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「諦めない気持ちと繰り返し学習」 田中 昇さん

社会保険労務士合格体験記「諦めない気持ちと繰り返し学習」

田中 昇さん

受験回数:5回

 

○はじめに

私は、合格を勝ち取るまで5年の歳月を重ねました。
最初に受験した時(平成25年度)の択一式は、合格基準の総得点には遥か彼方というほどまで届かない惨敗でした。それでも、毎年、模試、答練等の点数及び偏差値が伸び悩んでいても、全く歯が立たないという意識はあまりなく、いつかは合格に辿り着ける気持ちはありました。そして、今回(平成29年度)、ようやく合格というゴールに到達。時間はかかりましたが、「諦めない気持ち」を持続することが大切だと改めて痛感しました。

 

○社会保険労務士を志した動機

AFP、DCプランナー等の資格を取得していく過程で年金に興味を持ち始め、年金に関しての最高峰資格である社会保険労務士試験にチャレンジすることにより、ハイレベルの年金知識を習得したかったため。

 

○クレアールを選んだ理由

最初の3年間は、他の資格予備校において通学講座で学習しました。そこで知りあった友人の知人がクレアールで受講した結果、合格を勝ち取っていて、「斎藤先生のレジュメ(答練マスターの補助教材)は神レベル」との話を聞き、その言葉を信じてクレアールでの受講を決意しました。

 

○具体的な学習方法

・科目全般について

私が今回受講したのは、上級パーフェクトコースであり、基本的にこのカリキュラムに沿って学習しました。このコースの講義時間の大半を占めるのは、重要過去問攻略講義、答練マスター講義、ハイレベル答練であって、アウトプットを中心にインプットを含めて、全科目を3回転することができるので、効率良く学習できたと思います。

アウトプット学習である答練マスター等の問題演習は、必ず時間を設定して解くようにしました。スピードアップを図るため、多少短めに時間制限を設けました。その後の斎藤先生による講義では、×問の論点はどこなのか、問いの論点との関連事項は何か、ある制度がなぜそのように設計されたのかその理由など、一問一問を丁寧に解説してくれるため、非常に理解しやすかった。また、視聴しながら重要な解説箇所をレジュメ等の余白に記述して、膨大な量の記憶を整理できるように努め、その後は、答練マスター等で演習した箇所と同一項目について、あまり時間を空けずに過去問題(20年分)を解くことにより、より深く記憶するように心掛けました。

また、インプット学習では、コンプリーションノートとレジュメ(板書を含む)は必須アイテムであり、できるだけ高速に「繰り返し」回転できるように心掛け、本試験まで何回読んだかわからないほど回転させて、記憶の定着を図りました。シンプルであって特別な勉強方法ではありませんが、基本が大切だと思います。なお、余白部分に色々書き込んで自分色に染めた秀逸のレジュメは、今でも最高の宝物です。

・一般常識

対策ということではありませんが、一般常識(労一・社一)だけは、頻出項目(労働契約法、労働組合法など)を除き、ほとんどテキストは使用しませんでした。一般常識は、細かい論点が出題されることは多くないため、過去問題を解いて細かい論点が出題された箇所のみ参考書代わりにテキストで確認した程度です。最近の出題傾向として、白書等からの可能性が高いため、その分を白書・統計対策に時間を割きました。ある程度、割り切った考えも必要かと思います。

・直前期

勤務先で1週間ほど年次有給休暇を取得し、全科目を集中的に確認する期間を設けました。択一式対策としては、コンプリーションノート、レジュメ、法改正、横断整理、白書対策、年金攻略、他校の直前講座等のテキスト読込を2回転、直前期前までに3回演習済の答練マスターとハイレベル答練は、間違えた問題のみ解き直しました。選択式対策としては、答練マスター、ハイレベル答練、模試の選択式問題を筆記して解くのではなく、頭のなかで解答を入れて確認を行い、解らない空欄はすぐに解答を見て入れて記憶する方法で行いました。この時期は、これまでやってきたことの復習を徹底しました。

 

○クレアールで良かった点

受講料はリーズナブルでありながら、教材群は充実していて、斎藤先生の講義内容もわかりやすいことを考慮すれば、コストパフォーマンスは高いと思います。

また、講義映像が最大2倍速まで再生できる利点を活かし、学習序盤は1.5倍速、学習中盤以降は2倍速で受講し、効率的に学習できたことが大変良かった。

 

○モチベーションを維持する方法

クレアールの社会保険労務士講座は、通信講座であるため、孤独になりがちです。だからといって、受験仲間を作ることはあえてしませんでした。孤独になるとモチベーションの維持が難しいですが、それを回避するためには、ライバルの存在が必要でした。

学習場所についてですが、土曜日はクレアールのブース室、日曜日は居住地内・近隣・都内のいずれかの公立図書館、平日は自宅と長時間(片道80分)の通勤電車のなか、といった具合に1週間のサイクルのなかで決めていました。それぞれの場所で、資格取得のために勉強されている方がいましたので、その方をライバルと見立てて、刺激を受けながらモチベーションを維持していました。特に、出勤時の通勤電車のなかでは、決まって社会保険労務士試験の勉強をされている女性がいたので、その方を意識することにより、ダラダラと無駄に時間を過ごすことなく、常時緊張感をもって勉強することができました。

 

○最後に

社会保険労務士試験は、忘却との戦いといっても過言ではありません。この試験は、記憶量が多いため記憶作業が必要とされますが、すぐに記憶できるものとそうでないものがあり、何度記憶しても、数か月経過すると記憶に残らないことも多く、受験生にとって悩みの種でもあると思います。こうした状況を打破するためには、先ほども申し上げたように、レジュメ等で基本事項を「繰り返し」読み込んでいくことしかないと思います。野球選手が、毎日、素振りを「繰り返す」ことと同じです。最初はスムーズにできないかもしれませんが、慣れてくれば繰り返すことができるようになると思います。私の択一式の点数がアップしたのは、「繰り返し」の影響が大きいと思っていますので、是非、コンプリーションノートとレジュメで試してみて下さい。

また、憧れの合格祝賀会にも参加して、合格者との交流を深めることができ、合格した喜びを改めて実感したひとときを過ごすことができました。

最後になりますが、懇切丁寧な解説講義をしていただいた斎藤先生、当方の無理なお願いにも柔軟な対応をしていただいた事務局スタッフの皆様には大変お世話になりました。この場をお借りしまして、御礼申し上げます。有難うございました。

 

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