能性を広げるために新たな挑戦をしたいと考えるようになりました。
実家が司法書士事務所を営んでおり、司法書士という職業であれば、これまでの社会人経験も生かしながら、新たな道を歩むことができると考えました。もちろん、司法書士試験は難関試験です。仕事を続けながら合格を目指すことは簡単ではありませんでしたが、将来の目標を実現するためには、まず行動を起こすことが必要だと思い、受験を決意しました。
こうして、銀行員として働きながら、約3年間司法書士試験の勉強を続けることになりました。
クレアールを選んだ理由・決め手
受験勉強を始めるにあたり、私が重視したのは、費用と学習のしやすさでした。
銀行の仕事は日々の業務に追われることも多く、学習に充てられる時間も限られるため、自分の生活に合わせて勉強を進められる環境が必要でした。また、地方に住んでいるため、専門学校に通うことも困難でした。
司法書士試験は長期間にわたる学習が必要になるため、受講費用についても慎重に考える必要がありました。家族の生活を支えながら勉強を続ける以上、費用面でも納得でき、継続して学習に取り組めることが重要でした。
そのような条件を踏まえて検討し、当初はクレアールよりも安価な他校の通信講座を受講しました。しかし、紙冊子等のテキストはなく講義動画を視聴するインプット中心の学習でした。学習を続ける中で知識の整理とアウトプット学習の重要性、記述式対策の強化の必要性を感じて、他の通信講座を探していたところ、『択一六法』の評判を目にして費用面も考慮し、紙冊子のテキストも充実しているクレアールの司法書士講座を令和7年10月から受講しました。
クレアールで学習して良かった点
クレアールで学習して良かったと感じているのは、通信講座を通じて、自分のペースで学習を進められたことです。仕事をしながら勉強していると、予定どおりに学習時間を確保できないこともあります。仕事が忙しい時期には、勉強に十分な時間を割くことが難しく、思うように学習が進まないこともありました。そのような状況でも、自分の都合に合わせて学習を進められることは、大きなメリットでした。仕事と勉強を両立するうえで、学習の進め方を自分の状況に合わせられることは、勉強を継続するための支えになりました。
合格に向けて効果的だった学習方法・工夫
私が合格に向けて特に重要だと感じたのは、過去問を繰り返し解くことと隙間時間の活用です。
司法書士試験は、学習範囲が広く、知識を身につけるだけでも相当な時間が必要です。一方で同じような論点が繰り返し出題されている試験です。学習に充てられる時間が限られている中では、過去問を徹底的に解くことが最も効率的な学習方法だと感じました。
問題を解くことで、自分が理解できている部分と、まだ十分に理解できていない部分を確認し、必要な部分のみ講義動画を視聴するスタイルで学習しました。
具体的には、『択一式過去問題集』と『デジタル過去問題集』を印刷して35問を1時間で解き(特に午後の択一を意識して)、その後解説を2~3時間ほどかけて丁寧に理解する学習を繰り返しました。問題演習を通じて知識を確認することで、学習した内容を整理し、理解を深めることにつながり、自分の理解が曖昧な部分にも気づくことができます。司法書士試験では、一度勉強した内容でも、時間が経つと忘れてしまうことがあります。知識を覚えたつもりにならず、問題を通じて確認することが重要だと考えました。
記述式については、『合格書式マニュアル』と『記述式ハイパートレーニング』でひな形や基本的な問題を学習したうえで、試験前3か月は市販のテキストも併用して過去問を繰り返し解きました。過去問で間違った部分や知識が曖昧な部分は『合格書式マニュアル』に戻って、ひな形をもう一度確認しました。
隙間時間の活用においては、通勤時や移動時に数十分の時間があれば【中級】択一六法マスター講義の講義動画を聞きインプット学習の時間に充て、昼休憩時や数分の空き時間があればCROSS STUDYでの問題演習に充てました。とにかく1~2分でも時間があれば問題を1問でも解くことを意識していました。
具体的な対策
〈午前の部〉
時間に余裕があるので問題を読み間違えないようにじっくり解きました。1時間20分ほどで解き終わり、余った時間は見直しに充てました。
〈午後の部(択一式)〉
択一は1時間以内に解くと決めて、日頃から35問を1時間で解く練習をして臨みました。民事訴訟法が想定外に難しかったのですが、時間をかけずに分かる範囲で解答しました。見直しの時間はとれないので、スピーディーに、かつ問題を読み間違えないように1時間以内で解きました。
〈午後の部(記述式)〉
日頃から1問1時間を心掛けて過去問を繰り返し解く学習をしてきました。本番の商業登記では問6の「登記することができない事項」を見つけることができず、全て登記できる事項として記載しましたが、結果として合格点に届きました。
モチベーション関係
約3年間の受験勉強の中で、大きな転機となったのが、令和8年3月末に銀行を退職したことです。
21年間勤めてきた銀行を退職することは、決して簡単な決断ではありませんでした。家族の生活や将来への不安もありましたが、仕事を続けながらでは十分な勉強時間を確保することが難しいと感じていました。司法書士になるという目標を実現するために、学習環境を変える必要があると考え、退職を決断しました。
退職後は、それまで仕事に充てていた時間を勉強に回せるようになり、学習時間を増やすことができました。そして、退職後初めて受験した令和8年度の試験で合格することができました。勉強に取り組める時間が増えたことで、これまで以上に学習に向き合える環境を整えることができたと感じています。
もちろん、退職すれば必ず合格できるわけではありません。しかし、自分が選んだ道に責任を持ち、目標に向けて努力を続けることが大切だと考えていました。
仕事と勉強を両立してきた約3年間の経験と、退職によって学習環境を変えたことの両方が、今回の合格につながったと感じています。
合格を振り返って、これから受験する方へのメッセージ
勉強を始めた当初から、すべてが順調だったわけではありません。仕事との両立に苦労し、将来について悩み、最終的には21年間勤めた銀行を退職するという大きな決断もしました。そのような過程を経て合格にたどり着けたことは、自分にとって大きな自信になりました。
これから司法書士試験を目指す方の中には、仕事や家庭との両立に悩んでいる方や、学習を続けていても思うように成果が出ず、不安を感じている方もいると思います。
私自身も、働きながら勉強を続けることの難しさを経験しました。だからこそ、限られた時間の中でも、自分に合った学習環境を選び、過去問や答練・模試などを活用しながら、学習を積み重ねていくことが大切だと感じています。
また、必要に応じて自分の学習環境を見直すことも重要です。私の場合は退職という大きな決断をしましたが、それぞれの生活や仕事の状況によって、最適な方法は異なると思います。自分の置かれた状況を踏まえ、合格に向けて何ができるのかを考えながら取り組むことが大切ではないでしょうか。
今回の筆記試験合格は、私にとって新しいキャリアへの第一歩です。今後は司法書士として必要な知識や実務能力を身につけ、これまでの銀行員としての経験も生かしながら、成長していきたいと考えています。
最後に、これまで支えてくれた家族と、学習を支援してくださったクレアールの皆様に、心より感謝申し上げます。
