宮田 昌尚さん
２次筆記試験の終了直後、事例Ⅳで時間いっぱい焦った疲れがどっと出て、ただ祈るような気持ちでした。ところが複数の計算ミスに気付くにつれ失望感が増し、その日のうちに本番直前期の“反省点”を書き出していた次第です。とにかく一段落できてホッとしました。
これが２度目の２次試験。日商簿記２級を取ろうと思い立ったのと並行して始めた中小企業診断士でしたが、本業の傍らでの「50の手習い」は予想以上に苦労し１次突破にも手間取りました。今度の２次試験は背水の陣、準備万端で臨もうと申し込んだのがクレアールの「２次合格パーフェクトコース」です。それまでは、定番の参考書や問題集でほぼ独学でしたが、月に1回の勉強会「合格ゼミ」で若い受験仲間と会うのはいいペース作りなるだろうと思ってのことでした。 実際、計画をつい後回しにしがちな時にも、「合格ゼミ」が気を引き締めてくれました。 もうひとつ、クレアールでよかったのは、テキストがコンパクトにまとまっていること。WEB通信の「基本マスター講義」を聴きながら、テキストに自分なりの書き込みをし、理論の整理を効率的に行えました。分厚い本ではないので、このテキストをその後も持ち歩いて見返すことができたのは便利でした。
さて、準備万端を目指したものの、実際のところ、答練の解答も半分くらいの返信しかできませんでした。それでも、セルフ模試のつもりで時間制限しながら訓練した成果が地力アップにつながったのではないかと感じています。また、事例Ⅳは特に自信を持てるように、講座以外にも「事例Ⅳの全知識＆全ノウハウ」等の問題集で強化を図りました。
いざ本番、事例Ⅳで時間を気にし過ぎてパニックにならないことが最大の課題でしたが、今度も財務指標の選択に迷って時間を費やし、最後まで焦りました。ここで諦めずに踏みとどまれてよかった。これも、全科目に渡って地力をつけることができたからではないかと思います。