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「勝因はあきらめないこと」 川崎 真人さん

2010年社会保険労務士合格体験記 川崎 真人さん

勝因はあきらめないこと

 
在籍校・学習スタイル
水道橋、ライブクラス
受講コース
上級マスターAコース
受験回数
3回
性別、年齢
男性、47歳
職業
会社員
合格までの年数
3年
1日の平均学習時間
平日1.5時間、休日6時間(クレアール受講時間含む)
試験までの総学習時間
約1,000時間(合格年)
 

(受験の動機)

営業職であっため、お客様の経営者と話す機会が多く、経営者の悩みの中で人事労務政策がかなりの比重を占めている実感があり、体系的に学習しようと思った為。 コンサルティング型営業を志すとともに、将来は事務所経営もやってみたいと考えました。

(科目別学習法)

2年目以降は一つの科目を深く学習している時も、他の科目を浅く並行的に学習するようにしました。過去問を通して同じ論点や違いを把握できるように心がけました。

(得意科目)

  • 労働基準法、一般常識
会社員だったので、自分の会社や経験に当てはめてイメージして覚えるようにしました。

(苦手科目)

  • 年金科目(厚年、国年)
バラバラでなく、2科目を関連付けて一つの大きな科目として理解するようにしました。

(クレアール社労士アカデミーとの出会い)

3年目なので、ある程度のインプットは出来ていると思っていました。 アウトプットを主体にし、解説でインプットに戻るコースを探していたところ、クレアールの上級マスターコースを見つけ、疑問点を事務の方に質問して納得して決めました。他校ではそういうコースは少なかったし、展示のテキストや過去問集も見やすい工夫がしてありました。

(モチベーションの維持)

最初は張り切っていますが、翌2月、3月頃に少し中だるみの甘えが出てきました。 心にムチ打って短時間でも良いから手を動かし、過去問を解くようにしました。 6月の大好きなワールドカップシーズンは無理に我慢せず、観る試合と学習の計画を作りました。この期間は逆に集中して学習出来た気がします。

(非常識学習法)

社労士試験は「理解していても、暗記してなくては受からない」 「暗記には反復継続しか方法が無い」という北村先生の言葉が過去2回の失敗から心に響きました。 クレアールに入学するまで2年間T社の予備校に通っていました。ここも素晴らしい講義を行っていただき、基礎知識がなかった私を一通りインプットで理解できるようにしてくれました。 敗因は自分のアウトプット学習不足で、クレアールではそこを 『重点過去問⇒答練マスター⇒ハイレベル答練⇒直前総まとめ⇒模試』と重要な論点をアウトプットとインプットの繰り返しで学習できるカリキュラムで補ってくれました。

(直前期の学習法方法)

模試は2社受けました。 それ以上受けても復習する時間を確保できないと前年までの経験でわかっていました。 両社とも択一が40点強で合否判定はC評価。今年もダメかと心が折れそうになりましたが、残り1カ月が勝負だというクレアールの斉藤、北村両講師の言葉を信じて、クレアールの参考スケジュールを自分なりにアジャストして無心で取り組むことにしました。 所定給付日数や計算問題の式、白書の数値傾向などはこの時期に暗記しました。 1年間の答練、過去問演習や模試で何回も間違えてしまう問題には自分の思考の癖というか傾向があったので、それを抜き出して丸覚えしました。選択式演習を重点項目理解に活用しましたが、直前期に最も役に立ったのは「ヤマ当て講座」のテキストです。受験生は膨大な知識を脳の奥にため込んでいると思いますが、最後に記憶のピラミッドの頂点として集約できるのは100ページ程度の薄めの資料が限界です。本番3日前の重点整理に大変役に立ちました。直前1週間は会社の夏休みをずらして、最後の総チェックに充てました。

(通学のメリット)

学習のペースメーカーとなり、教室ならではの緊張感を味わえます。 2回ほど私事で講義を休んでしまいましたが、独力で学習するのはけっこう心理的負荷がかかりました。私は性格的に通学が向いていると思いました。

(具体的学習法)

クレアールの予習⇒答練⇒復習をベースにしました。 市販の参考書も買いましたが、いろいろ手を出すのはお金の問題でなく、どこに何が書いてあったかはあやふやになり直前期の脳の情報整理にマイナスになり、焦りにつながりました。試験1週間前には使わない参考書や問題集を段ボールに入れて視野から隠しました。クレアールの各種資料は充実していますので、それだけでもおなかいっぱいになるはずです。 選択式対策は答練や模試に出た問題だけは間違えまいと思いました。特に一般常識の選択対策は白書や法改正部分を中心に自分が作問者のつもりで文章内に枠囲みして対策を行いました。 択一対策はクレアール20年分問題集を同一論点別にグルーピングしながら解くようにしました。

(自分なりに感じた合格のポイント)

1.初学者以外は受験経験から自分の弱点が分かっているはずなので、その対策をとる。 2.1年間の大まかなスケジュールを立てて、詳細版は欲張らないものを前週に立てておく。 3.隙間時間も大切にする。講義の音声データを通勤時間に1.3倍速で聞いた。 4.完璧主義に陥らない。今年は選択式で6割、択一式でハードルが上がったと言っても 3問の無効問題込みで7割切っても合格出来ている。 少しずつ確実な知識を積みかさねていくことが大切 5.自宅の机周辺をきれいにしておく。余計なもの(市販の参考書)を増やさない。それが脳の記憶の整理につながる。同じものを繰り返すからこそ反復になる。

(仕事との両立)

受験2年目に出向となり、職場環境の変化がありました。 朝は1時間早めに会社に行って仕事をし、帰社定時1時間以内には当日の業務を終了するように努めました。 試験1か月半前から禁酒として懇親会も遠慮させてもらいましたが、周囲に理解があったのが助かりました。

(試験当日)

<選択式試験>

いつも通り労基から解き始める。模試ではいつも選択式は時間が余ってしまうのだが、今回は長文を読ませる問題が多く余裕はありませんでした。労災、雇用はストレートな問題で少し時間を稼ぎましたが、一般常識でまた時間がかかりました。健保では論点はわかるがどっちだったか迷う問いがありましたが、ロジックから答えを導き出しました。厚年の計算問題は練習してきたものですが、47万と28万を勘違いして式に当てはめ痛恨の計算ミス。普段なら見直しで気づくところですが、その時間がありませんでした。国年は完全な時系列数値の記憶問題。ただしここは社労士Vの法改正で「北村のここが出る!」に載っていたし、授業で斉藤先生が「理論の理解が難しければ数値だけでも覚えておいてください」とおっしゃっていたので、まさに数値だけ記憶に残っていました。 時間ぎりぎりで選択式は終了。トータルでは点数がとれている自信はあったが、国年以外の社会保険科目で足切りの不安。答え合わせしたい欲求を抑えて、択一の長丁場を乗り切るため黙々と昼食。

<択一式試験>

得意科目である労・基からオーソドックスに解き始める。 例年より過去問そのままの論点の問題は少ない気がする。ただし昨年の自分ではそんなことすら気付かなかっただろうし、周りの受験生も同条件だと言い聞かせて冷静に解答。 一般常識で非常に細かい論点が出たが、これを正答に選ばせないだろうとまさしく常識性で判断。 確信を持って解けた問題が少なく、最後の国年にたどりつく頃には第4コーナーをへとへとで回ってきた競走馬のようだったが、ここが勝負の分かれ目と最後のひと踏ん張り。 数分の見直し時間があったので、マークミスが無いかを確認して終了。

<帰宅後>

家に帰ってネット(最速最短合格法)で答え合わせ。なんと選択厚年で計算ミスしていることに気づき愕然。救済が無ければ足切りの2点。選択合計は32点。 択一を採点、無効になるだろう問題も含めて足切り無しの50点。安衛、徴収はパーフェクト。 選択厚年は自分でも難問で無く普通の難易度だと思っていたので、半ベソをかきながら自己採点をネットに登録。そうすると難問だった国年の次に厚年の平均点が2点台で伸びていないことが判明。ここで「まだチャンスはある!」と気を取り直しました。

(運命の11月5日合格発表日)

出勤だったので会社のパソコンから9時半過ぎにアクセスしようと思っていましたところ、9時33分に携帯電話がなりました。 「クレアールです。合格です。おめでとうございます!」 急いでネットで合格基準と受験番号を確認。鼻の奥がツンとする。 翌日合格証書が届きました。

(総括)

勝因はつきなみだが、あきらめなかったことです。口の悪い同僚からは「まだ受けているの?ライフワークだね。」って言われていましたが、少しずつ知識が身に付いていることが自分でも実感できたので継続できました。 途中「一生受からないかもしれない」と弱気になったことや2日前に解いた問題をコロッと忘れて同じ論点で間違えたときなど、自分で自分の記憶力が嫌になることもありましたが、反復がまだ足りないのだと言い聞かせました。 1年という長丁場の試験勉強はモチベーション等メンタルケアが大切です。途中仕事面では部署が変わったり、家庭面では父が脳梗塞で倒れたりと常に環境は変化しましたが、周囲の協力もあってなんとかアジャスト出来ました。 今年は「これ以上はもう無理」と言えるところまで自分を追い込むことが出来たと思います。 初回試験では半分くらいしか得点できなかった自分でも泥だらけでもがきながら合格できました。 クレアールのアットホームな雰囲気の中、親身にかつ正直で厳しく指導していただいた先生、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
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