公認会計士論文式試験対策 実際の答案を大公開!「私の実際の答案を使用した2019年度の論文式試験の講評とアドバイス」企業法編

2019年論文式試験問題-企業法

参考 令和元年論文式試験の試験問題 企業法公認会計士・監査審議会

瑞姫先生の答案

瑞姫先生の企業法答案(PDF)

瑞姫先生による講評とアドバイス

 

①第1問(配点50点):素点27.5点、調整後得点30.85点

機関からの出題で、問題1、2から構成されています。

取締役会に関する問題で典型論点ではあったものの、問題1では「利益相反取引」と「代表取締役の専断的行為」とどちらの論点で記述すべきか意見が分かれたものと思います。私は、代表取締役の専断的行為に関する問だと理解して記述しましたが、しっかりと得点が来ているところを見ると、どちらの立場を取っても条文を正しく適用できていれば点数が付いたのではないかと思います。②任務懈怠責任に関する論述も①で取った立場に対応した内容で整理すれば良いでしょう。

問題2については、おおよそ正答できたのではないかと思います。取締役の報酬に関する基本的な論点だったため、あまり悩まずに解答できました。

 

②第2問(配点50点):素点27.5点、調整後得点30.7点

組織再編からの出題で、問題1、2から構成されています。

組織再編は近年出題頻度が高まっている分野です。対策はしていましたが、問題では、原則通り株主総会の承認決議が必要となる場合に関する記述を飛ばしてしまったので減点されていると思います。

問題2は、組織再編と会計帳簿の閲覧請求の組み合わせ問題でしたが、特に会計帳簿の閲覧請求は答練で出題された際にしっかりと対策していたため、本番では自信を持って解答できました。答案を見返してもほぼ完璧な論述ができたのではないかと思います。

 

アドバイス

以上、令和元年の企業法論文式試験について解説いたしました。私の答案で、調整後得点が61.55点となり科目合格ラインを大きく超えました。私は、元々企業法があまり得意ではありませんでした。しかし、論文対策テキストと答練・模試をひたすら繰り返して論証パターンを徹底的にインプットしたところ、本番1週間前頃になってようやくコツを掴んだ感覚があり、本番でも十分に力を発揮することができました。その結果、企業法の出来が他の科目をカバーし、全体を大きく合格ラインへ押し上げてくれました。

企業法で得点を稼ぐためには、本番で適切な論証パターンを素早く取り出せるようにしておく必要があります。論証パターンは暗記するしかないため地道な学習になりますが、時間を掛ければ必ず力はついてきますので、ぜひ諦めずに取り組み、企業法を得点源にしていただければと思います。