令和8年度司法書士試験合格
S.Sさん
合格体験記
子育てと仕事を両立し、6回目の挑戦でつかんだ合格
受講コース
2025・26年合格目標 上級パーフェクトコース安心保証プラン
司法書士資格を目指した理由
私が司法書士を目指した理由は、資格をとって手に職をつけたいと思ったからです。勉強を始めたとき、私は専業主婦で、娘は1歳になったばかりでした。毎日子供と過ごす時間はそれはそれで充実していましたが、社会とのつながりのない生活に不安もありました。ずっと専業主婦でいるつもりもないけれど、ブランクがどんどん長くなっていって果たして再就職できるのだろうか?という焦りもどんどん大きくなっていきました。かといって子供も小さい、実家も遠い、夫は転勤もあるという状況で、すぐに就職するのは現実的ではなく、それならば、将来的に社会復帰できる準備をしておこうと考えました。他にも様々な資格はありますが、法学部出身で、行政書士試験にも合格していたので次は、ということで司法書士も取ろうと決意しました。
クレアールを選んだ理由・決め手
クレアールを選んだ理由は、受講スタイルと費用です。当時、通える範囲に予備校はなかったので、オンラインで受講できることが絶対条件でした。調べる中で、他の講座と比べて費用が安く、安心保証プランもあったことからクレアールに決めました。
クレアールで学習して良かった点
講義動画は基本知識がゆっくり丁寧に解説されている印象です。単元も細かく設定されていて、少しずつ視聴することができます。速度設定もできるので、私は1.5倍速で視聴することが多かったです。
『択一六法』も活用することができました。『登記六法』も買いましたが、重いし、条文だけだとあまり頭に入ってこなくて、使いにくいと感じました。『択一六法』では、条文をわかりやすく解説してあって、また受験に必要な過去問知識もまとめて学習できるので、効率的に試験勉強をすることができます。
実力完成総合答練では、午前の部の択一式に加えて記述式の問題演習もできたので、記述の実践もしっかりできたと思います。
※編集部注:「実力完成総合答練」は、全6回で構成される答練です。奇数回は午前の部の択一式35問と記述式2問、偶数回は午後の部の択一式35問と記述式2問を出題します。実際の司法書士試験では、記述式問題は午後の部のみで出題されますが、本答練では記述式の演習機会を増やし、実践力を高めることを目的として、午前の部に相当する奇数回にも記述式問題を設けています。
途中から始まったCROSS STUDYは外出時や隙間時間に役に立ちました。仕事の合間の待ち時間や、本を開いてやるほどの時間もないようなときにさっとできるので、助かりました。
合格に向けて効果的だった学習方法・工夫
最終的には過去問が大事だと思います。過去問を解いていると、自分の苦手なところがはっきりしたり、さらには全く分かっていないなというところが出てきたりしました。テキストや『択一六法』も見直しつつですが、私は過去問を繰り返しやることで、基礎知識が自分の中に定着してきたと思います。また、何度も出題されている論点もだんだんとわかってくるので、出ればしっかり得点できると思えるところもだんだんと増えていきました。
答練が終わってからの直前期も過去問を繰り返しやりました。記述に自信があったわけでもありませんが、基準点を超えないことにはどうにもならないという思いで、割り切ってとにかく過去問をやりました。これが効果を発揮して、今回午前の部では102点、午後の部の択一では87点取ることができました。記述は75点(基準点70点)と低めだったので、択一でしっかり得点できたからこそ今回合格できたと思っています。
答練は時間をきちんと測りながらやるのが大事だと思います。最初は時間が足りずに焦りますが、だんだん安定して最後まで解けるようになってきます。時間内にきちんと解けたという経験は本番への安心材料にもなりました。時間は大丈夫だから、一つ一つ問題を解いていけば大丈夫という気持ちで試験に臨むことができました。
私が合格するまで
〈初回受験と時間不足の壁〉
私は合格するまでに、計6回受験しました。最初の受験は勉強を始めて半年ほどでの受験で、記述式の勉強も一切していないような状態でした。当然問題も全然解けなかったのですが、とにかく「時間が足りない」と衝撃を受けました。問題文の量・長さ・記述式問題のページ数、とにかく多くて読むだけでどんどん時間が過ぎていきます。このまま勉強していって、この量をこなすことができるようになるのだろうか?と不安になりました。この点に関しては過去問で知識を増やしていって、きちんと時間を意識して答練をやることで、自然とできるようになっていった感じです。
〈司法書士事務所での勤務と周囲の支え〉
後半3年間は補助者として、司法書士事務所で週3回程度パートをしながら受験しました。運よく家の近くで募集があり、採用してもらえました。仕事・子育て・勉強とバランスをとるのは最初は大変でしたが、事務所の理解もあり、直前期はお休みをもらって勉強させてもらいました。また、事務所の先生も7回目の受験で合格したとのことで、何回も不合格で落ち込んだり、試験が近づいてきてそわそわしたりする気持ちをすごく分かってくれて、励ましてくれました。同僚も応援してくれて、気持ちの面でとても支えてもらいました。専業主婦のまま家にこもって勉強し続けるのは難しかったと思っています。行き詰まっている方は少し環境を変えてみても良いかもしれません。
〈4回目の受験と1点差の不合格〉
私が択一の基準点を初めてクリアしたのは4回目の受験の時(令和6年度)です。この時、記述式もきちんと書くことができて、104点だったのですが、総合点で1点足りず、不合格でした。合格できたかも、と思っていたのですが、かなりショックでした。しばらく勉強する気にならなかったのですが、事務所の先生に勉強の仕方は間違ってないってことだから、と励ましてもらいました。先に合格した方の話を聞くと合格者には惜しいところまで行って不合格だった経験をした人も結構いるようです。簡単に合格できる試験ではないので、皆さん苦労しているのだなと思いながら、また、これまで勉強してきた時間を無駄にはしたくないという思いで、何とか勉強を続けてきました。この1点足りなかった経験から、やはり択一の基準点ギリギリでは合格は難しいと思い、過去問を頑張ろうと思いました。
〈本試験の時間配分とマークの工夫〉
試験当日の時間配分に関しては、午後の部の択一は1時間10分程度かかったと思います。答練でもたいていそれぐらいかかっていましたので、落ち着いて記述に取り掛かることができました。択一でしっかり得点しなければと思っていたこともあり、私はシンプルに順番通り解答していくスタイルでずっとやっていました。ページをめくって戻るのに時間を使ったり、バタバタしてマークミスしたりするのも怖かったので、1問ずつマークする派でした。それでも答練では同じ問題に2つマークしてしまうというミスもしていたので、本番では問題の番号を確認してマークすることを徹底しました。
〈子育てと学習の両立〉
子育て中ということで、やはり勉強時間の確保にはとても苦労しました。もちろん、集中して勉強し、最短で合格するのが費用面でも精神面でもよいとは思いますが、それは最初から諦めていました。実際、2人目の出産や引っ越しもあり、全く勉強していなかった期間もあります(1年近く勉強は休んでいました)。一応勉強していた時期も、できない日もあったり、思っていたところまでできなかったり、いつになれば合格できるだろうかと気が遠くなったことも何度もありました。私が意識していたことは、絶対に無理をしないことです。生活もあり勉強に全力で集中することは無理なので、「いつか合格すればいいや」という気持ちで、長く勉強し続けることを考えていました。スケジュールも決めすぎると消化できなかった時のストレスが大きいのであまり決めずに、できるときにやるという感じで勉強していました。とはいえ、長引くと毎年試験が近づくたび本当にしんどいので、時間をとれる方は最短合格目指して頑張った方が楽だと思います。
メッセージ
司法書士試験は科目も多いし、覚えることはたくさんあります。しかしながらコツコツと積み上げていけば合格できる試験だと思います。私は6年かかりましたが、少しずつ実力をつけていったことで、合格できました。正直問題との相性など運もあると思います。私も苦手を全部つぶして試験に臨んだわけではありません。分かるところが出てくれ、と願いながら当日を迎えました。それでも6回目でやっと合格することができましたので、皆さんも諦めずに勉強を続けていってください。
