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「育児休業と受験勉強」 池谷 公志さん

池谷 公志さん

受験回数:3回

 

社会保険労務士受験のきっかけ

私が最初に社会保険労務士を受験したのは5年前でした。当時はまだ何を勉強するのかも分からず、只々漠然と労務と社会保険というとても身近な知識をしっかり身に付けたいという漠然とした思いから学習をスタートしていました。始めてから驚いたのはその試験範囲とボリュームでした。

初年度の試験では、択一式の点数はボーダーラインに辛うじて届いたものの選択式が2科目の救済待ちで、そのうち1科目が基準点に満たずに不合格となりました。僅か1点足りない結果ではありましたが、今思えば当時の知識量は全く充分ではなかったと思います。しかしながら、受験をしたということをきっかけに、就業規則の改正に携わったり、変形労働時間制の見直しに携わったりと、勤めている会社内でも労務の仕事に参加するようになり、このことを通じてより関係法令を調べるようになりました。

 

クレアールとの出会い

最初の受験は教養を深めることが目的だったため、不合格となってから3年間は再受験を考えずに他の資格の学習をしていましたが、次第と社内で労務に関わる相談を受けることが増えたこともあり、いっそのこと改めて一から勉強をしなおして合格できるレベルまで学習をしなおそうと決意し、平成28年の受験を決意しました。これがクレアールと出会うきっかけとなりました。

そんな折、受験の7ヶ月前に妻の妊娠が判明し、嬉しい思いと共に「育児のことを考えるとこれがラストチャンスだ」と考え、自分を追い込んでいきました。クレアールのテキストは通達等の記載が丁寧に掲載されていて「ここまで押さえないとダメなんだな」と思ったのを覚えています。直前期には答練マスターを2周して、最初の受験では合格ラインに届くのも大変だった択一式では、模試で40点後半から50点代を取れるようになり大きな自信に繋がりました。

 

受験2回目の失敗

ところがこの自信が良くなかったのか、目的条文の記憶が甘く、選択式の雇用保険で基準点に届かずにこの年も不合格となってしまいました。北村先生が目的条文の重要性について仰っていたことを身をもって体感しました。私にとってこの年は、この不合格が大きなバッドニュースではありましたが、合格発表の前に長男が誕生したことが何よりグッドニュースでした。

 

社会保険労務士受験勉強からの育児休業

社会保険労務士の受験勉強をしていたことで何よりも大きかったことは、妊娠判明後に育児休業の申請を会社に出したことです。手続きなどを知ることができたのもありますが、丁度この年の4月から男性の育児休業に対して会社への助成金給付が始まったことに背中を押され、12月から4ヶ月間の育児休業をとることを決めていました。

夫婦共働きのため子供の保育園入園の申請を済まし4月に職場復帰を目指す予定のはずでしたが、4月の入園が叶わず所謂「待機児童組」に仲間入りしてしまいました。再々受験の予定は全くなかったのですが、やむを得ず休業を延長することになったことを機会に「この延長休業を使えば、もしかしたら今からでも遅くないのでは?」と考え4月のタイミングで再受験を決めました。

するとその直後には何と6月入園が決まってしまい、会社も6月復帰をOKしてくれました。入園と職場復帰が決まりホッとする一方で、仕事と受験勉強と育児の両立という課題に複雑な心境でもありました。

 

2回の失敗を踏まえての受験勉強

延長休業中の4月と5月は子供が眠っている1日4時間ぐらいを利用して何とか全テキストを1周し、職場復帰してからは起床後と通勤時間に学習時間を確保して答練マスターを1周。さらには前回の受験の失敗から「社会保険労務六法」を思い切って購入し、労働法の全文をチェックしながら、クレアールの横断整理の目的条文をノートに書き出すなどして選択式対策を進めました。

そして3回目となる受験直後の自己採点では択一式52点&選択式の足切りなし…!救済待ちでハラハラしていた過去2回とは違い余裕をもって結果を待つのみでした。

 

油断大敵

これから受験を予定されている受験生の皆様へは、講義中に諸先生方が仰るちょっとしたアドバイスには「自分は大丈夫」と思わずに取り組んで頂くことをお薦め致します。これは一度失敗した経験からそう思っています。

最後に2年間お世話になりましたクレアール社会保険労務士講座の講師の皆様、スタッフの皆様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 

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