目次
ワンポイントアドバイス(動画)
動画内容の要旨
親会社=子会社の株主
連結会計の問題では当たり前のように「子会社を取得した」とありますが、そもそも親会社と子会社の関係は、資本関係(子会社の株主が親会社)です。では、親会社が100%株主となった場合、子会社は親会社のものになるのでしょうか。
会社を構成するのは、株主だけじゃない
会社が事業活動をするために必要な資源(経営資源)は、ヒト、モノ、カネの3つであると言われています。「ヒト」には、株主はもちろん、経営者、従業員、顧客、仕入先、外注先などが含まれます。「モノ」は、会社が所有する資産全般です。「カネ」は、資本金や借入金です。
株主は、会社の意思決定機関を支配する
株主が会社の支配権を持つと言われるのは、会社の重要事項を定める株主総会の決議する権利が、株主にしかないからです。とはいえ、実際に会社を運営するのは経営者であり、従業員です。また、その周囲には多くの利害関係者がいます。その意味では、株主(親会社)も、会社を構成する一つのピースに過ぎないのではないでしょうか。