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2次対策 科目別合格戦略

中小企業診断士となるのに必要な応用能力を有するかどうかを判定することを目的として筆記試験と口述試験の2つの方法により実施される試験です。

2次試験の特徴(その1) 筆記試験

以下の4つの事例問題が出題される

筆記試験は、組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略および管理に関する事例(事例Ⅰ)、マーケティング・流通を中心とした経営の戦略および管理に関する事例(事例Ⅱ)、生産・技術を中心とした経営の戦略および管理に関する事例(事例Ⅲ)、財務・会計を中心とした経営の戦略および管理に関する事例(事例Ⅳ)の4つの事例問題が出題されます。
各事例とも、事例企業に関する与件文(2000~3000字)と4~5問の問題が出題され、問題毎に指定された字数内で解答しなければなりません。

【攻略ポイント…事例Ⅰ】
組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略および管理に関する事例

事例Ⅰの攻略には経営戦略論と組織論の深い理解が求められます。1次試験の知識を習得した上で、実際の企業コンサルティングができるレベルの応用力を培うことで、合格に近づいていきます。試験では次の3つの実力が問われます。①外部・内部の経営環境分析を正確に行えるか。②経営戦略立案のプロセスが身に付いているか。③組織・人事の諸問題に対して問題点を洗い出し適切な改善策を打ち出せるか。これら3つに留意しながら学習していきましょう。

【攻略ポイント…事例Ⅱ】
マーケティング・流通を中心とした経営の戦略および管理に関する事例

事例Ⅱは親しみやすい科目のため、多くの方が得意科目と判断しています。しかし、模擬試験等での得点差は案外大きく、本試験の判定でも差が生じていると推察されます。その理由がこの科目の攻略ポイントでもあり、次に示す3つに要約されます。①戦略レベルを意識した題意の把握 ②1次試験知識を活用した具体性のある改善提案 ③論理性を持った一貫した解答。この3つを常に意識することです。いずれも1次試験の知識が軸となり、モレ、ダブリの無い解答が求められます。

【攻略ポイント…事例Ⅲ】
生産・技術を中心とした経営の戦略および管理に関する事例

事例Ⅲでは、製造業の現場において実際に企業が抱えている様々な問題を抽出して解決策を導くことが求められています。そのためには、第一にその企業がどのような状況に置かれているか(現状の把握)ということを正確に把握することが重要です。そして、与件に現れた事実関係を整理・分類しながらその問題がなぜ発生したのか(原因究明)、これからどうしなければならないか(解決案の策定)という点についてプロセスを踏んで思考・推論することが要求されます。
問題文に示された方向性と与件情報の記載を十分にすり合わせながら出題者の意図を汲み取り、解答を導き出すスキルを身につけましょう。

【攻略ポイント…事例Ⅳ】
財務・会計を中心とした経営の戦略および管理に関する事例

事例Ⅳの特徴は、ほとんどの設問に対して「問題点や方策を、数的根拠を持って解答する」という形式が適用されていることです。さまざまな条件を冷静に読み解き、正確な計算結果を基にした解答の作成が求められます。ただ、出題パターンはほぼ毎年同じで、計算の難易度も基本理論さえ押さえれば、それほど高くありません。
「財務事例を制するものは2次試験を制する」とも言われるほど、重要度の高い科目です。1次試験の財務・会計と同様、苦手意識を持つ人が多いのですが、2次試験の4事例中最も確実に得点しやすい科目でもあります。「難しそう」という食わず嫌いの先入観をまず捨て去りましょう。

2次試験の特徴(その2)口述試験

一人、約10分ほどの面接形式で実施

口述試験は筆記試験に合格した人が対象です。個人ごとに約10分ほどの面接形式で行われます。筆記試験の事例をもとに、3名の面接官が筆記試験とは違う質問をし、受験生は資料を見ずに答えなければなりません。質問内容は受験者それぞれ違います。

【攻略ポイント】

口述試験まで来た人はすでに中小企業診断士に必要な知識や論理的思考能力を備えています。口述試験では、慌てず、焦らず、落ち着いて質問に答えれば大丈夫です。

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