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司法書士2015年一発合格者インタビュー 豊田 崇宏さん(2/5)

 

司法書士を目指した理由

清水 平成27年度司法書士試験一発合格おめでとうございます。クレアール司法書士講座専任講師の清水です。本日は、豊田様がどのように学習して司法書士試験一発合格を勝ち取ったか、貴重な体験談をお聞かせいただきます。本日はよろしくお願いいたします。

豊田 よろしくお願いします。

清水 それではまず、司法書士を目指した理由からお聞きします。世の中にいろいろな資格がある中、なぜ司法書士を目指そうとしたかお聞かせください。併せて差し支えない範囲で、今までどんなお仕事をなさっていたか、法律の学習経験の有無についてもお聞かせください。


一発合格者 豊田 崇宏さん

豊田 私は大学時代に、子どもの心理学のようなものを勉強していました。就職して社会人になってからは、子どもの絵本の編集の仕事をしていました。この時は、法律とは全く無縁の世界で、知っている法律といえば仕事の中で覚えた簡単な著作権に触れてきたくらいで、どちらかというと学生時代やこれまでの仕事の中では、法律は大人の小難しい話で、ある意味避けて通ってきた世界みたいなところがありました。そんな中、結婚して子どもができて、30歳を越えた頃から、子どもの絵本を作っていく仕事も年齢を重ねるごとに作りづらさというか、絵本作りに必要な子どもや若い親御さんの感覚から離れていくような感じがあって、この先、自分の人生を考えたときに、年を取るごとに大変になっていくだろうと思ってきました。逆に年齢を重ねて人生経験を重ねたときに、自分にとって生きてくるような仕事に思い切って変えたいという気持ちがあって、司法書士という仕事を選びました。あとはもうすぐ34歳になるんですけれども、ちょうど35歳ぐらいが何となく自分の思っている中で1つの分岐点かな、新しいことを始めるなら35歳までに何とか就職しておきたいという考えがありましたので、思い切って仕事を辞めて司法書士試験の勉強に専念しました。

 

今年の司法書士試験を振り返って

清水 それでは、今年の司法書士試験を振り返っていただきます。本試験当日をどのような気持ちで迎えたか、それから午前の部の問題を解いた感想、午後の部の問題を解いた感想、そして本試験を終えてどのように感じたかをお聞かせください。

豊田 年齢のこともあって、何とか今年の試験で合格できたら先ほど申しましたとおり、35歳までに就職できるかなと思っていましたので、特に午後は3時間の長丁場を最後まで集中を切らさないでしがみつこうという気持ちで問題を解きました。一方で妻には申し訳ないですけれども、不合格になっても勉強しながらまた1年子育てができて子どもが可愛い時にたくさん触れ合えるかなと、逆にそういう開き直りもありました。妻は、試験が近づいてきて私がナーバスな気持ちになっていることを勘付いたのか、「受かったら受かったでいいし、落ちたら落ちたで、また子育てをやってくれたら私が働くから」みたいな感じで、妻からも言葉を掛けてもらったので、ある意味開き直って、「なるようになったらいい」という気持ちで本試験に挑むことができました。

 午前の部は、クレアールさんで受けさせてもらった公開模試や実力完成総合答練などに比べてすごい手応えがありました。問題を解くのも、今までの公開模試や実力完成総合答練と比べても、一番短い時間で解き終えて、見直しにもじっくりと時間をかけられたので、手応えがあったというのが感想です。しかし、この試験で大事なのは午後の部なので、午前の部が終わったら午前のことは忘れて、午後の部の時間配分を考えていました。具体的には、択一で分からない問題が出てきても、そこにこだわらずに割り切って捨ててしまって、記述に時間を回すことを試験が始まる前から自分に何回も言い聞かせていました。どうしても本試験で焦ると、分からない問題にずっとしがみつきたくなるんですけれども、記述式の時間を確保することは試験が始まる前も始まってからも自分に言い聞かせながら進めました。そんなこんなで一応、商業登記の記述式も最後まで書き終えることができたんですけれども、不動産登記で書く欄を間違えるという、急いで解いていった分のポカミスがありました。しかし商業登記まで一通り書き終えたので、「本試験一日は、集中を切らさずに頑張れたな」というのが感想でした。

清水 午前の部の問題を解いた後、具体的にはどんな手応えがありましたか。

豊田 午前の部の答練や公開模試では、いつも全部の肢を読んで解いて、大体一通りざっと見直していくと時間的にちょうどいいくらいでしたけれども、本試験の時はまだ少し時間が余っていましたので、ちょっと怪しいなという問題をもう1回しっかり確かめたり、マークシートがずれていないか、きちんと確認する時間もありました。さらに本試験当日は問題訂正で5分延長もあったので、比較的ゆったりとミスがないか見直せましたので、「よくできたな」という手応えがありました。

清水 午後の部の不動産登記法と商業登記法の択一は難易度が高い問題もありましたが、どう感じましたか。

豊田 午後の部はマイナー科目を結構心配していました。答練や公開模試では不動産登記法と商業登記法の択一を早く解き、そこでなるべく時間を作って、記述の時間を確保するというやり方だったんですけれども、本試験では逆で、マイナー科目が比較的短時間で解けて、不動産登記法と商業登記法の択一に時間がかかってしまいました。しかし午前の部の択一で少し得点を稼げているという実感もありましたし、午後の部では、もともと不動産登記法と商業登記法の択一が得意科目でしたので、「まあ多少のミスはあれど択一は大丈夫だろう」という気持ちで、とにかく記述に時間を回して足切りに合わないようにしていこうと考えていました。

清水 差し支えなければ本試験での得点を教えていただけますか。

豊田 午前が105点、午後は択一が93点で記述が50点、合計で248点でした。

清水 素晴らしい成績です。

豊田 ありがとうございます。たまたまです。試験結果は、本当にびっくりしました。

 

予備校選びのポイント


インタビューアー 清水 城講師

清水 では次に、司法書士試験の勉強を開始するにあたり、予備校選びのポイント、特に複数ある予備校の中からクレアールのどこが良いと思われたか、そして通学講座ではなく、通信講座を選んだ理由をお聞かせください。

豊田 多少うろ覚えなところもありますが、クレアールさんが一番の基本としている「シンプルな教材で本当に合格に必要な基本を押さえる」という考え方が、自分のこれまでの学生時代などの勉強方法にすごく近いものを感じたからというのが一番の理由です。

ちょうど転職というか違うことを始めようという時に妻にも相談したところ、司法書士の資格予備校がいろいろある中で、妻も一緒になって探してくれました。家でもそういう物選びは女性というか妻の方が得意なので、私はほとんど任せているんです(笑)。内容や値段をいろいろと見比べて、クレアールさんがいいんじゃないのと言ってくれた妻の言葉を信頼して決めました。妻もクレアールさんのパンフレットに出ている「合格するには全部の問題を解く必要がなくて、正答率50%以上の問題が正解できたらこの試験は受かります」という説明にすごく共感して、妻が私にプレゼンというか説明してくれて、なるほど、なるほどと思いました。

清水 奥様にお礼を言わないといけませんね(笑)。

豊田 そうですね。妻は私よりもパンフレットをよく読み込んでいたような気がします。妻の説明が決め手になって予備校を決めました。

清水 クレアールの「満点を取る必要はない」という非常識合格法が推奨している考え方を気に入って選んでいただいたということですね。

豊田 はい、そうです。あと通信講座にした理由ですが、ちょうど仕事を辞めて勉強をスタートしたのが子どもの生まれる直前で、それに合わせて妻も産休・育休を取って家にいたので、なるべく勉強の合間に家族と過ごせる貴重な時間を取りたいと思って、通学ではなくて通信講座を選びました。

 

クレアールを受講した感想

清水 では続いて、クレアールの講座を受講した感想についてお聞き致します。見事に1回の試験で難関といわれる司法書士試験に合格なさったわけですが、クレアールで受講して良かったと感じたところをお聞かせください。

豊田 ここは先ほどの予備校選びのポイントと重なるんですけれども、本当に基本に徹底していたというか、基本に忠実な教材とそれに合わせた講義の良さに尽きるかと思っています。最初にクレアールさんの司法書士講座に申し込んだ後に、段ボール箱1箱ぐらいの教材が送られてきたときは、「基本に徹底していると言ってもこんなに勉強するんだ」と最初はちょっとびっくりしていたんです。そして勉強を進めていく中で、講義を聞いて択一六法を読んで、過去問題集を解くという基本の繰り返しの中で、今度は逆に本当にこれで1年半後に本試験に挑める力がついているのかなと疑問を抱き不安になる時期もありましたが、最終的にはこれだけで十分というか、この基本の繰り返しにつきる、絞られた教材を繰り返すことで合格にたどり着いたんだなと強く感じています。

清水 合格体験記にも書かれていましたが、たくさん参考書を買い込むのではなく、薄い1冊の教材を繰り返すという勉強スタイル、これは大学受験などで豊田様ご自身が培われてきた勉強方法ということですね。

豊田 そうですね。中学生くらいまでは、あまり勉強も本格的にしていなかったんですけれども、中学3年生の時に行った塾が結構激しくて、夏季合宿のようなものでは、ご飯のときとお風呂のときしかしゃべったらいけないような毎日が続き、今の勉強の基本となるようなものを徹底されました。その時に薄い教材を何回も何回も繰り返しなさいと教えられたことをずっといまだにやってきた感じです。これまで受験などでもこのやり方で進めてきたので、自分にはこれが一番合っているなと未だに感じます。

清水 あまり知識を広げずに「基本を徹底して繰り返す」というやり方になるわけですね。

豊田 はい、そうです。

 

クレアールのカリキュラムについて

清水 わかりました。今度はクレアールのカリキュラムについて伺います。クレアールでは民法・不動産登記法、商法(会社法)・商業登記法を一体講義というかたちで学習するカリキュラムになっていますが、この学習の進め方についてはどのように感じられましたか。

豊田 当初、講義の学習を進めていく中では、この意味がよく分からなかったんですけれども、勉強が進むにつれて、特に記述の学習をしたときに記述の不動産登記と民法、商業登記と会社法のつながりはすごく大事だなと感じました。やはり実体判断を間違えるとそれだけで記述式は、ほぼ0点になってしまうようなかたちですし、記述の学習を繰り返す中で、実体法と手続法がこうつながっていたのかと最後になってようやく気付きました。

清水 教材に関しては、この教材が良かったというものはありましたか。

豊田 私は合格体験記でも書かせてもらいましたが、択一六法を本当に使い込みました。クレアールさんの最初の教材の使い方の学習ナビでは、講義を聞いて該当箇所の情報を択一六法で確認し、学習中盤期以降にしっかりと読み込むというかたちだったと記憶しています。私は最初に択一六法を見たときから面白そうだなと感じたので、講義を視聴した後は択一六法をしっかりと読んでいって、その後も講義を聞けない時間とかどこかへ移動するときなどの空き時間などに、本当に繰り返し活用しました。あとは私のコースに含まれていましたABランク過去問解法マスター講義も基本を復習した後に知識を定着させていく中では、しっかり活用しました。

 
豊田さんが使用した択一六法(民法) (クリックすると拡大します)

 
豊田さんが使用した択一六法(民法・不動産登記法) (クリックすると拡大します)

 

通信講座のメリット

清水 次に、通信講座のメリットについて伺います。実際に通信講座で学習を進めていく中でこんなことが良かった、この点は利便性が高かった、これを最もよく活用したということがありましたらお聞かせください。

豊田 まず自分の気分とかそのときの体調に合わせて学習を進めていけるところが大きいと思います。司法書士試験の学習は、やはり長丁場の勉強になるので自分なりのペースや勉強の仕方のようなものを掴んでいくのがまず合格に近づく第一歩になると思います。そういう意味ではこの通信講座は自分のスタイルを確立する上でも最適だったと思います。あとは家族が家にいたので、今日は勉強したくないというときは思い切って子どもと遊びに行ったり家族で旅行に出掛けたりして、その分その前後でしっかり勉強を頑張るというようにメリハリをつけて適度に息抜きしながら進めていけたところも良かったです。やはりだらだらと漫然と勉強していてもただ時間が無駄になっていくだけだと思いますし、それなら少ない時間で集中してやったほうが効果的だと思いますので、自分なりにアレンジしていけるところが通信講座のメリットだと思います。

清水 通信講座は、自由度が高い反面、自分にある程度厳しさがないとだらだらとしてしまうことになりますよね。

豊田 私はあまり周りに人がいる中で勉強するのが苦手で、例えば予備校や図書館で勉強するよりは、自宅で1人でたまには声を出したり歩き回って本を読んだりする方が暗記しやすいタイプだったので、通信講座は自分の性格にも合っていたのだと思います。

 

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