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心理系公務員 合格者座談会 その3

 

教養と専門のバランス

司会:ちょっと勉強のペースの話とかはまた後で、動機付けの維持と一緒にお話しいただく機会があると思うので、ちょっと別な話にいきます。教養と専門のバランスというのは、たぶん勉強されている方はみんな悩まれるところがあると思うので、その辺りをお伺いしていきたいのですが、Iさん、いかがですか?教養と専門のバランスをどんなふうに取っていらっしゃいましたか?

Iさん:私の学部自体が心理学部に特化した学部ではなかったので、どっちかというと心理学のほうに重点を置いてやっていました。教養はちょっと志が低いのかもしれないですが、足切りに遭わなければいいかなというのと、ひたすら心理のほうでがっちり点数を取ってやろうと思っていたので、たぶん比重的には、正直言ってしまうと7割ぐらい心理にかけていた気がします。教養は得意な科目を伸ばすということに重点を置いていたので、英文と現代文と化学と地学とかで、ただ苦手な数学とか数的処理は本当に基本だけしかやってなかったです。

司会:専門に力を入れていたという。

Iさん:はい。

司会:第一志望は、埼玉県の上級の心理と決めていたのですよね?

Iさん:はい。

司会:それもある1つのやり方ではありますよね。教養は最低限落ちなければいいと。自分は専門で取るという、そんなやり方も確かにありますよね!?ありがとうございます。

Iさん:ただ、ちょっとあまり駄目なのかな・・・と。

司会:いえいえ、そんな駄目なんていうことは。どんどん真実をお話しください。ありがとうございます。Hさんはいかがですか?

Hさん:私は、教養は数的処理だけしか勉強していなくて、1月から始めたので結構遅いなという自覚がありまして、しかも数的処理は比重が重いという前情報がすごくあったので、それに結構脅されて、数的処理ばかりとにかくやって、この講義を受けてという感じでした。現代文と英語はあまり苦手意識がなかったので、それでやろうという感じで特にやらず、2カ月ぐらいそれだけやっていまして、その後に近しい友人から、専門をやったほうがいいのではという指摘を受けて、確かにと思い、3月からは講座を受けて、ノートを作ったりしつつ、とにかく心理学をやるという感じにしました。

司会:もともと心理が専攻なわけですよね?

Hさん:はい。

司会:その意味で、ある程度貯金ではないですけど、土台ができているという自信があったから、そういうふうに結構遅めに心理を始めた感じですか?

Hさん:数的処理をやっていたら、ちょっと何かはまってしまってというか、楽しくなってきたのですが、でも大学院の受験のときに作っていたファイルがあったのですが、それを見返してみてもすごく抜けているということに気付いて、これはやばいとなって、それで過去問を(解いてはいないのですが)取りあえず見て、どれを主にやったらいいかというのを書き出して、優先順位を付けて、その分野ごとにどんどんつぶしていこうという感じでやりました。

司会:では、院試の財産はある程度あったという感じですか?

Hさん:そうですね。ノートに関してはゼロから作らなくていいというのがあったのですが、ただ公務員試験で出る重要なところと、院試で出る重要なところはちょっと違いがあったので、結構作り直したところもありました。

司会:ありがとうございます。Gさん、どうですか?法学部生としては、専攻外の専門が何科目もあったりしますがどうでしたか?

Gさん:私は逆にゼロから、積み重ねがないところからのスタートだったので、例えば12―13時間勉強しているときは、3時間教養、9時間専門というぐらい、たぶん1:3ぐらいの割合で本当に専門に力を入れていました。ただやみくもにやってもしょうがないと思っていたので、やることをしっかり決めて、特にやっていたことは、やはりノートがなかったので授業を受けたものをまとめたもの、あとは―先生が紹介してくださった基本書とかを図書館で借りて、それをまとめた自分なりの教科書みたいなのを作って、それを本当に見返すようにしていました。

司会:今日持ってきてくれているのですよね?

Gさん:今日持ってきています。

司会:では、後ででも・・・。今日、勉強したときのノートを持ってきてとお願いしているので、後で時間のあるときにいろいろ頼んで見せていただいて、皆さん何か得て帰ってください。何か付け加えることはありますか?途中でごめんなさい、大丈夫ですか?

Gさん:それだけではやはり足りないので、直前期は400字か600字ぐらいでワントピックについてまとめた、法学部で言ういわゆる模範解答というものを作って、それをひたすら本当に読み込むという勉強を続けました。教養は、私は本当に文章理解と数的しかほとんどやっていなくて、ただそれには本当に3時間きちんと時間を費やして、確実に点を取れるようにしていました。それぐらいです。

司会:ありがとうございます。Fさんも院試のときの財産があるタイプですか。Fさんはいかがですか。

Fさん:臨床心理の内容に関しては、逆に細かすぎるぐらい知っていたけれども、あとの社会心理や基礎心理に関してはほぼゼロの状態でした。なので、最初に講義を受けるに当たっても、やはり順番としてはその辺の抜けている基礎心理から聴いていこうとしていました。

司会:ありがとうございます。Eさん、いかがですか?

Eさん:今、何の話ですか?

司会:教養と専門です。

Eさん:結構時期によって違っていて、勉強したばかりのころは、取りあえず数的に慣れようと。専門は大学の授業を取りあえず受けていました。というのが長く続いて、しばらく数的はコンスタントに解いておいて、先生の授業が始まってからは、専門はそれをベースとしてやっていました。

今見たら、3年の1月ぐらいまではほとんど教養は数的だけで、あとは専門をひたすらやっていました。1月、2月ぐらいから、だんだん知識分野の社会科学とか、人文科学とかを入れていきました。あとは国立大学法人を受けたので、その直前はもう教養の鬼みたいになって、その時期は教養が多くなりまして、今度、法務省の専門職とかの時期だと専門が増えていって、時期によって結構変わっていった気がします。

司会:わりと数的を早めに始める方が多いという感じなのでしょうか。ありがとうございます。Dさんはバランス的にいかがですか?

Dさん:私も最初にどう進めていっていいか分からなかったので、土井原先生にお伺いしたら、数的処理とおっしゃったので、数的処理をひたすらやっていて、特に苦手だったのですごく時間を費やしました。心理は好きだったので、大学でも少しやっていましたし、やればいつまでもやれるぐらいだったので、どちらかというと6:4ぐらい、教養が6ぐらいでやっていました。

司会:今、土井原先生とおっしゃいましたが、クレアールは担任制というのがありまして、土井原先生が担任ということなのです。その都度、相談ができるということで、そんなクレアールの利用の仕方をフル活用したという、そんな一端が今、お話で伺えました。ありがとうございます。ではCさん、どうですか?

Cさん:私は他学部出身なので、やはり専門をちょっと重視して、7:3ぐらいで勉強してきました。私もクレアールの担任制度をフル活用して、聞いた結果、やはり数的からやったほうがいいということでした。最初は数的と心理学を中心にやってきて、1月ぐらいまでには取りあえず数的と専門の勉強は一通り終わらせることができたので、私は神奈川県チャレンジ早期枠を受けることになっていたので、やはり教養も力を入れなければいけないということで、教養は本当に短期集中でやりました。

司会:ありがとうございます。彼は法務教官なのですが、1番で受かってるんだよね?しかも、史学科という人間科学と全然違うジャンルのところから受験されて、でも最初から色々な科目を並行してやるようなところがあったと思うのですが、心理学から始められたとおっしゃっていましたけど、ほかの科目とかはいつぐらいから始めたのですか?

Cさん:取りあえず本当に心理が終わったら次は社会学という形で、一個一個進めていったので。

司会:それはクレアールの講義の展開に合わせてという感じですか?

Cさん:そうですね。でも、心理と社会福祉は一緒だったかもしれないです。だいたいクレアールの授業が始まるときに合わせて始めている感じでした。

司会:ありがとうございます。Bさん、いかがですか?

Bさん:教養と専門は、私はたぶん半々ぐらいで、やはり数的処理は最初に始めました。心理学は年内にはちゃんと終わらせようと思って、年内にはなるべく消化しました。私は保護観察官を受ける予定だったので、社会学と教育学と社会福祉ということで、心理以外のものは専門ではないのですが、大学3年の1月はちょっと授業で忙しかったので、それが終わって2月からですが、それでも遅れていると思っていたので、毎日動画を見て、あと過去問を、社会学はスー過去という市販されているやつを毎週やりました。

司会:スー過去・・・。

Bさん:『スーパー過去問ゼミ』です。

司会:『スーパー過去問ゼミ』という、どこかの出版社が出しているやつですね。

Bさん:はい。教育学は問題集が本当にないので、教員採用試験のを・・・。

司会:教育学は教採の問題集とか参考書を使うと。問題集がメインですか?

Bさん:問題集だけです。あと福祉のほうは、社会福祉士の問題集を買って、それは難しすぎるので、講義で触れていたところだけを拾ってやっていくという感じで。

司会:社会福祉は社会福祉士の問題集だけれども、あれは難しすぎるので、クレアールの授業でやっていたところをメインでやるという。

Bさん:社会、教育、福祉のほうは、本当に専門知識がなかったので、なおかつ1対1対応で覚えることがすごく多くて、この理論を唱えた人はこの人という1対1で覚えられるので、私は単語帳を作って、人の名前を書いて、その裏に理論を書いて、名前を見たら理論を言えるようにする、逆に理論を見たら名前を言えるようにするというのを、電車の中とかでよくやっていました。

司会:それは何か単語帳みたいなやつを作っていたということですか?

Bさん:単語帳は市販されているので、それを買って。

司会:市販されているやつを。

Bさん:ペラペラという紙のやつをやっていました。あと社会学は私自身も興味があったので、結構やっていたら面白くなってきてしまって、本番の保護観察官の2次の試験で、私の専門は心理なのですが、心理学はちょっと書けないなと思って、実は私、社会学で記述を書いたのです。ですので、ほかの専門科目も、法務省の専門職を受ける人はやっておくと、やはりためになると。 注)法務省専門職の記述は1科目選択です。

司会:いざというときに、心理学を捨てて社会学で。具体的な証言ありがとうございます。Aさん、どうですか?

Aさん:私は教養と専門で、専門のほうにやはり比重を置いて、専門が6で教養が4ぐらいでやっていました。心理学は―先生の講義を毎週聴いていて、家に帰ったらまたその講義を聴き直してノートにまとめていくというのを12月まではずっとやっていました。あと教養は、数的処理を毎日何問か決めてコツコツやるようにしていました。

司会:あえてお聞きするのですが、Aさんは数的が苦手というのを聞いているのですが、立派に合格されていて、かなり高い得点を取って合格されているのですが、数的が苦手な方が心理系の方で結構いらっしゃると思うのですが、どういうふうに力を伸ばされましたか?

Aさん:私は数的を一生懸命やって、2月ぐらいに教養模試とかがあると思うのですが、そのときは4割ぐらいは得点できていたのですが、本番の国家総合と特別区と国立大学法人で1問も数的処理が解けないという事態になってしまいまして・・・。

司会:焦りますよね!?

Aさん:本当に焦りました。そこで、過去問を(数的処理の問題だけを解くのではなくて)本当に本番みたいに過去問を通しで解く練習をしました。

司会:ナンバー1から、30、40まで。

Aさん:40まで、数的処理も含めて、現代文とかをどんどん解いていくというのを2日に1回ぐらいのペースで。

司会:それは時間を90分とか2時間とか自分で設定して。

Aさん:もう本当に本番のような形で図書館でやって、それで何とか。特別区は一題も解けなかったのですが、受かってしまったので、もしかしたら数的処理は、最悪本当に全部3とかにマルを付けていたのですが、教養論文とか、専門論文とか、面接でうまくいくと受かってしまうこともあるのかなと思いました。

司会:他がよくできていて受かることができたのかなという。なるほど、ありがとうございます。Iさんはどうですか、あまり教養はやっていないとおっしゃっていたのですが、数的とか得意だったのですか?

Iさん:私は数のセンスが本当になくて、数的処理とか、数学とか、経済とか、本当に私は文系人間でしたので。教養は短時間で自分の得意科目をひたすら伸ばすみたいな感じで、ただその得意科目を伸ばすからには落とせないというプレッシャーがあるのですが、でも苦手科目は、私は本当に高校からそれは自覚があったので、もう見切りをつけていました。

司会:もしかして数的はあまりやらなかったということですか?

Iさん:もう最初に載っているような基礎だけ解いて、はっきり言うと本当に応用はやってないです!

司会:合格できてよかったですね。

Iさん:本当に奇跡です。

司会:いやいやいや。でも苦手だったからこそ、他の(科目)を一生懸命やったわけですよね?でも数的は、ウエートが高いとか、すごく大変だとか、苦手な人も多かったりするところなので、もちろん最初から投げてはいけないけれども、数的が苦手でもあきらめなくていいという話になりますかね。

Jさん仕事が終わり登場

司会:Jさん、このたびはおめでとうございます。教養と専門のバランスは、どんなふうにバランスを取って勉強を続けてきたかという話を聞いているのですが、Jさんはどうでしたか?

Jさん:遅れてすみません。私は一応院卒だったので、まず専門試験のほうは院試のときにやった自分のノートとかがあったので、あとは先生の授業を聴いて、やはり忘れている部分とか、できてないところを、先生に言われたとおり辞書を見て、もとの教科書を見て、ずっとグラフとかを確認するというのをやりました。教養試験のほうは、皆さんどんな話をされたのか分からないですけど、私がやったのは、午前中に一般知能をやって、午後に一般知識をやって、夜に心理学をやるというのを、サイクルを決めて、ずっとそれを試験までやっていました。

司会:お勤めをしていたのですか?

Jさん:合格が決まってから勤めだしたので、その間は、院卒してからもちょっと勉強が足りていなかったので、もう就職はしないでそのまま浪人していました。

司会:非常勤とかを何かやって?

Jさん:いや、非常勤でもやってなかったです。

司会:では結構集中して勉強ができたのですね?

Jさん:そうですね。

司会:それでしっかり、午前中は、午後は、夜はと。

Jさん:そうですね。やはりM2のときの修士論文とかがありまして、自分の中で論文でいっぱいいっぱいでできてなかったのでというので、就職せずに丸一日使ってやりました。

司会:公務員試験の勉強を始めたのはいつですか?

Jさん:私は本当に遅いというか、本腰を入れたのは本当に修士論文が出せた年明けです。

司会:では、M2の・・・。

Jさん:修論を出して。

司会:1月とかそのぐらいですか?

Jさん:1月ぐらいに、もうやっと、ああ、これだけできるみたいな感じで、それで今言ったやつを本試験までずっと。

司会:正味半年。

Jさん:そうですね。

―院試のときのノートとか、そういう財産がある程度あって、そこに重ねていくという・・・。

Jさん:・・・感じでした。

司会:教養で、数的とかは得意なほうでしたか?苦手なほうでしたか?

Jさん:数的は別に得意ではなかったのですが、一応、絶対毎日やるというのを決めて、あと授業の先生が、だいたい1問3分ぐらいで解くようにとおっしゃっていたので。

司会:1問3分。

Jさん:1問3分とおっしゃっていたので、自分の中でも、例えば1日に数的を10問やると決めて、あと現代文を2問やるとかした場合、12問×3をして、自分の中で何分までに解くというのをやって、毎回短い時間の中でどれぐらいできるかというのをやっていました。

司会:ありがとうございます。

学習する上での工夫

司会:では次の質問に入っていきたいのですが、今度は勉強法で、何を話していただいてもいいのですが、特にこれはやっておいたほうがいいとか、あるいは自分はこれをやっていてよかった、効果があったみたいな、そういう自分なりの経験から、ぜひ伝えたいことがあればお願いします。ではAさん、お願いします。

 

この先では、いよいよ合格者が驚きのテクニックを公開します! 

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