M.Mさん [最終合格先:法務省専門職(矯正心理)]

M.Mさん [最終合格先:法務省専門職(矯正心理)]

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公務員を志望した理由

学部生のころ、授業で説明会を紹介されて家庭裁判所調査官の仕事を知りました。そして、心理系公務員の存在を知りました。臨床を専門にする大学院にいると司法や矯正の分野に触れることは少ないです。しかし、学校領域や福祉の領域でボランティアをしたり、実習をしたりすると、子どもたちの不適応行動を考える上で、どうしても切り離せない分野なのだなと思います。多くの子どもたちがどうしてそのような行動に至ったか、背景を考えていける、そしてその背景に真摯に寄り添えるという点で、これまで勉強してきたことがそのままに活かせる現場なのだと思い、公務員を志望しました。

クレアールを選んだ理由

大学院生なので、学校との両立がとても難しいと予想していました。しかし、M1の春から早め早めに勉強を始めておけば院試で勉強していないところをカバーできるだろうと思って入会しました。M1の夏休みには前期中に配信されていた講義を一生懸命見て追いつきました。時間のない私に早送りや倍速ができる映像授業は本当に助かりました。また、受講料の安さも魅力の一つでした。

クレアールのよかったところ

受講料の安さと映像授業が魅力です。あとは、担任の先生からの細やかなアドバイスが良かったです。ノートのまとめの見本や家裁一次の語句説明に絞った語句集を下さって助かりました。メールで自分が第一志望としているところについて勉強の仕方を具体的に尋ねると、丁寧にお返事をもらえたので、信頼できると思っていました。もう少し自分の方から小さなことでも相談のメールを入れればよかったと思っています。

学習するうえで苦労したことと、その克服法

とにかく大学院が忙しかったので本当に苦労しました。思えば3ヶ月ほど何も勉強ができなかった時もありました。勉強をしていない焦りがあると同時にそれでもやはり大学院の方を優先させねばならなかったことが大変でした。克服法としては1週間のうちに「この日・この時間だけは勉強する」という時間を作りました。勉強自体も教養は数的と文章理解に絞りました。専門は辞典とテキストを使って基本を落とさないように丁寧に勉強していきました。長期休みに周囲がゆっくりしていても、「自分は公務員志望だからみんなより早く頑張らないと」と毎日学校に行って勉強していました。それと、院生ならではだと思いますが、知識を入れる座学の勉強ができなくとも、心理検査の練習や所見を書く・研修会に行くなどはまったく時間の無駄ではありません。特に合格をいただいた法務省の試験では私の場合、大学院で学んだことも役に立ったと思っています。

面接対策で心がけたことや工夫したこと、大変だったこと

面接カードを書くのが大変でした。大学院で経験したことが多くあったのですが、それが志望先に合うように書くということが難しかったです。最初はバラバラなことを書いて、面接練習(通信の学生なので大学の先生にしてもらいました)の際に「自分のものになっていないことばかり話している」と指摘をいただき、なかなか面接カードを書き終えることが難しかったです。私の場合は、思春期臨床の経験をキーワードにして一貫性があるように書きました。それと面接に臨む際にとても自信がなかったので、自信が持てるよう、自分のこれまでの臨床経験を振り返りながら周りの友人にも話していきました。練習後は失敗点を踏まえて、どうしたらこれまでの経験や考えていることが伝わるかを考えて何度もイメージしていました。

最後に、これから公務員を目指す方にメッセージをお願いいたします。

心理系公務員はどの職種も狭き門だと思います。大学院卒だからと言って絶対的有利とも言えません。だからと言って、絶対的不利とも言えません。ご自分の専門分野によって得意・不得意が専門科目に出てくると思います。それをきちんと理解して不得意分野をカバーしていくことが大事だと思います。また、得意分野は経験に裏打ちされて知識がより深いものになると思います。それらは筆記試験でもそうですが、面接でのアピールポイントにもなると思います。足りない勉強時間を補うためにはどのようなことができるか、たくさん考えて勉強に取り組まれてください。

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