大学での学びを土台に、6か月でつかんだ全国総合1位

全国総合1位

令和8年度司法書士試験合格

林 奏羽さん

合格体験記

大学での学びを土台に、6か月でつかんだ全国総合1位

受講コース

2026・27年合格目標 超短期全力投球W受験コース

目次

司法書士資格を目指した理由

私が司法書士資格を目指した一番の理由は、法学部生として大学で学んできた法律の知識を活かせる場を求めていたからです。

大学では法学部に所属し、さまざまな法律科目を学んできました。学習を進める中で、せっかく大学で法律を学んできたのだから、そこで得た知識を活かせる仕事に就きたいという思いが次第に強くなっていきました。一方で、弁護士などの法曹を目指したいという気持ちは特になく、法律に関わる仕事に就きたいという漠然とした思いはありながらも、具体的にどのような資格や職業を目指すべきかについては、当初は明確に定まっていませんでした。

そのような中で、学部の講義を受ける際に、たびたび登記という制度に触れる機会がありました。民法や会社法などの学習を通じて、不動産や会社に関する権利・法律関係を公示する登記という仕組みに興味を持つようになり、登記に関する専門的な知識を身につけ、それを仕事に活かすことができる司法書士という資格に関心を抱くようになりました。

司法書士は、大学で学んできた法律の知識を土台としながら、登記をはじめとする専門的な法律実務に携わることができる資格です。法律を学んできた経験を活かしたいという自分の思いと、講義を通じて関心を持った登記という分野が結びついたことが、司法書士を目指す大きなきっかけとなりました。

もちろん、大学で法律を学んでいたとはいえ、司法書士試験で求められる知識の範囲や深さは、学部の講義とは大きく異なります。試験科目も多く、択一式だけでなく記述式への対応も必要であるため、合格までの道のりは決して簡単ではないと感じていました。それでも、これまで学んできた法律の知識をさらに深め、専門性を身につけることには大きな意義があると考え、司法書士試験への挑戦を決意しました。

クレアールを選んだ理由

司法書士試験の学習を始めるにあたり、まず考えたのは、独学で勉強するか、予備校や通信講座を利用するかということでした。

法学部で法律を学んできたため、大学で使用した教材や市販のテキストを活用して独学することも選択肢の一つではありました。しかし、司法書士試験は試験範囲が非常に広く、大学の講義で扱う内容よりも詳細な知識が求められます。また、法律の知識を身につけるだけでなく、試験で問われる論点を整理し、択一式や記述式の問題に対応できる実践力を養う必要があります。そのため、独学では、どの教材を使うべきか、どの範囲をどこまで学習すべきかを自分で判断しなければならず、教材選びや学習方針の決定に余計な時間がかかってしまうのではないかと考えました。

特に重視したのが、使用するテキストの統一性です。独学の場合、科目ごとに異なる出版社の教材を使用したり、分からない箇所を別の参考書で補ったりすることも考えられます。しかし、そのような方法では、教材によって説明の仕方や知識の整理方法が異なり、情報が分散してしまう可能性があります。学習範囲の広い司法書士試験では、複数の教材を行き来するよりも、基本となる教材を統一し、そこに知識を集約しながら繰り返し復習する方が効率的ではないかと考えました。

そこで、講義とテキストを組み合わせて体系的に学習でき、学習の軸となる教材を定めやすい通信講座を利用することにしました。

数ある講座の中からクレアールを選んだ理由の一つは、受講費用の安さです。司法書士試験は合格までに一定の学習期間を要するため、受講料だけでなく、教材や模試なども含めた学習にかかる費用は、講座を選ぶうえで重要な判断材料でした。できるだけ費用を抑えながらも、合格に向けて必要な講義や教材を利用できる環境を整えたいと考えていた私にとって、クレアールの受講費用は大きな魅力でした。

また、通信講座であれば、自分の生活リズムに合わせて学習を進めることができ、理解が不十分な部分については講義を見直すこともできます。通学のための移動時間を必要とせず、自分のペースで学習できる点も、自分に合っていると感じました。

以上のように、受講費用を抑えられることに加え、講義とテキストを軸にして学習内容を一元的に整理できること、そして自分のペースで学習を進められることが、クレアールを選んだ主な理由です。限られた時間と費用の中で、教材選びに悩むことなく学習そのものに集中できる環境を整えたいと考え、クレアールの講座で司法書士試験の勉強を始めることにしました。

クレアールで学習してよかった点

クレアールで学習してよかったと感じたのは、講義とテキストを活用して法律の全体像を把握し、その後の問題演習につなげられたことです。

司法書士試験では、個々の条文や判例を暗記するだけでは十分ではありません。制度が設けられた理由や、似た制度との違い、具体的な事例に適用した場合の結論まで理解する必要があります。学習を始めた当初は、専門用語や制度の複雑さに戸惑うこともありましたが、講義を通じて基本的な考え方を学び、テキストで知識を整理しながら問題演習に取り組むことで、少しずつ知識がつながっていきました。

また、学習を進めるうえで、テキストの存在は大きかったと感じています。司法書士試験は学習範囲が広く、複数の科目を並行して勉強する必要があるため、知識を整理し、必要なときに確認できる教材があることは重要です。クレアールのテキストや『択一六法』を学習の軸として使用することで、情報を一か所に集約しやすくなり、復習の際にもどこを確認すればよいかが明確になりました。

一方で、講義を受けて内容を理解したつもりでも、実際に問題を解いてみると正解できないことがありました。その経験から、講義を受けること自体を目的にするのではなく、学んだ知識を問題演習で確認し、実際に使える知識として身につけることが重要だと考えるようになりました。

問題演習で間違えた際には、正解を確認するだけで終わらせず、テキストに戻って該当する論点を確認し、知識の整理を行うようにしました。特に、似た制度を混同していた場合には、それぞれの要件や効果、例外などを比較しながら理解することを意識しました。このように、テキストを知識の拠り所とし、問題演習を通じて理解度を確認することが、学習を進めるうえで効果的だったと感じています。

クレアールを利用したことで、学習の軸となる教材を定め、講義で学んだ内容を問題演習につなげるという流れを作ることができました。司法書士試験では、覚えるべき知識が多いからこそ、教材を増やしすぎず、基本となるテキストを繰り返し活用しながら、問題演習を通じて知識を定着させていくことが大切だと感じました。

択一式試験で効果的だった対策

択一式対策で特に意識したのは、問題を解く回数を増やすことと、間違えた理由を明確にすることです。

司法書士試験の択一式では、細かな知識だけでなく、制度の趣旨や要件、例外、判例の考え方などを正確に理解しているかが問われます。曖昧な記憶のまま問題を解いていると、選択肢の表現を少し変えられただけで判断できなくなることがありました。

そこで、問題を解いた後には解説を確認し、正解の根拠を自分の言葉で説明できるかを意識しました。正解した問題であっても、偶然当たったものや、根拠が曖昧だったものは復習対象にしました。反対に、間違えた問題については、解説を読むだけで終わらせず、教材に戻って関連する知識を整理しました。

特に効果があったのは、間違えた問題を繰り返し解くことです。一度間違えた問題は、時間を空けて再度解くことで、知識が定着しているかどうかを確認できます。同じ問題を何度も間違える場合には、単純に答えを覚えるのではなく、混同している制度の違いを整理するようにしました。

また、過去問を通じて出題の形式や問われ方に慣れることも重要でした。知識があっても、問題文の条件を読み落とすと正解できません。そのため、誰が、どのような立場で、どのような行為をしたのかを正確に把握し、問題文の条件に沿って判断する練習を重ねました。

記述式試験への取り組み

記述式試験については、択一式の知識を身につけるだけでは対応できない難しさを感じました。不動産登記法と商業登記法では、問題文に記載された事実関係を正確に読み取り、必要な登記や申請内容を判断したうえで、答案としてまとめる力が求められます。

当初は、問題文を読んでも何から考えればよいのか分からず、登記すべき事項をどのように判断すればよいのか戸惑うこともありました。また、必要な知識を持っていても、問題文の事実関係と結びつけて考えることができず、正しい答案を作成できないこともありました。

そこで、記述式の問題に取り組む際には、まず問題文を丁寧に読み、登記に関係する事実や条件を整理することを意識しました。不動産登記法では、登記の目的や原因、当事者、必要な添付情報などを確認し、商業登記法では、会社の機関や決議、登記事項の変更、申請に必要な手続きなどを整理してから答案を作成するようにしました。

また、問題を解いた後の復習も重視しました。模範解答と自分の答案を比較し、単に正解・不正解を確認するだけでなく、どの事実を見落としたのか、どの論点の理解が不十分だったのかを振り返るようにしました。知識が不足していた場合には『合格書式マニュアル』に戻って該当箇所を確認し、問題文の読み取り方に原因があった場合には、どの情報に注目すべきだったのかを整理しました。

さらに、記述式の学習では、問題を解くことを通じて択一式の知識も深められると感じました。登記手続きの具体的な流れや必要な要件を確認することで、個別の知識が実際の手続きの中でどのように使われるのかを理解しやすくなりました。択一式で学んだ知識と記述式の問題演習を結びつけることで、法律や登記手続きに対する理解をより深めることができたと思います。

記述式試験は、知識を覚えるだけでなく、それを具体的な事例に当てはめ、適切な答案として表現することが重要です。最初から完璧な答案を作成しようとするのではなく、問題演習と復習を繰り返しながら、自分の弱点を一つずつ克服していくことが大切だと感じました。

本試験の成績と受験歴

司法書士試験を受験するのは今年度が初めてになります。本試験の成績としては、午前の部・択一式:105点、午後の部・択一式:93点、不動産登記法・記述式:69点、商業登記法・記述式:63点、合計 330点です。

※編集部注:林さんは、令和8年度司法書士試験において、午前の部の択一式、午後の部の記述式、総合得点のいずれも全国1位という成績を収められました。

CROSS STUDYの活用方法

学習を効率よく進めるうえで役立ったのが、CROSS STUDYを活用した復習です。司法書士試験は学習範囲が広いため、講義を一度視聴しただけでは、時間の経過とともに知識が薄れてしまいます。特に、似たような制度や例外的な取り扱いは混同しやすく、繰り返し確認する必要がありました。

CROSS STUDYを利用する際には、まとまった学習時間が取れないときでも、問題演習を通じて知識を確認できるように意識しました。自宅では講義の視聴や教材を使った学習を行い、通学時間や外出先などでは、短時間で取り組める問題演習を活用するというように、学習内容を使い分けました。

利用頻度については、毎日少しずつでも問題に触れることを目標にしました。忙しい日は取り組む問題数を減らし、時間に余裕がある日は多めに演習するなど、無理なく継続できる方法を意識しました。重要なのは、毎日必ず大量の問題を解くことではなく、学習を途切れさせず、知識に触れる機会を確保することです。

また、間違えた問題については、正解を確認して終わりにせず、なぜ間違えたのかを考えるようにしました。知識そのものを知らなかったのか、似た制度と混同したのか、問題文を読み違えたのかによって、必要な対策は異なります。必要に応じて講義や教材に戻ることで、問題演習と知識の整理を結びつけるようにしました。

学習初期には、まず基本的な知識を身につけることを優先し、学習が進むにつれて、忘れやすい論点や苦手分野を繰り返し確認するために活用しました。直前期には、これまでの学習で不安が残った論点を中心に復習し、知識の抜けを減らすことを意識しました。

ただし、問題演習の数をこなすこと自体が目的にならないように注意しました。大切なのは、正解数を増やすことだけではなく、問題を通じて理解を深め、本試験で判断できる知識を身につけることだと思います。

本試験に向けて意識したこと

本試験が近づくにつれて、知識の不足や時間配分への不安が大きくなりました。直前期には、少しでも多くの情報を覚えたいという気持ちが強くなりますが、新しい教材や知識に手を広げすぎると、これまで身につけた知識の復習が不十分になるおそれがあります。

そのため、直前期は使用する教材を絞り、過去の問題演習で間違えた箇所や、理解が曖昧な論点を中心に復習しました。基本的な知識を確実に得点につなげられるようにすることを意識し、苦手分野だけでなく、得意分野についても定期的に確認しました。

模試や時間を計った問題演習では、得点だけでなく、時間の使い方も振り返りました。難しい問題に時間をかけすぎないこと、問題文を丁寧に読むこと、見直しの時間を確保することなど、本試験で実力を発揮するための準備を進めました。

本試験では、すべての問題を完璧に解こうとするのではなく、解ける問題を確実に得点することが大切です。難しい問題に直面しても必要以上に動揺せず、落ち着いて問題文の条件を確認し、自分が身につけてきた知識を使って判断することを心がけました。

合格を振り返って感じること

司法書士試験の合格を振り返ると、最も重要だったのは、学習を継続しながら、自分の理解度に応じて勉強方法を修正し続けたことだと思います。

学習を始めた当初は、覚えるべき知識の多さに圧倒され、どこまで勉強すれば合格できるのか分からず、不安になることがありました。しかし、講義で全体像を理解し、教材で知識を整理し、問題演習で確認するというサイクルを繰り返すことで、少しずつ自分の中に判断の基準ができていきました。

また、CROSS STUDYなどを活用して、まとまった学習時間が取れない日にも復習を続けられる環境を整えたことも、学習を継続するうえで役立ちました。勉強時間の長さだけを重視するのではなく、限られた時間の中で何を学ぶべきかを考え、学習の質を高めることが重要だったと感じています。

そして、間違えた問題から目を背けず、原因を分析して復習することも大切でした。できないことをそのままにせず、一つずつ克服していくことで、知識だけでなく、問題に向き合う姿勢も変わっていきました。

司法書士試験は、簡単に合格できる試験ではないと思います。しかし、学習計画を立て、適切な教材や講義を活用し、復習を繰り返すことで、少しずつ合格に必要な力を身につけていくことができると感じました。

これから司法書士試験を目指す方へのメッセージ

これから司法書士試験の合格を目指す方にお伝えしたいのは、最初から完璧を目指す必要はないということです。

試験範囲が広いため、学習を始めたばかりの頃は、分からないことや覚えられないことがたくさんあると思います。しかし、初めからすべてを理解し、記憶しようとすると、学習が苦しくなってしまいます。まずは講義や教材を通じて全体像をつかみ、基本的な知識を身につけ、問題演習と復習を繰り返しながら理解を深めていくことが大切です。

また、学習計画は自分の生活に合ったものにする必要があります。無理な計画を立てて実行できずに落ち込むよりも、継続できる計画を立て、状況に応じて柔軟に修正するほうが効果的です。仕事や家庭との両立などで十分な時間を確保できない場合でも、短い時間を活用して学習を続けることには意味があります。

予備校や通信講座を選ぶ際には、講座の内容だけでなく、自分が継続して利用できるか、復習しやすいかという点も考えてみてください。クレアールの講義や教材、CROSS STUDYなどを活用する場合も、利用すること自体を目的にせず、自分の弱点を克服し、知識を定着させるための手段として使うことが重要です。

模試の成績や問題の正答率が思うように伸びず、不安になることもあると思います。しかし、結果だけにとらわれるのではなく、間違えた問題を振り返り、原因を分析して次の学習につなげることが大切です。

司法書士試験の勉強は、長期間にわたることも多く、思うように進まない時期もあると思います。だからこそ、最初から高い完成度を求めすぎず、一つひとつの課題に取り組みながら、自分に合った学習方法を見つけていくことが重要だと思います。

これから司法書士試験を目指す方には、周囲と比較しすぎず、自分の状況に合わせて学習を続けていただければと思います。

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