M.Mさん
受験回数:3回
行政書士を志した動機
私は社会保険労務士として開業4年目になります。
様々なお客様や他士業の先生と交流するうちに、ダブルライセンスを取得して、将来展望を広げたいと考えていました。社労士業も、民法や行政法の知識が必要になる場合があります。また現在宅建士も保有しているので、行政書士に的を絞り、挑戦することとしました。
クレアールを選んだ理由
初年度は他社の通信講座を申し込みました。講師の講義は分かりやすかったのですが、テキストや問題集のボリュームが多く、私にはポイントがぼやけてとても分かりにくく感じ、テキストも問題集もほとんど開くことがなく、結局講義を聞くのみに終始してしまいました。講座料金も結構な額だったため、再度同社の講座で頑張る気持ちにはなれず、テキスト・問題集などが私にとって膨大過ぎない適度なボリュームの講座を検索しました。ネットの評判等も勘案し、クレアールを第一候補にしました。講座料金の手頃さも大きな魅力でした。
まず、惨敗に終わった本試験の解説DVDを視聴し、杉田講師の説明が大変分かりやすかったので、中級コースに申し込みました。
ところが、次なる挫折が待っていました。基礎知識が十分でない上に欲張って中級コースにしたため、中級コースが私には高次元すぎました。
試験成績も初年度よりはできたものの今ひとつに終わりました。そこで初心に帰り、3年目は2年計画でセーフティ2年コースを申し込みました。
具体的な学習方法
過去2回の失敗から、学んだことは「全部をできなくてもいい」ということでした。過去の試験結果から、自分が圧倒的に記述と商法・会社法に弱いということが分かっていたので、必要最低限の勉強で最大の効果を生むような勉強スタイルを考えました。
現在の仕事はかなりハードで深夜・休日返上もあり、勉強時間を捻出するのは苦労しました。ただ、運転時間が1日平均3時間程度あったので、杉田講師の講座DVDを購入し、運転時間を有効活用しました。
スキマ時間は過去問webテストに徹底し、1日50問をノルマとしました。50問を本気でこなすと、1時間以上はかかりました。テキストの熟読はほとんど出来ないため、2月~7月は過去問webテストと講義DVDに終わった感があります。
具体的に問題を解き始めたのは、7月中旬からでした。気が付けば夏が到来しており、たまりにたまった問題集を来た順番に片づけていくこと、最低1週間で1冊をノルマに、7月からは3日で1冊のペースでカバーしました。B5サイズの問題集は、1冊が薄いので、気持ちが重くなることがあまりなく、カバンにも邪魔になりません。「この次はこれ」というスケジューリングをすることができました。
また、12月から勉強内容をノートに記し、10日で30時間という目標を設定しました。休日という概念が私にはあまりないため、総枠に勉強時間を確保することを1つの指標としました。これは、社労士受験時の方法でしたが、行政書士受験3年目で再度導入しました。自分の歩みを記録することは、私には適した方法だったと思います。
しかし、猛ダッシュをかけたといっても、時間不足を痛感していました。そこで、商法・会社法については、「学習しない」という選択をし、記述についても、時間的に余裕があれば取り掛かるという消去法を採用しました。そうすることで、逆にポイントを絞ることができたようにも思います。
具体的には
- 7月:添削課題 憲法・民法・行政法
- 8月~9月:解法マスター講義、科目別パーフェクト答練
- 10月:記述を少し、模試2回(自己採点)
というスケジュールで勉強しました。上記にないものは、ほとんど取り組めていません。解きまくり総合答練などは、まったく手つかずで終わりました。記述対策も、ほぼできませんでした。日々のスキマ時間の過去問webテストが頼りといった綱渡りでした。
直前の総まとめ講義で使用するコンプリーションテキストは科目を絞って、駐車場で10分、駅で5分というスキマ時間に眺めるようにしました。これは、一般知識対策にはとても効果的でした。また、今年の本試験は情報通信用語が比較的平易な出題内容でしたが、これは、杉田講師の講義を3回程度聞いていたので、頭にどストライクでした。一般知識については、ながら視聴でも耳に残れば効果があると思います。そもそも、一般知識はどういった傾向なのかわからない上に、範囲も天文学的に広く、世の中の動向がすべて一般知識のようなものですので、新聞等に目を通す時間がなくても、スマホのヤフーニュースやラジオなども効果的だと思います。
勉強時間ノートの時間も直前には時間数が伸び、最後の30日は10日平均が45時間となりました。
本試験対策について
本試験対策ではやはり時間配分を間違えないことだと思います。私の場合は、商法・会社法は捨てたのにも関わらず、時間はぎりぎりでした。記述で立ち止まるとその次の長文は焦りしかないという状況に陥ります。
ご自身にあった時間配分と、ご自身の長所を活かす試験への取り組み方を本番までに対策されることをお勧めいたします。
終わりに
まずは、なんといっても、杉田先生にありがとうございましたと言いたいです。
私のみならず、多くの方が杉田先生のおかげで桜咲いたことと思います。
50歳前に勉強を頑張っている母を見て、中学2年生の娘も高校受験を真剣に考えるようになりました。ありがとうございました。
今後は、全く具体的ではありませんが、社労士業と行政書士業を並行して頑張ってみようと思います。
お読みいただきましてありがとうございました。皆様のご必勝をお祈りいたします。