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実務家インタビュー 東郷 雅子さん

東郷雅子  

東郷 雅子さん (社会保険労務士)

私立大学卒業後、大手IT会社にてプログラマーや営業職に従事。 結婚・出産後、数社で総務事務を経験しながら社会保険労務士試験の学習を開始。 平成23年2月、開業登録。

社労士との出会い   社労士を目指した理由

私が社会保険労務士という職業を初めて知ったのは、第二子を出産後、三十代も半ばに入った頃でした。当時事務職として勤め始めた介護施設で、職員の給与計算を委託していたのです。私はその窓口ではありませんでしたが、毎月職員全員の分厚いタイムカードの束を取りに来ていただき、ありがたいなあと思っていたものでした。しかし当時は、社労士イコール給与計算をしてくれる人という程度の認識だったように思います。 ほどなくして転職した会社で、いよいよ事務窓口として社労士の先生とやりとりをするようになります。その会社では給与計算は委託していませんでしたが、社会保険関係の手続は全てお願いしており、その内容を身近に感じることができました。社労士という資格に興味を持ち始めた頃、知識があれば得られたであろう助成金を取り損なうという状況が発生し、悔しい思いをしたことをきっかけに、社労士の資格への挑戦を決意しました。 社労士受験予備校をクレアールとした最大の決め手は、時間の融通がきく、という点でした。仕事を持ち、小さい子供を2人抱えながらの勉強です。都合の良い日や時間に、DVDブースで自分の進度に合わせて学習できるのはとても魅力でした。また、月1回のゼミで受験仲間もでき、楽しく充実した受験生活を送ることができました。

合格までの経緯  育児と勉強との両立

受験生時代は、日々子供たちと共に午後9時に就寝、朝の3時半に起床して勉強という生活でした。とにかくクレアールの売りである膨大な過去問題集を繰り返し解き、テキストにフィードバックすることを中心に学習を進めていきました。北村先生が主催するインターネット最短最速合格法サイトも最大限に利用。その他、社労士受験雑誌の付録CDを通勤時間に聞いたり、退勤から保育園のお迎えまでに時間が取れれば、コーヒーショップで勉強しました。先生や諸先輩方のお話を参考に自分に合った勉強方法を模索しましたが、やはりシンプルに過去問題の反復に尽きる、と思います。 クレアールにてお世話になること3年。先生方や予備校スタッフの方々はもちろん、先んじて合格した仲間たちはゼミのチューターとして活動してくれたり、わざわざ試験当日に会場の入り口で声をかけてくれたり、とにかく暖かく応援してくれました。 そして、平成20年に社労士試験に合格しました。既合格者も集まった東京ドームホテルでの合格祝賀会は良い思い出です。 その後、事務指定講習を受け、正式に開業登録を行ったのは平成23年の2月です。それから1年が経過し、顧問契約は2件、先輩の社労士事務所での下働きも並行して行っている状況です。 合格してから4年。受験生当時保育園児だった子供たちも小学校高学年となりました。子供たちに比べると全く亀の歩みですが、着実に前進はできていると感じています。様々な状況下での手続を経験し、営業ツール、サービス内容も工夫を凝らし、日々勉強という充実した生活です。

現在の仕事と今後の目標

今後については、個人的には若干の迷いもあります。開業社労士にも勤務社労士(先輩の事務所の下働き)にもそれぞれに良いところ、悪いところがあり、所属する社労士会の支部によっても状況に開きがあります。どう活動していくのが自分にとって一番プラスなのか、まだ様子見の状態と言ってもよいかもしれません。 他方、マクロで考えると、社会保障と税の一体改革は大変気になるところです。これに伴って社労士の業務も改革されると思われます。しかし、それを不安視するのではなく、社労士としてこの歴史的な改革に立ち合えるかもしれないということにやる気が湧く思いです。どうせシステムは変わるから、などと思わず、現状の法律もしっかり把握しておかなけばならないと強く感じています。 自分も通ってきた道ではありますが、受験生の皆さんには本当に頭の下がる思いです。 様々なお立場の方がいらっしゃると思いますが、受験生当時、私の周囲には必要に迫られてという方はあまりいらっしゃらなかったと記憶しています。それでもハードな国家試験にチャレンジしようという姿勢は素晴らしいと思います。そして、チャレンジするからにはぜひ結果を出してほしいと思います。

これから社労士を目指す皆様へ

私からアドバイスができるとすれば、年に1回しかない試験だという重みは、忘れないでほしいということでしょうか。私は、1年めは試験当日に体調を崩し(後にマイコプラズマ肺炎だったことが判明)、2年めはプライベートな問題を試験当日まで払拭できず、という大変中途半端な臨み方を繰り返してしまいました。皆さんには、細心の注意を払っていただきたいと思います。あとは、クレアールの先生方と教材を信じて、素直についていけば大丈夫です。頑張ってください。  
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