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「復習タイミングを間違えずに強い意志で完全合格。」 佐藤 陽子さん

 

佐藤 陽子さん

受験回数:2回 (1回目:他社通信講座、2回目:クレアール)

 

はじめに

50歳にして第50回の社会保険労務士試験に合格しました。2回目の挑戦ですが、基準点割れもなく完全合格できました。これも北村先生が提唱する勉強法に従ったからだと信じております。ありがとうございました。

社会保険労務士を志した動機

勉強前は、単身赴任や転勤、出張、残業や長距離通勤を伴う、ハードな仕事をしていました。そして案の定、心身共に疲労困憊の日々。何かが違うと悩み、夫の理解と協力のもと、会社を辞め、夫の職場の近くに引越し、私は長距離通勤をしなくても良いよう、家の近所で自分の時間をコントロールしながら働く道を考えました。

書店に行き、手当たり次第、興味がある資格のパンフレットを持ち帰りました。その中にあったのが「社会保険労務士」。「国家資格だし、将来、独立・開業が可能だし、いいんじゃない?」と、パンフレットを見た夫が、言ってくれたのがきっかけで勉強を始めました。実のところ、社労士って何する人なのか、あまりよくわからなかったのですが、調べてみると、今までの会社人生でかかわってきた労働法、雇用保険、健康保険、そして将来お世話になる年金、と身近な法律ばかり。おまけに、全部マークシート! 社会人で働きながらでも合格できそう。だったら大丈夫かな。そんな気軽な感じで受験勉強を始めました。

初受験で失敗した理由

初受験時は、他社の通信講座のみを利用しましたが、そもそも社労士試験を甘く見ていました。1ヶ月前まで計算機を持ち込めると思っていたくらい、試験概要も理解していませんでした。また、欲張って、ファイナンシャルプランナーや簿記2級なども受験し合格していきましたので、トントンと社労士も合格できるつもりになっていました。

が、社労士は他の資格に比べるとボリュームがあり、インプットばかりになっていました。すぐに問題演習をすれば良いのに、後回し。ゆえに、忘却。またインプット。悪循環です。完全に問題演習が不足していました。

クレアールを選んだ理由

初受験後の自己採点で明らかに不合格だとわかり、すぐにクレアール主催北村先生の「最短最速非常識合格法」と法改正のセミナーに行き刺激を受けました。その際、北村先生の「最短最速非常識合格法」の本と(後に郵送で)「横断縦断超整理本」を無料でいただき、「合格法」の通りに1年の勉強計画を立てました。

さらに、北村先生が主催する「最短最速非常識合格法」の受験生日記のリベンジ組ライターに応募し選んでいただき、そんなことから自然と北村イズム(?)に染まり、「最短最速非常識合格法」のサイトからクレアールの「直前総まとめパック」のハイレベル答練、3時間で7点アップ、白書対策講座、総仕上げヤマ当て講座を申し込み、北村先生と斎藤先生にお世話になりました。

2年目合格年の具体的な勉強方法

<0-原則>

北村先生の「最短最速非常識合格法」に従い、自分に合うやり方で信じて続けただけです。私の場合はとにかくアウトプット重視! 重要過去問は100%理解まで繰返し、復習のタイミングも計画的に工夫しました。勉強の日程表はプロジェクト管理のように予定実績管理表や過去問の解答記録などをExcelに作成し、臨機応変に予定を変更したり、達成度合いがわかるようにしました。基本的には手を広げすぎないこと。必要で十分な教材・問題を完全に理解するまで繰り返すこと。上手に復習すること。

<1-インプット>

インプットは法改正と統計・白書の情報のみ。ネットや雑誌、ハイレベル答練、模擬試験から最新情報を入手し、初受験時に使用したテキストに追記。問題を解く度に初受験時のテキストを辞書のように読み、新たなインプット講座受講は無し。受け身で聞くのは眠くなるだけで私に合わない。動画音声を聴く必要があるときは、スキマ時間やバスタイムに流すなど工夫しました。

<2-過去問、アウトプット>

最近の社労士試験は過去問だけでは太刀打ちできないと言われますが、過去問すらできなくてどうして新種の問題が解けるのか疑問です。一問一答は過去14年分を反射神経で解けるくらいまで、択一式、選択式どの形式でも「○(完全理解)」「△(正解したがあやふやな選択肢や不明点あり)」「×」に分類。「△」と「×」は「○」になるまで繰り返しました。クレアールのハイレベル答練や白書対策講座、3時間で7点アップテキストの問題も同様に「○」になるまで繰り返しました。重要問題の場合は、解説に書いている内容や条文をスラスラ説明できるまで「△」のままとしました。少し自分に厳しいくらいでちょうど良いです。

<3-復習タイミング>

繰り返す復習のタイミングも重要で「エビングハウスの忘却曲線」に合わせました。基本的には、今間違えたものをすぐ復習、24時間以内に復習です。間違えたらさらにその翌日も復習し、「○」だと確信するまでしつこく繰り返しました。数日間繰返し、さらに1週間後、1ヵ月後、2ヵ月後に再度復習する計画を立てておきました。

<4-暗記方法>

目的条文や体系図などの暗記も過去問と同じで、復習タイミングの通り繰返しました。無駄に毎日する必要はありませんが、完全に長期記憶に留まるまで、しつこく繰り返しました。ツールとしては、暗記用の赤いシートや雑誌の付録のカード、自作のExcelメモのほか、直前期は特に京大式カードのような大きめの情報カードに手書きし、覚えたものから除いていきました。カードをめくりながら覚えていないとき、10分後に覚えていないことは明日もできないと思い、すぐにできるまで繰り返しました。

<5-模擬試験>

初受験時の失敗経験から“復習できる範囲で”5回挑戦しました。大手資格予備校の中間模擬試験1回、公開模試1回を会場受験。自宅でクレアールの無料模試、他校の公開模試、月刊誌の模試を本番同様の時間計測により受験。難問奇問は無視し、他の受験生ができている問題や法改正を中心に数回復習しました。このときも、復習タイミングを計画的に行いました。

<6-横断整理>

初受験時に全科目のインプットは終わっており、横断整理しないといけない項目は何なのかはわかっていますので、2年目の勉強時は常に横断整理を意識していました。遺族、障害、被保険者など、ある科目の問題を解く際に、他科目ではどうだったのかを説明できるまで問題を繰り返しました。

<7-直前期>

北村先生の「最短最速非常識合格法」本の通りに計画しました。一般的には8月が直前期ですが、私の場合は記憶が飛びやすい年代に入っていることもあり、7月から勉強時間を増やし追い込みました。そのため少々疲れましたが、2ヶ月あれば、長期記憶として留まるものが増えるので、結果として良かったのかと思います。徴収法と社労士法、一般常識は毎日やりました。また、手元にある問題は全て解き、できるようにしました。これは自信になりました。最後まであきらめず、試験前日の寝る前に「総仕上げヤマ当て講座」を再受講。斎藤先生がふと気になると話したことが本番で出たときは飛び上がるほど嬉しかったです。本当にありがとうございました!

ちょっとした考え方のコツ

*科目は少ない!苦手科目なんてない!

初めて受験する方は社労士試験の各法律を「科目」として考えるとたくさんあって大変って思うかもしれません。ですが、2年目になって大きくざっくり「労働関係」「社会保険」「一般常識」そんなくくりで考えると3科目くらいしかないのと同じ。横断整理しながら各法律に並行して触れていくと負担が少なくなった気がします。何度も間違える問題や項目はあるかもしれません。それは復習が足りていないだけ。得意分野があるのは良いのですが、それだけでは社労士試験は通りません。苦手科目なんてない、って考えて、どの法律にもフラットな気持ちで臨んだほうがいいのではと思いました。

*目標をひとつ上にして、強い意志で決意する。

ギリギリ合格ではなく、完全合格。そして、合格がゴールではない。合格後はどうなりたいのか、何をしたいのかを考えて試験に臨みました。また、「合格したい」という希望的観測ではなく、「絶対、必ず合格する!」という肯定的な強い意志を持ち、絶対合格すると決めたら、合格するための勉強法を実践し、自分を信じることが大切だと思います。

実は、もしかして選択式で失敗したかな~と試験当日の昼休みに不安にはなったのですが、勉強中は一ミリもダメだなんて思っていませんでした。模擬試験でD判定が出ようが、とにかく合格を信じて復習を繰り返しました。試験後に書店の社労士試験コーナーに行くと二度とあんな勉強したくないと具合が悪くなるくらい、そのぐらい必死で勉強しました。

*感謝の気持ちを伝える。

協力してくれる家族や周囲の人に感謝し、「ありがとう」と言葉で伝えること。周囲との関係が良いと心穏やかに勉強できます。

勉強時間

私は手抜き家事とFP講師しかなかったため、自由時間が多かったので、昼間の試験時間帯に主に勉強していました。気分が乗ってくると夜まで勉強しましたが、早起きはもともと苦手で、朝早く起きて勉強することはできませんでした。自分に合った時間帯でいいのかと思います。また、まとまった時間を作ることも大切ですが、5分や15分のスキマ時間も活用して自分の集中力に合ったやり方で。疲れたら無理せず寝る。睡眠も重要です。

さいごに

実務の世界では1、2年の差はたいしたことありません。来年、合格される方と私の違いなんて微々たるものです。私もこれから社労士として修行しながら社会に貢献できるよう頑張ります。皆さんとも実務の世界でお会いできることを楽しみにしています!

 

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