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「8回目でようやく合格。夢をあきらめない受験生からのメッセージ」荒武 慎一さん

荒武 慎一さん

上級スタンダードコース

〇受験勉強を終えて感じた事

「あーあ今年も一点足りず。また一年間過去問の繰り返しかあ」と試験場の帰り道、7回嘆いていましたが、8回目にしてようやく合格できました。 定年後の準備として「士業」を選択するかたは多いかと思います。私の場合も同様で、経営コンサルをするにあたっては、届出の独占資格である社労士は絶対取得すべき資格でした。 確かに一回目受験をしたときは、ある程度の点数がとれ、あと一回二回で合格だな、楽勝!と思っていました。ところがそんな私に社労士試験が牙をむいたのが三回目でした。過去問を4回まわし、模擬試験もまあまあ、わかったつもりになっていましたが、一回目と同じ点数になり、ショックでした。四回目は過去問を徹底的にマークしましたが、選択一点差で不合格。受験仲間が次々と合格する中で、早く合格したい一心で相変わらず過去問ばかりやっていました。5回目も同様で、6回目不合格になった時点で、ようやく素直に自分の今までのやり方を反省しました。なんと、信じられないでしょうが、テキストは1回目のとき読んだだけで、あとは過去問、答練ばかりやっていた自分がそこにありました。楽をしようとしていたのですね。これではいかに答練で鍛えていただいても、その問題は解けても、周辺の問題が全く解けていないということが分かったのです。 7回目はテキストを隅から隅まで確認し、過去問・答練箇所との突合せをおこないました。選択一点差で不合格でしたが、納得がいきました。8回目は7回目と同様の方法で取り組み、救済なしで合格できました。 テキストをないがしろにしていた「社労士受験のプロ」として、心の底から勉強方法がわかったのは、実に7回目受験からです。楽勝!と軽く見ていた自分に対し恥じることしきりです。 模擬テストも合計40回くらい受けています。でもその心構えが悪く、点数ばかり気にし、せっかくの解説もほとんど見ていませんでした。判例ばかり出た年は、分厚い判例集を買ってきて予想問題を作ったり、出題者の著作を読み漁ったり、試行錯誤もいいところで、「楽に合格したい」という甘い気持ちに社労士試験は鉄拳を食らわせたのです。 確かに最近の傾向は、テキストに載っていない部分から出題、しかも選択で!択一もやたら事例問題ばかり、ということで「落とすための試験」になってきつつあります。過去問の出題比率も下がっており、なにを頼りに勉強してよいものやらと迷うことも多いかと思います。 そこで最終年度は、何回やっても間違うところのポイントを一行にまとめたノートを作りました。合計200か所くらいになりましたが、試験日当日もそれを確認していました。 「学級委員長」として、当時あった通学クラスでは、節目節目の懇親会をアレンジしていました。会社の人には社労士受験のことは話をしていませんでしたので、孤独な戦いのなか、8年もやれたのは、そこで苦しみを分かち合える、斎藤先生・受験生仲間がいたからこそです。 はっきり言って、決して楽に合格できる試験ではありません。ただ、しんどいですがテキストを丹念に読み、過去問・答練をやる。当たり前のことをバランスよくやるのが結果的には合格への早道だと思います。まあ8回もやっている人の話ですから、評価はお任せするとして、みなさんの合格を祈念いたします。
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