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1次対策 科目別合格戦略

中小企業診断士となるために必要な学識を有するかどうかを判定することを目的として7科目についてマークシート方式による多肢選択式で実施される試験です。 クレアールでは、それぞれの科目の特徴をしっかり把握した上で、効率的に攻略します。

1次対策 企業経営理論

2次試験との関連 ★★★

出題範囲

■経営戦略論
経営計画と経営管理/企業戦略/成長戦略/経営資源戦略/競争戦略/技術経営(MOT)/国際経営(グローバル戦略)/企業の社会的責任(CSR)/その他経営戦略論に関する事項
■組織論
経営組織の形態と構造/経営組織の運営/人的資源管理/その他組織論に関する事項
■マーケティング論
マーケティングの基礎概念/マーケティング計画と市場調査/消費者行動/製品計画/製品開発/価格計画/流通チャネルと物流/プロモーション/応用マーケティング/その他マーケティング論に関する事項

概略と攻略ポイント

2次試験も見据えて、各論点の関連を理解し、知識を使えるレベルに昇華させる

経営戦略論は資金面以外の経営に関する基本的な理論を学びます。経営戦略論では、2次試験の解法上も重要となる各種戦略フレームワークおよび技術経営(MOT)の知識、組織論では、組織形態・組織運営に関する理論および人事労務管理に係る知識、マーケティング論では、市場の分析や市場に対するアプローチ方法について学びます。そして、経営戦略論・組織論は2次試験の事例Ⅰ(組織・人事事例)、マーケティング論は事例Ⅱ(マーケティング・流通事例)と密接に関係しています。

1次試験は文章量も多く、難易度の高い問題も含まれますが、キーワードの内容を確実に押さえていれば正解にたどり着くことができます。しかし、2次試験も見据えて、単なる暗記学習でなく、各論点の関連を理解し、知識を使えるレベルに到達させることが重要です。

1次対策 運営管理

2次試験との関連 ★★★

出題範囲

■生産管理
生産管理概論/生産のプランニング/生産のオペレーション/その他生産管理に関する事項
■店舗・販売管理
店舗・商業集積/商品仕入・販売(マーチャンダイジング)/商品補充・物流/流通情報システム/その他店舗・販売管理に関する事項

【概略と攻略ポイント】

1次試験対策と2次試験対策の強弱をつけて、必要かつ十分な知識を身に付ける

運営管理は中小企業の経営において大きな位置を占める工場や店舗のオペレーションに関する全般的な知識を学びます。そして、生産管理は2次試験の事例Ⅲ(生産・技術事例)、店舗・販売管理は事例Ⅱ(マーケティング・流通事例)に関連しています。

運営管理を攻略するためには、できるだけ現場や実際の事例をイメージしながら学習を進めましょう。店舗・販売管理の分野では、誰でもスーパーマーケットなど実際のお店を見てまわることができます。生産管理の分野では、自主的に工場見学の機会をつくることでイメージがしやすくなります。また、1次試験対策として押さえるべき基本的な内容と2次試験対策として深掘りが必要な内容の強弱をつけて、必要かつ十分な知識を身に付けていきましょう。

 

 

1次対策 財務・会計

2次試験との関連 ★★★

出題範囲

■財務・会計
簿記の基礎/企業会計の基礎/原価計算/経営分析/利益と資金の管理/キャッシュフロー(CF)/資金調達と配当政策/投資決定/証券投資論/企業価値/デリバティブとリスク管理/その他財務・会計に関する事項

科目免除

■他資格等保有による科目免除対象者
公認会計士、公認会計士試験合格者、会計士補、会計士補となる有資格者
税理士、税理士試験合格者、 弁護士

【概略と攻略ポイント】

「財務・会計は一日にして成らず」 基礎固めにエネルギーを割くる

財務・会計は企業活動を金額で把握し、報告する技術とそれを分析する技術および企業の資金調達スキームや成長戦略の理論的な裏づけとなるファイナンス理論について学びます。財務・会計は2次試験にも出題され、中小企業診断士試験全体を通してもっとも重要度の高い科目の一つです。
財務・会計攻略のポイントは基礎固めにエネルギーを割くことです。ほとんどの論点は簿記会計を中心とした知識を基本としています。貸借対照表、損益計算書を中心に財務的な思考、数字から考える思考を定着させ、わかる範囲・できる範囲を着実に増やしていきましょう。「財務・会計は一日にして成らず」です。

 

1次対策 経営情報システム

2次試験との関連 ★★

出題範囲

■情報通信技術に関する基礎的知識
情報処理の基礎技術/情報処理の形態と関連技術/データベースとファイル/通信ネットワーク/システム性能/その他情報処理に関する基礎的知識に関する事項
■経営情報管理
経営戦略と情報システム/情報システムの開発/情報システムの運用管理/情報システムの評価/外部情報システム資源の活用/情報システムと意思決定/その他経営情報管理に関する事項

科目免除

■他資格等保有による科目免除対象者
技術士、情報工学部門に係る技術士となる資格を有する者
次の区分の情報処理技術者試験合格者(システムアナリスト、アプリケーションエンジニア、システム監査、プロジェクトマネージャー、ソフトウェア開発、第1種、情報処理システム監査、特種、ITストラテジスト、システムアーキテクト、応用情報技術者)

【概略と攻略ポイント】

企業経営理論・運営管理との関連性を意識しながら効率的に勉強

経営情報システムには、情報通信技術に関する基礎的知識と経営情報管理の2つの分野があります。ハードウェア・ソフトウェア・ネットワーク・システムなどに関する情報通信技術に関する基礎的知識と情報システムを経営戦略・企業革新に結びつけ、経営資源として効果的に活用できるよう適切な助言を行える知識を学びます。
情報通信技術に関する基礎的知識は日頃の業務や生活での情報システムとの関わり度合いによって得手不得手の差が開きやすい分野です。得意な方は得点源となるように既知の知識を改めて体系的に整理確認することが必要です。苦手な方は暗記を中心としたアプローチで、まずはなれることから始めましょう。経営情報管理は企業経営理論・運営管理の分野とも密接に関係するため、関連性を意識しながら効率的に勉強しましょう。

 

 

1次対策 経済学・経済政策

2次試験との関連 ★

出題範囲

民経済計算の基本的概念/主要経済指標の読み方/財政政策と金融政策/国際収支と為替相場/主要経済理論/市場メカニズム/市場と組織の経済学/消費者行動と需要曲線/企業行動と供給曲線/産業組織と競争促進/その他経済学・経済政策に関する事項

科目免除

■他資格等保有による科目免除対象者
大学等の経済学の教授、准教授・旧助教授 (通算3年以上) 経済学博士
公認会計士試験または旧公認会計士2次試験において経済学を受験して合格した者
不動産鑑定士、不動産鑑定士試験合格者、不動産鑑定士補

【概略と攻略ポイント】

基礎知識の習得、グラフの読み取り、計算式の理解

経済学・経済政策は、マクロ経済学・ミクロ経済学・国際マクロ経済学・その他の事項という4つの分野に分かれています。マクロ・国際マクロ経済学では、雇用情勢や物価変動および中小企業の国際化が進むにつれて重要性が増している為替相場や国際収支等について学びます。ミクロ経済学では、競合他社や顧客の動向を捉えつつ、効果的な経営戦略・財務戦略を構築するために必要な知識を学びます。
経済学・経済政策攻略のポイントは、自分で考えて解答できる基礎知識の習得、グラフの読み取り方、計算式の理解(決して高度ではありません)の3つです。

 

 

1次対策 経営法務

2次試験との関連 ★

出題範囲

事業開始、会社設立及び倒産等に関する知識/知的財産権に関する知識/取引関係に関する法務知識/企業活動に関する法律知識/資本市場へのアクセスと手続/その他経営法務に関する事項

科目免除

■他資格等保有による科目免除対象者
弁護士、司法試験合格者

【概略と攻略ポイント】

法律に苦手意識を持たない

経営法務では企業経営に関係する法律・諸制度・手続等に関する実務的な知識を学びます。専門的な知識が必要なケースでは弁護士などの有資格者が求められますが、彼らへ橋渡しするための最低限の実務知識を学習するのが経営法務です。法律用語や法律的な考え方に慣れていないため、苦手意識をもつ人も多くいますが、①法律用語に早く慣れるよう見慣れない用語は定義をしっかり覚える(索引を活用する)、②満点はとれないし、とる必要もないと考え、肩の力を抜く、③基本的な問題は絶対におとさない、④隙間時間に過去問等を解いて法律アレルギーを治す、の4つで攻略しましょう。

 

1次対策 中小企業経営・政策

2次試験との関連 ★

出題範囲

■中小企業経営
経済・産業における中小企業の役割、位置づけ/中小企業の経営特性と経営課題/その他中小企業経営に関する事項
■中小企業政策
中小企業に関する法規と政策/中小企業政策の役割と変遷/その他中小企業政策に関する事項

【概略と攻略ポイント】

個々の施策を記憶することが最大の攻略ポイント

中小企業診断士は中小企業に対するコンサルタントとしての役割を期待されています。中小企業経営の特徴を踏まえた適切な診断・助言を行うために必要な中小企業の役割や位置づけ、国や地方自治体等が講じている各種の施策を学びます。
中小企業経営は試験前年の「中小企業白書」から主に出題されます。白書はその時々の中小企業の置かれている環境、課題を分析したものです。前年白書の重要論点に注意しつつ、毎年同様に出題されている統計資料問題に対処する学習をすることが点数アップにつながります。中小企業政策は個々の施策を記憶することが最大の攻略ポイントです。きつい作業ですが、過去の出題傾向から重要論点を絞り込み、記憶すべきポイント(施策の対象・内容・手続き方法等)を整理し、無駄のない学習を行えば確実に得点できます。

 

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