意外と安い?司法書士事務所の開業にかかる費用リスト

司法書士事務所の開業にはどのような費用を準備しておく必要があるのでしょうか?資格取得へのモチベーションアップのためにも、資金面での不足なく計画を立てるためにも、開業準備・費用について事前に知っておきましょう。

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司法書士の開業準備の流れ

司法書士事務所を開業するにはどのような準備が必要か、簡単な流れを見ていきましょう。
資格取得後に研修を受け、司法書士会に入会さえすればすぐに司法書士としての業務を行うことはできます。ただし現実的に考えて、独立開業には半年~1年程度は準備期間として考えておきましょう。

まずはその計画を立てることから始まります。一般企業と違うとは言え、独立開業するためには自分が「社長」としての役割を担う必要もありますので、事務所の経営理念・事業理念を考えるのは必須です。そのうえで、資金繰りや開業場所等の物理的な準備をスタートさせましょう。資金については、自己資金か融資を受けるかの選択肢があります。

開業場所が、たとえば自宅の一室などで、小さな事務所としてやっていきたいのであれば、大きな融資を受ける必要もないかもしれません。そして事務所や設備が整ったら、司法書士会へ届出をします。さらに税務署への開業届、銀行口座開設をしてすべての準備が完了です。

司法書士の開業準備に必要な費用は低い

司法書士事務所は、資格さえあれば最低限の準備で開業出来ます。開業には、司法書士登録料と、最低限の応接スペース、ネット環境、電話やFAX、プリンターなどがあれば十分です。開業当初はテナントで事務所を構えるのではなく、自宅やマンションの一室を事務所とする人もいるため、50万円~150万円程度の開業資金で済むとも言われます。

同じ士業として弁護士がありますが、独立開業するには、最低でも300万円程度はかかると考えるべきだと言われています。大きな違いとしては、弁護士事務所はテナントで開業するケースがほとんどだからです。賃貸保証金に加えて内装費などにかかる費用が必要となります。その他として、初期に設備費用がかかる業種、たとえば飲食関係なら100~1000万円、クリニック系なら1000万円以上など、やはり独立開業にはまとまった費用が必要です。他業種と比較しても、やはり司法書士は比較的必要な費用が低めだという認識で問題ないでしょう。

司法書士の独立で貯めておくべき資金とその内訳

司法書士資格取得後、開業を視野に入れているならば、資金の調達について具体的に考えておきましょう。独立に向けて貯めておくべき資金としては、最低限の金額として50万円以上、オフィス代を加算しても200万円未満で問題ないでしょう。特に実務経験なしで独立する場合は、失敗した時のリスク軽減のためにも、初期費用を抑えておくことが望ましいと考えます。

司法書士の開業準備で必要なものリスト

では次に、準備が必要なものリストを見ていきましょう。名簿への登録料以外については、人それぞれ、必要に応じてと考えてください。

  • 司法書士名簿の登録料25,000円
  • パソコン、プリンター、電話、FAX等のOA機器
  • ホームページやブログ作成費用
  • 名刺
  • 応接セット
  • オフィスレンタル代

オフィスレンタルに関する初期費用がかからない(自宅にて開業)のであれば、費用が安く済むというのはお分かりいただけるのではないでしょうか。
さらに費用を抑えたいのであれば、OA機器のリースを利用するなどの方法もあります。

司法書士の開業後に必要となる費用

司法書士に限ったことではありませんが、開業する際は、独立準備よりも「開業後の費用」を気にしておく必要があります。開業して終わりではなく、自身や家族が生活していくために利益を出す目的があるためです。
その点においても司法書士は比較的優れた資格と言えます。司法書士の場合は、交通費や備品代などの諸経費はかかりますが、税金や印紙関係は全て依頼者負担となります。また、その他大きな経費や仕入れがほぼ必要のない仕事なので、固定費も少ないと考えて良いでしょう。

司法書士が未経験で独立する際の注意点

ただ、勤務司法書士として補助者業務などが未経験者の場合には開業3年目以降にようやくそれなりの収入が確保できるケースが多いので、いざという時のための貯蓄をしておくのが得策でしょう。司法書士試験の業務範囲は広いので、様々な実務経験を積むことは非常に大切です。しかし、経験の有無や年齢を問わず、努力する姿勢と営業力があれば安定した収入、成功が期待できるのも司法書士資格の特徴の1つなので、早い段階で計画性を持って資金の準備はしておきましょう。

まとめ

司法書士事務所の開業に関する準備・費用については、受験勉強中からもある程度把握しておくのがベターでしょう。開業資金が比較的安いとはいえ、早めに資金準備をしておくに越したことはないからです。また、可能であれば多めに準備しておくと精神的な余裕にも繋がるので有益と言えます。開業資金が少ない分、誰にでも成功するチャンスがあるともいえる司法書士資格、計画性を持って受験勉強・開業資金準備を進めていきましょう。

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