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「教材を信じ不安に負けない」 M・Aさん

 

M・A さん

受験回数:2回

社労士の志望動機

社会保険労務士とは10年ほど前に仕事上で付き合いがありましたが、そのときは特に関心がありませんでした。しかし、消えた年金問題や働き方改革 など社会情勢が変化し、親に給付されるようになった年金について詳しく調べているうちに社労士という仕事に再びたどり着き「これは社会人として知っておかなければならない知識だ」と気づきました。

クレアールを選んだ理由

幼い子どもがいる平凡な会社員のため、時間も金銭的余裕もそれほどありません。通信教育で、オプションをつけなくても基本講座が充実しており、何より安いーという条件の下、各学校の講座を比較検討しました。クレアールを選んだ決め手は値段と過去問題集の充実ぶり。20年分というのは他社にない魅力でした。

具体的な学習方法

ネガティブで集中力が無いことを自覚していたので、いかに心をコントロールするかが最大の課題でした。目標は1日2時間。場所はいろいろ試しましたが大手コーヒーチェーンが一番合っていたので仕事帰りに寄るようにして勉強を習慣化しました。

インプット期

スケジュール設定の重要性は多くの方が触れられていますが、全体量が分からないので1年目は苦労しました。とりあえず、最初に送られてくる動画配信の日程表を指標に新しい科目が始まる前までに視聴、基本テキスト読み込み、過去問1周はこなそうと考えました。過去問は当然間違えてばかりでしたが先に進むことを優先しました。

応用期(4月下旬〜6月下旬)

各法律の動画視聴が終わり答練に取り組みました。が、全然覚えていない。焦りました。自分のふがいなさを一通り責めた後、いくつかの方法を考えました。効果的だったのは、1問につき、間違えた部分とその解説をルーズリーフの1行分に収めるよう要約し書き込む作業。論点を自分の言葉で噛み砕きエッセンスを抽出する訓練は後々役に立ったと思います。そうして要約をびっしり書き込んだノートを、ビリビリに破り捨てました。勿体無いと思う半面、どうせ読み返す時間もないので思い切りやりました。後戻りできない状態に持っていくことで、問題に丁寧に向き合う緊張感を高めました。

今でも不思議ですが、年金科目に苦戦していたある日、急に問題の論点がつかめるようになりました。英語で書かれていた文章が急に日本語になったように頭の中にすっと入ってくる感覚です。過去問や答練にひたすら挑み続けたことで頭の中のスイッチが入ったのかもしれません。苦手意識が少し薄まりました。

直前期(7月〜8月中旬)

途中で白書や横断整理、法改正の講座を倍速で視聴しつつ、相変わらず過去問と答練を解く作業が大部分。何回か繰り返していくとルーズリーフに書き込む行数も減っていき、成果の「見える化」につながりました。模試はクレアールと他校の2つ。意識したのは解くスピードと時間配分の確認、知らない論点に出合うことです。得点は気にしませんでした。

超直前期(8月中旬〜本試験)

過去問題集の四角3つ問題に絞り、1日1科目のペースで回しました。本試験直前の3日前からは有給休暇を取り、コンプリーションノートを読み込む作業に没頭しました。夜には吐き気がしましたが、食事と睡眠をいつも以上にしっかり取り、体調を整えることにも努めました。最後の詰め込み作業は特に選択式で効果があり、39得点につながりました。

はかどらないイライラは・・・

何回やってもなぜか覚えられない論点、数字もありました。その時は制度に対しての文句、悪口を基本テキストなどに書き込みました。はかどらないイライラと怒りの感情をぶつけることでその部分が記憶に残るようにしました。

本試験

選択式は労働基準法から順番に、択一式は厚生年金→国民年金→健康保険→労働科目の順に取り組みました。模試で、疲れが出てくる後半に年金科目に立ち向かう気力が湧かず、1科目の目安となる30分以内に収めることが一度もできなかったためです。元気で時間に余裕があるうちに社会保険科目を終え、必ずトイレに行って気分を切り替えるようにしました。

もう一つ心掛けたのは最初に選んだ回答を変えないこと。明らかな間違いに気づいたら訂正しますが、変更後の解答にも自信が持てない場合は直感を信じました。

クレアールでよかった点

斎藤先生のツボを押さえた講義、過去問の豊富さも特長ですが、最も重宝したのはコンプリーションノート。重要項目がコンパクトにまとめられているので、過去問題集とセットにして常に携行しました。これなしに合格は不可能だったと言えます。

また、新聞を読むことは選択式一般常識対策として有効です。前年に出た国別就労者数、今年出た出生率関連はいずれも新聞に掲載されていた内容です。見出しを見て社労士試験に関係がありそうなものだけ拾っておけば十分です。新聞は平明な表現で制度を説明してくれますので、法改正部分や趣旨などが頭にすんなり入ってきます。勉強の合間の気晴らしとしても使えます。

受験勉強を終えて

勉強に費やした2年は苦しい時期でありましたが、同時に贅沢な時間でした。自分のためだけに費やすことができたのですから。社会人がこれだけの勉強時間を確保しようと思うと家族の理解と応援は絶対に欠かせません。感謝の念しかありません。

試験は年1回で道のりはとても遠いのに、一方で7月あたりから「勉強量が足りないのではないか。ほかのオプションや問題集もやった方がいいのではないか」という焦りが常につきまといました。ですが、どんなに手を広げてもその不安が消えることは結局ありません。振り返るとクレアールから送られてくる基本的な教材だけでも十分合格ラインに届く実力を養えたと思います。ネットなどで有利になりそうな情報を探して現実逃避してしまいがちですが、自分は自分と割り切ること。そして、しっくりくる自分だけの勉強パターンを見つけるのが合格への近道だと思います。

 

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