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実務家インタビュー 假谷 美香 さん

假谷 美香 さん

特定社会保険労務士 グリーン社会保険労務士事務所 代表

假谷 美香さん

愛媛県出身。中央大学商学部卒業。 大学を卒業後、東証一部上場企業の総合職として就職するが、自給自足に魅かれ農業の道へ進む。農業生産法人でチームリーダーとなり、組織運営の難しさを実感。メンタルヘルス不調の部下を抱え、自らも自律神経を患う。それがきっかけで15年間続けた農業を断念。その後、4回の転職を行う。 自ら経験した業種は製造業、通信サービス業、農業等。職種は、農業、企画、オペレーター、ネットワーク管理、総務、経理。と数多い。その多種多様な業種・職業での経験を生かし、女性ならではの視点で活躍する情熱系社会保険労務士。 「出会った会社は一生サポートさせて頂く」を経営理念に、女性の立場から、人材を現場力に活かす組織作り、メンタルヘルス面を考慮したきめ細かい就業規則の作成で、多くの企業の労務コンサルタントとして、活躍している。 講演実績は、東京商工会議所、船橋商工会議所、大同生命保険株式会社、駒沢女子大学、東京調理師専門学校、千葉県社会保険労務士会、豊島法人会他。産経新聞、月刊総務に寄稿。趣味はコミュニケーションマジック。
 

社労士との出会い、受験のきっかけ

私は大学を卒業後、メーカーに就職して、2年ぐらいですぐに農業の道へ進みました。その後、昨今の温暖化の影響で、この道を断念しましたが、スキルがなく再就職に苦労しました。何か資格を取って自分で独立したいと思ったことが社労士を目指した理由の一つです。それから、農業時代に農業生産法人の立ち上げにかかわることがあって、その折、日本は社会保障が非常に手厚い国だけれど、農家や自営業の人には情報も回ってこないし、手厚い福祉の枠外にあるという印象を受けました。社労士という資格に出会ったのは、農業を辞めてからですが、その時の思いが最終的に社労士を目指そうと思ったきっかけになりました。

合格までの道のり、仕事と勉強の両立

私が社労士の勉強を始めたのは、某通信会社でオペレーターとして働いていた頃です。この仕事はシフト制勤務で時間もばらばら、土日も休みはありませんでした。せっかく予備校に申し込んでも、行けない日も結構ありました。そこで、普通の事務の仕事に転職をして、土日にきっちり休みを取り、予備校に通う時間を作りました。私は合格までに3回受験をしています。1年目は様子見感覚で受験。2年目は選択式で一点足りず不合格。3年目は選択式対策をメインに勉強をしました。社労士の試験は細かい条文にこだわりがちですが、この年にクレアールで北村先生に出会い、「法律の大枠をまず抑える」という勉強方法を教えていただいたことが、3年目に合格できた一番の理由だったと思います。

現在の仕事

社労士というと、社会保険の事務代行というイメージがあると思いますが、私のスタンスは、ご縁のあった会社のお悩みを何でもサポートしていくことです。通常の顧問業務や就業規則の作成、助成金の申請等に加え、プロコーチのスキルを活かして社長さんのコーチングや社内研修を行っています。また、最近特に力を入れている業務は、メンタルヘルス対策のコンサルタントです。働く環境が複雑化していることもあり、最近はメンタル面で悩んでいる従業員が増えています。精神疾患による労災認定も増えており、会社が対策をとることは急務と言えます。それらに対処すべく、企業でメンタルヘルスに関する研修をしたり、社員の現状を把握した上で、就業規則を改定し、労務管理の側面から対応しています。

これから社会保険労務士を目指す皆様へ

人々が多様な働き方を求めている今、企業が生き残こり大きく発展していくためには、従業員のモチベーションをアップさせるという問題を抜きにはできません。社労士の業務は、まさにその企業の人に関わる部分です。そして同時に、社労士の業務の範囲は、労務管理のコンサルタント、就業規則の作成、助成金の申請、人事制度の策定等、非常に多岐にわたっています。開業後は、多くの業務の中から自分にあった業務を選び、特化して行うことも可能です。企業の発展のためにアドバイスを行い、一緒に自分も成長していく、そんな社労士の業務に私は毎日やりがいと充実感を感じています。皆さんもぜひ一緒にこのすばらしい業界でがんばっていきましょう。これから社労士の目指す皆様に心からのエールを送ります。
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