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「あきらめなければ必ず夢は実現する」 八尾 聡美さん

八尾 聡美さん

受験回数:2回

  • 学習時間:1年目810時間、2年目970時間

 

はじめに

私に合格体験記を書く機会をくださりありがとうございます。私は障害年金受給者ですが、誰でもやればできるということを示したいと思い、この体験記を書くことにしました。この体験記でみなさんの役に立てればうれしいです。長文となりますが、最後まで読んでくださるようお願いいたします。

 

社会保険労務士を志した動機

私が保育士としてパートで働いていた経験からです。当時の私は会社がすべて手続きをしてくれていると思って、確認すること働いていました。労働条件は悪く、6時間勤務のため休憩はないのはもちろん、トイレも食事もできないこともよくありました。

ある日県庁の労働相談を受けてみたところ、健康保険に入れるはずだから確認するように言われました。雇用契約書をもらっていなかったので、会社に直接確認したところ、「健康保険に入れることを知りませんでした。」という答えが返ってきました。仕方がないので私学共済と連携を取りながら、なんとか遡って入ってもらいました。しかし会社はよっぽど嫌だったらしく、すぐに労働条件を変えて、私学共済から脱退させられました。さらに別件で会社ともめたこともあり、最終的には解雇されました。それに納得できなかったので、あっせん申し立てましたが、会社は取り合ってくれませんでした。

この経験から会社は信用できない。労働条件・労働環境がよりよい状態で働くためには自分が知識を身に付けるしかないと思いました。そして社会保険労務士の勉強をしようと決心しました。その日はちょうど本試験の当日でした。これはやるしかないと思いすぐに勉強を開始することにしました。

 

クレアールを選んだ理由

いろいろ調べた結果、割引率が高かったこと、セーフティーコースがあること、同姓の職員が対応してくれたことに親近感を持ち、受講を決定しました。先に他校の講座を申し込んでいましたが、キャンセルが難しかったので、両方同時に受講することにしました。

 

クレアールで良かった点

セーフティーコース

1年目がたとえダメでも2年目も続けて受講できるため、安心して学習できます。また、1年目で合格できた場合は合格返礼金制度もあるので、かなりお得です。

オプションの充実

レベル別、内容別に様々なオプション講座があるので、自分に合ったプランが作れます。また、直前には対策講座があり、苦手分野を集中的に学習できます。

20年分の分野別過去問題集

分野別に問題が配置されているため、苦手分野を把握でき、効率よく学習できます。かなりの量はありますが、すべて解き何回も復習すればかなりの実力がつきます。

講義動画の活用

講義動画はネット配信されているので、ネット環境があればいつでもどこでも学習できます。また、2倍速で再生できるので、復習時間を短縮でき、効率的に学習できます。

タイムリーなレベルチェック

答練や模試などを提出すれば、成績表で自分のレベルが確認できます。その結果を学習状況の目安にすれば、学習計画を立て直しに役立ちます。

 

1年目の学習方法

他校との同時学習

他校の教材が先に届いたため、そちらで予習をしながら学習を進めていきました。他校の方が初心者には分かりやすいのですが、内容量が少なくクレアールで補填しないと合格は厳しいと感じました。

オプション講座

1通り学習が終わったのは4月末でした。その後のハイレベル答練は、時間不足と理解が不十分なためベーシック編しか解きませんでした。基本マスターだけでは点数が伸びなかったため、オプションの対策講座を申し込みました。

特別の措置

6月に交通事故に合い、右手の骨折と左足の靭帯損傷をしてしまいました。そこで試験センターに問い合わせると、特別の措置があることが分かったので、試験時間の延長とチェック方式の解答用紙への変更をしてもらいました。

本試験まで

筆記もままならないため、かなり学習のペースは落ち、予定よりもどんどん学習が遅れていきました。あきらめずに学習は続けていましたが。以前よりもかなり時間がかかるため、学習内容を削減せざるを得ませんでした。それでも時間が足りず、8月になっても、教材を終わらすことができませんでした。けがも完全に治らず不安なまま試験当日を迎えました。

その結果はそれまでの中では一番良かったものの、選択式28点(足きり有)、択一式39点(足きり有)でした。

 

2年目の学習方法

同時並行学習

1科目ごとではなく複数の科目を同時に並行して学習することで、学習サイクルを速めるとともに、何回も繰り返すことで全体的な得点UPを目指しました。少なくとも1月に1回は全科目に目を通すことに決め、知識の低下を防ぐようにしました。この方法は各科目を横断的に学習できるため各科目の理解も深まりました。

過去問題集の有効的な解き方

最初から、問題を解く際には○×だけではなく、どこがまちがっているかを必ず書くようにしていたため、択一式よりも選択式の方が得意でした。この方法は時間がかかるけれども、「必ず実力がつく」と北村先生がおっしゃっていたので、その言葉を信じて続けました。

また、各科目を項目ごとに100点満点で点数化し、8割の正答率を目指して取り組みました。1回目は20~30点台だったところも5回目には60~80点台にまでUPしました。知識のバラつきは少なくなり、安定した点数が取れるようになってきました。

 

模擬試験の効果的な利用

1年目は模試まで手が回らず力が出し切れずに受験したため、2年目は模試を積極的に受験し、今の実力を把握するように努めました。レベル別のネット模試は実力把握のために受験し、公開模試は場の雰囲気に慣れるために受験しました。模試はほとんどがC判定だったため、余裕はなく必死で学習しました。

 

本試験直前期

1年目よりも時間に余裕があったため、予定よりも早く学習を終えることができました。あまり時間が残っていなかったため、模試の復習と横断整理と法改正を重点的に取り組みました。また、直前対策講義の動画を2倍速で見て最終確認をしました。

 

今年の本試験を振り返って

特別の措置

去年のけがが完治していなかったため、今年も特別の措置を申請しました。足が悪いため、1階で洋式トイレの近くの教室を希望したら、数人の受験者しかいなかったので、落ち着いて試験に臨むことができました。

試験前

試験直前に帯状疱疹が出ていましたが、ベストを尽くそうと心に決めてがんばりました。会場の外で待機していたとき、クレアールのパンフレットを配布していたことと、朝日がちょうど差し込み、NLPの友達の応援を感じたことで勇気をもらい、合格する気がしてきました。

選択式

予想外れの問題や不十分な知識のため迷いましたが、法改正部分や目的条文等の確実に得点できるところで失点しないように慎重に取り組みました。悩みながらも、直感で回答し、余った時間を分からなかった問題の解き直しに使いました。そんなに失敗した気がしなかったので、択一式も落ち着いて取り組むことができました。

択一式

事前に解く順番を決めて、時間配分に気を付けながら解いていきました。ちなみに私は、労基→安衛→国年→厚年→健保→労災→徴収→雇用→労一→社一の順番に回答しました。よく分からず、2択で悩んだ問題が多く、自信を持って回答できた問題は少なかったです。30分前には1通り回答が終了したため、見直しに時間を使うことができました。そこで、国年の間違いに気づき、回答を修正しましたが、それ以外は直感を信じ、できるだけ回答を変えないようにしました。

試験を終えて

試験中はそんなに疲れることもなく、集中力が続き、時折楽しささえ感じました。これはNLP(神経言語プログラミング)を学んだおかげだと思います。さらに充実感を感じ、合格の予感がしてきました。

自己採点

選択式は自信があったのですが、択一式はあまり自信がなく、自己採点が怖かったです。選択式は各科目3点以上あり、労災、社一、厚年は満点の33点でした。択一式は各科目4点以上あり、そのうち4科目は7割以上の47点でした。今までで最高の出来でしたが、健保が4点しかなかったのが残念です。マークミスさえなければ合格のはずですが、最後まで不安は消えませんでした。

 

モチベーションを維持する方法

学習記録をつけること

毎日、何時に何時間勉強したかを記録することをお勧めします。記録すれば現状を把握でき、合格するために必要なものを分析できます。それを続けていけば次第に記録をつけること自体が楽しくなってきます。そして振り返ってみると、自分がどれだけ努力したかが分かるので、自信につながります。

合格の目的を明確にすること

なぜ社会保険労務士を目指そうと思ったのかという初心を忘れないことです。目的を達成するためには、具体的な目標を立てて、それを目につくところに貼ったり、持ち歩いたりして、常に目に入るようにしておくことが必要です。そうすれば、たとえ学習意欲が低下しても目標を目にすることで初心に戻り、学習意欲が湧いてくるはずです。

合格後のビジョンを持つこと

もし、社会保険労務士を目指す目的が過去の経験からだったとしても、ずっと過去のことを考えているようではモチベーションを維持し続けるのは難しいかもしれません。過去にとらわれている状態ではマイナスの力が加わり、力が発揮できないからです。それを変えるためには、今ここ(初心)に戻り、未来とつながり、今後のビジョンを思い描くことが必要です。未来が具体的に鮮明に思い描ければ描けるほど、今の苦しいこともきっと乗り越えられるはずです。

 

合格するために大切なこと

必ず合格するという信念を持つこと

「合格できないかもしれない」と思えば合格できないのと同様に、「合格できるかもしれない」と思っても合格は難しいでしょう。大切なのは、自分が「合格してみせる」「必ず合格する」という強い信念を持つことです。どんなに最初は厳しい状態だったとしても、その信念を持ち続けることができれば、最後には必ず合格できます。本試験でも「絶対に合格できる」と思って臨めば、落ち着いて取り組むことができ、実力を発揮できるはずです。

失敗しないことはあきらめないこと

失敗とはうまくいかなかったことだと思っていませんか。それはあくまでも1つの結果であり、失敗ではありません。

物事に対して効果的に取り組むための考え方に、TOTE(ト-ト)モデルがあります。TOTEモデルには失敗の概念はなく、あるのは結果のフィードバックのみだと言われています。TOTEモデルにおいて「失敗」とは、結果がでないこと、つまり止めることをいいます。

このTOTEモデルの考え方を持つ人の例としてはエジソンが挙げられます。それは彼の「私は実験において、失敗など一度たりともしていない。この方法では電球は光らないという発見を2万回してきただけだ。」という発言から明らかです。彼は、およそ2万回もの失敗といわれることを重ねた末に電球を完成させましたが、その成功の秘訣には、このTOTEモデルの考え方があったためだと思われます。このことから、あきらめず、結果をフィードバックし続ければ、必ず合格するといえるのです。

レジリエンス思考を持つこと

レジリエンスは心理学用語で、自発的治癒を意味します。感情には様々な種類がありますが、マイナス感情は「恐れ」につながり、本来自分が行きたい方向に向かうのを止めてしまうことがあります。

レジリエンス思考の人は今起こっている状態から逃げず向き合うことを行っています。どんな人にも必ず嫌なことが起こりますが、そのときネガティブなことを一切考えずに前に進むのではなく、見方を変え頭と身体の両方で受け止めていきます。

コインに裏と表があるように、ネガティブな感情の中に実はポジティブなことも含まれています。例えば上司に叱られたとき、上司は私に期待しているから怒ったのだとプラスにもとらえることができます。ネガティブなものほど特に恩恵を考えエネルギーを変えることが必要です。そうすればエネルギーが変わり、本来自分が行きたい方向に近づくことができます。

自分の行動に責任を持つこと

学習していく上でうまくいかないことがあると思います。そのとき他人や物事のせいにするのではなく、まずは自分のせいかもしれないと思うことが必要です。全く自分に非がないときもあるかもしれませんが、たいていは自分にも原因があるはずです。

返報性(へんぽうせい)の法則があるので、自分が放ったことは、良いことでも悪いことでも必ず自分に戻ってきます。それに気づけば自分の行動を意識するようになるでしょう。自分の行動に意識が向けば、自分の行動に責任を持ち、行動するはずです。そうすれば行動を良い方向に変えていくことができます。行動が変われば習慣も変わり、習慣が変われば人格も変わります。そして人格が変われば運命も変わります。自分の行動次第で自分の運命をも変えることができるのです。

 

終わりに

最後まで、私の体験記を読んでくださり、ありがとうございます。私のこの体験が、みなさんの役に立ち、力になってくれることを願っています。みなさんが試験に合格し、ご活躍されることを期待しています。

最後に合格までサポートしてくださったクレアールの方々にお礼申し上げます。

 

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