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「社労士を受験する上での心構え」 高野 光平さん

 

高野 光平さん

受験回数:3回

 

①はじめに

社労士を受験しようとお考えの方にまず言いたいのは、生半可な気持ちで受験すると合格に達しないことに加え、受験費やテキスト・問題集代はもちろん、塾に行く方は塾代も相当かかり、その上時間を喪失してしまいますので、受験はおすすめしません。

受験すると決めた方は毎日少しでも社労士に関わる情報(試験勉強以外に新聞等のメディアからの情報も含む)を自ら汲み取る努力を怠らない又は知りたいという精神状態を維持することが重要です。その覚悟ができる方は受験をして試験前日までに合格状態に持っていくことができると思います。

 

②社労士を志した動機

私は地元の信用金庫で勤務しており、預金・融資業務や保険商品・投資信託等の販売等を行っていますが、そのほんの一部の業務に「年金の受取口座の指定」があります。その年金に関わる中で年金制度の複雑さや自分の年金に対する知識の無さを感じ、「年金制度ってどんな種類があるのか」など基本的なことを知りたいという気持ちからまずは「年金アドバイザー3級」を受験し、その合格後もまだ年金制度の本質がわからないと思い、他に年金に関わる資格があるか調べていたところ社労士を知り、受験するに至りました。

 

③クレアールを選んだ理由

私は今回合格するまでに3回の受験を要しており、1回目は独学で受験、2回目は某塾(少人数制の塾)に通学し惜しくも不合格(ここで独自の勉強法を学ぶ)で、3回目にクレアールの通信講座を選んでいます。

クレアールを選んだ理由は3つあります。1つは圧倒的な安さです。2つ目は評判の良さです。勉強仲間からの推薦があり、良問を多く扱っており、基礎に忠実との噂を聞きました。3つ目は自分のペースで勉強できる点です。

 

④勉強対策法

どの各科目においてもまずは「過去問と過去問で既に問われたことのある論点」が出た時に「即答できるか」が重要です。本試験では過去問と同じ論点が問われることがあっても、過去問同様の出題の仕方はしません。試験委員は本当に知識を持ち、実際の事例に当てはめて思考し、短時間で正しい判断ができるかをみるために試験問題を作ると考えられます。

したがって「論点が分かっている」と断言できるためには、過去問と同じ論点だけど出題の仕方が違う(事例や問題文の違う)問題を解くしかありません。そのために答練や模試による知らない問題文を解く特訓が必要です。これはどの科目でも言えることなので、数をこなす必要があります。

当然過去問の解答を即答(正解なら正解の理由、不正解なら不正解の理由)できることは必須です。そのためには何回でも過去問を繰り返し解くべきです。繰り返すと最初やり始めた頃よりだんだん早く解くことができるので、より別の問題を解く時間を割け、最終的に効率良く学習できるのです。その時は形式的にならず、必ずなぜその解なのか理由を自分に問うことを忘れてはならないです。

また過去問を重点としながらも、テキストにおいて「過去問で出題されていない論点」のところを「テキストに付箋を貼って後で見れるように工夫」しておき、時々(月に一度くらいのペースで)見直す時間を設けることも重要です。テキストも何回も見返すことを繰り返せば、見返すスピードを上げることができ効率良くなります。

白書と改正点については、クレアールからまとめたテキストが送られてくるため、それらも同様に素早く何回も見返すことができるように繰り返し見ることが対策法になります。白書は特に昨年と比べての数字の増減はイメージで覚えておくことは必須です。数字は語呂合わせを自分で作ってみることもおすすめします(語呂合わせは短時間で言い表せることができるため有用)。

 

⑤本試験を振り返って

今年の本試験は基本に忠実な問題が多く感じました。択一は5択から2択までに絞り、明らかに1つが正確と判断ができる問題が全体的に多かった気がします(社一労一は除く)。したがって自信をもって判断できたため得点を多く獲得できました(択一55点)。昨年の本試験当時は問題演習が足りなかったと内省していたことから、知らない問題に出くわしたとき(論点は既に過去問で問われている)に正誤判断が正確にできるように、各塾主催の模試を受験したり、市販の模試を解いてみたりしました。その際時間を気にするのも大事ですが、勉強を継続することの方が大事であると考え、どうしても精神的に辛いときは時間を測らずに単元ごとに(労基法だけ、国年だけとか)答え合わせするなどしてモチベーションを維持しつつ、多くの問題に当たるよう工夫していました。

また今年の選択式の問題は労一以外は3点以上得点可能な問題だと思いました(36点)。正直に申しますと選択式の労一は可能性の高い選択肢を判断せざるを得ず、運の要素が強かった気がします。

受験された方は今回の本試験の結果を反省し、人によって足りなかった要素は多種多様(自分の場合は知らない問題への対処が不十分だった点)なので、各人で判断し対策を練ることが大事だと思います。

 

⑥最後に

社労士試験は日々の努力の積み重ねが重要なのはもちろんですが、普段から労働及び社会保険に関わる情報を常に興味をもって知ろうとする意欲が大事だと思います。勉強は辛い時もありますが、辛いときこそ「何のために今自分は勉強しているのか」を自問自答することで勉強を継続する精神状態を維持することができると思います。つまり社労士試験合格(合格という目標)を達成した後に自分がその先に目指す姿、成し遂げたい目的を常に心に掲げると良いと思います。

 

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