司法書士試験<過去問題肢別チェック ■刑法「社会的法益、国家的法益に対する罪」>

問題1 Aは、B宅に侵入し、B及び同居の家族全員を殺害した上、B宅に火をつけて燃やした。この場合、Aについて非現住建造物等放火罪の既遂が成立する。○か×か?

問題2 頒布した文書が外国語で書かれている場合には、わいせつ文書等頒布罪が成立する余地はない。○か×か?

問題3 警察官が現行犯人から適法に押収した証拠品を逮捕現場で整理している最中、犯人の友人Aは、その証拠品を足でふみつけて損壊した。この場合、Aの行為について公務執行妨害罪は成立しない。○か×か?

問題4 Aは、職務執行中の警察官に向かって投石した。その石は警察官の顔面の直近をかすめたのみで命中しなかった。この場合、Aの行為について公務執行妨害罪は成立しない。○か×か?

問題5 執行官が、その職務の執行として、差押物を家屋から運び出すにつき、補助者として公務員でない者を指揮して運搬にあたらせていた際、差押物の所有者Aは、その補助者の顔面を殴打した。この場合、Aの行為について公務執行妨害罪は成立しない。○か×か?

問題6 公正証書原本不実記載罪の客体は、私法上の権利義務に関するある事実を証明するものでなければならない。○か×か?

問題7 市長の記名押印がある売買契約書の原本の売買代金欄の「7,000,000」の記載の左横に鉛筆で「1」と書き加え、代金が1,700万円であるかのように改ざんし、これを複写機でコピーして、あたかも真正な売買契約書の原本を原形どおりに正確にコピーしたかのような売買契約書の写しを作成した場合には、公文書変造罪(刑法第155条第2項)ではなく、公文書偽造罪(刑法第155条第1項)が成立する。○か×か?

問題8 市議会の議長が議会の会議録の調製にあたって、議事の運営に対する異議が出された事実の記録をことさらに記載しなかった場合には、記載されている事項の中には事実と異なる部分がないときであっても、虚偽公文書作成罪(刑法第156条)が成立する。○か×か?

問題9 被疑者として取調べを受けた者が、司法警察員に提出する供述書を他人名義で作成した場合には、あらかじめその他人の承諾を得ていたときであっても、私文書偽造罪(刑法第159条第1項)が成立する。○か×か?

問題10 刑法は、権利・義務又は事実証明に関する私文書が、社会生活上重要性を有することにかんがみ、その偽造を重く処罰し、それ以外の私文書の偽造を軽く処罰することとしている。○か×か?

問題11 偽造有価証券の保管を依頼して情を知らない他人に交付した行為は、偽造有価証券行使罪における行使にあたる。○か×か?

問題12 わいせつ文書を有償で貸与した場合には、わいせつ文書等頒布罪が成立する余地はない。○か×か?
問題13 不特定多数の者からの通話に応じ、録音したわいせつな音声を提供した場合には、わいせつ物陳列罪が成立する余地はない。○か×か?
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