Read Article

「読解・集約・記憶の3ステップで合格を勝ち取れ」齊藤 旭さん

齊藤 旭さん

上級スタンダードコース
  • 受験回数 4回(平成23~26年)
  • 性別 男性
  • 年齢 32歳
  • 職業 フリーター
  • 合格までの年数:5年(平成22~26年)
  • 一日の平均学習時間:(学習時間の確保の仕方) 2~3時間(空き時間を捻出)
  • 試験までの総学習時間: (5年間で)約5,500時間
  • 平成26年度本試験結果: 択一52 選択37

社労士試験を受験した動機

雇用・医療・年金・介護と人々の生活に密着した分野で、生涯にわたって関わる分野でもある、労働関係・社会保険関係双方の専門家である社労士となり、労働者や退職者等の立場に立って手続きや相談を行いたいと思い、行政書士資格を取得後に社労士試験挑戦を決意しました。

モチベーション維持の方法

社労士試験合格という大目標の前に各回の答練において正答数○問以上、正答率80%以上のような小目標を自分の中で設定し、達成できたら自分に小さなご褒美をあげる(ニンジン作戦)。社労士試験は年1回なので、試験合格という大目標が遠く霞んでしまい、目標を見失うこともあります。目の前にある小目標から1つずつ消化していくことにより、直前期には今年で決めるという固い決意がより確実に、鮮明になっていきます。

関連検定の取得(受験経験者向け)

受験経験者はある程度の勉強の蓄積があるので、得意科目をさらに固める、または苦手科目を克服するためにも関連検定の取得は有効と考えます。私も社労士試験の前段階として取得した関連検定は以下の2つです。
  1.  ビジネス・キャリア検定労務管理2級(中央職能開発協会.2,10月に実施)
  2.  銀行業務検定年金アドバイザー3級(銀行業務検定協会.3,10月に実施)
2つの検定が2,3月に実施されるのがポイントで、社労士試験の前哨戦と位置づけ、8月までの長丁場の受験勉強の中間目標とすることにより、モチベーションの低下を防ぐことができます。試験の雰囲気に慣れておくためにも、そして社労士試験の合格の目安とされる択一式正答率70%以上の正答数と意識するためにも検定を高い正答率で取得することが有効です。これにより本丸の社労士試験合格に向けて弾みをつけることができます。

科目別学習法 全科目共通の学習法

1.過去問の活用

クレアール社労士講座の使用教材として過去20年分の過去問集があります。他校や市販の過去問集は3,5,7年、多くても10年分ですが、クレアールのものは20年分と過去問史上最多の掲載数を誇ります。この20年分の過去問集の使い方ですが、過去問集は何回も解くのではなく、出題回数、出題論点をチェックし、テキストに情報を集約化して受験勉強にメリハリをつけていくために使用することが大切です。テキストに情報を集約化していく作業を通じて本試験合格のための基礎点を確保していきます。この作業は各回の講義終了後に行い、基本マスター講義(受験経験者は答練マスター講義)が終了する3月末までに済ませておくと、4月からのハイレベル答練や7月に行われる公開模試の予習・復習がしやすくなります。

2.テキストの精読

テキスト(法改正や白書対策テキストを含む)は受験勉強をする土台であり、本試験で出題される論点の大半はテキストに掲載されています。過去問を何回も解くよりもテキストを読み込むほうが合格に近づきます。北村先生や斎藤先生が講義中に指摘した箇所や過去問や答練、模試で出題された箇所だけを読むのではなく、過去問未出題の箇所を含め、テキストは隅々まで読み込みます(少なくとも3回)。 1回目→基本マスター講義(受験経験者は答練マスター講義)の各回の講義終了後の復習として(予習時も読めれば尚可)。基本マスター講義(受験経験者は答練マスター講義)が終了する3月末までに1回目の読み込み完了。 2回目→ハイレベル答練各回の答練の予習として(復習時も読めれば尚可)。ハイレベル答練が終了する6月中旬までに2回目の読み込み完了。このときは過去20年分の過去問集のテキストへの情報の集約化の作業が済んでいるので、テキストを読み込むことにより、過去問を解いていることになります。法改正資料をテキストに集約化させる。 3回目→公開模試の予習・復習、公開模試終了後から本試験までの直前期の総復習として。 このときは過去問とハイレベル答練・法改正資料のテキストへの情報集約化の作業が済んでいるので、テキストを読み込むことにより、過去問とハイレベル答練・法改正の内容をチェックしていることになります。ひたすら記憶する。

3.新聞の活用

社労士試験受験生を問わず、新聞には毎日目を通していると思いますが、社労士試験科目に関する新聞記事(雇用、医療、年金、介護)は特に注意して見ておきたい。雇用、医療、年金、介護の問題は新聞記事でほぼ毎日のように取り上げられることから、読者が強い関心を持ちやすいテーマであり、一般の読者にも身近な問題として興味を持てるように紙面を割き、わかりやすいように平易な解説を加えて説明しています。毎日これらの新聞記事を読むことにより、テキストや問題集のみを教材として受験勉強をしている受験生と比べて問題文を読む力(読解力)がつき、本試験においてこの読解力で得点ひいては合否が分かれます。また、新聞記事から本試験に出題されやすいテーマを予測して試験勉強にメリハリをつけることができ、テキストや問題集中心の学習の気分転換としても有効であると考えます。

4.公開模試の意義

社労士試験公開模試が6月下旬から7月にかけて各校で行われます。クレアール社労士公開模試のほかに他校の公開模試(会場受験)を1回受験することを勧めます。公開模試の点数に一喜一憂するのではなく、本試験と同じ曜日・時間で会場受験することにより、試験前日の過ごし方、天候、会場までの経路、最終確認する教材の選定、解答順序、未知の問題への対応、昼食・休憩時間の使い方、会場の独特の雰囲気、受験後の疲労度等、会場受験でしか体験できないものを実際に経験し、直前期の学習に活かしてほしいです。なお、公開模試は何校も受験することは控えるべきです。公開模試を何校も受験することは復習する教材を自ら増やし、結局復習が最後まで行き届かないという消化不良を起こす原因になるため、公開模試はクレアールのものを含め、2回(2校)にとどめて既存の教材の復習、特にテキストを読むことに力点をおいてほしいです。

科目別学習法 各科目の学習法・取り組み方

1.労基・安衛

労基→7問中6問正解するように基礎固めする。 労働法の法律書を読む(受験経験者向け.制度趣旨や判旨が掲載されています) ビジネス・キャリア検定労務管理2級の取得(労基・安衛、労一テキストで対応できます) 安衛→主要論点(安全衛生管理体制、安全衛生教育、健康診断、面接指導)は毎年少なくとも1問は出題されるため、3問中1問は正解すること。

2.労災、雇用、徴収

労災、雇用の各後半3問出題される徴収法を2問、3問(順不同)の計5問を正解する。 徴収法は労基と同様の位置づけとして高得点を取ることができるよう、労働保険料や延納の計算問題が出題されても得点できるように準備する。徴収法で高得点を取ると、労災、雇用で各3,4問できればよいという、気持ちに余裕を持つことができます。

3.一般常識(労一、社一)

択一式では6,7問は法令問題が、3,4問は白書・沿革が出題されますが、白書の問題は白書講座テキストに掲載されている箇所が出題された場合は得点できるようにしたい。白書の問題(例年3問)は0点でもよいと割り切り、法令・沿革の問題で5問正解できればよい(択一一般常識は守りの科目)と考える。 選択式の労一、社一ではテキストに掲載されていない問題が出題されることが多いので、本試験当日の選択式の試験時間内でその場で正答を導くという、現場対応力が求められます。社労士試験科目に関する新聞記事を文脈、前後関係から筆者が何を強調して読者に伝えたいのか、推測しながら読む読解力をつける訓練を日頃から行っておくと、知識・記憶(と きには曖昧な知識・記憶)に依存せずに問題を解くことができます。

4.健保、国年、厚年

健保→保険者、保険給付、費用の負担、雑則・罰則の規定は得点に差がつきやすい項目なので、他の項目よりも重点的に取り組む。 国年、厚年→(健保を含め)社会保険3科目で21問は得点する。 老齢基礎年金、独自給付、費用の負担、雑則、国民年金基金(国年)や被保険者、老齢厚生年金、独自給付、雑則(厚年)の規定は得点に差がつきやすく、特に老齢厚生年金(支給開始時期、在職老齢年金等)は受験生が苦手にしていることが多いため、これをものにできたら大きいと思って取り組む。 年金アドバイザー3級の取得(またはオプション講義(年金攻略講義)の受講) 年金に対する苦手意識の克服.基礎固め.年金アドバイザー3級は、年金額の計算や事例問題など、実務問題にも対応しています。
Return Top