☑2023年度合格体験記
☑リベンジ合格
はじめに
行政書士試験は20年ほど前に1度受験し、あと1問のところで合格を逃した苦い経験があります。当時はなにか資格の勉強をしたいと思い、なんとなく興味があった法律系で、受験資格制限もない行政書士試験の受験を決めました。不合格になった悔しさはありましたが、その後は日常の忙しさなどもあり長い間試験のことは忘れていました。
月日が経ち、また何か勉強をしたいと思うようになり、遠い記憶の中に行政書士試験で不合格になり悔しい思いをした自分がいることに気づきました。そこで再び行政書士試験に向けての受験勉強を始めることにしました。それが令和2年のことです。
20年ぶりの受験
20年前も市販の教材を使い独学で試験に臨んだので、再挑戦1年目も同じ方法で受験勉強を進めました。はじめは「以前もそのやり方で合格まであと1問だったのだから、当時より少し頑張れば合格出来るだろう」くらいに考えていました。これが大間違いでした。
20年前とは試験も変わっており、何より長い年月が経ち私自身の気力、体力、集中力、記憶力すべてが桁違いに落ちていました。そんなことで再挑戦1年目は合格には程遠くあっけなく散り、2回目の不合格。
このまま市販の教材で独学を続けても、今の自分では永遠に合格できないと思い、再挑戦2年目はまず勉強法そのものを考え直しました。市販の教材を使った独学で私が感じたのは「分からないことを聞く人がいないので理解が中途半端になってしまう、膨大な試験範囲の中で重要度・優先度が分からず全部同じ力の入れ方で勉強してしまい限られた時間をうまく活用できず全体として理解が浅くなってしまう」ということです。
クレアールとの出会い
そこで通信講座について調べていくうちにクレアールの存在を知りました。数ある通信講座の中からクレアールを選んだのは他社と比べ価格がリーズナブルだったこと、価格はリーズナブルでもテキストが見やすく、さらに竹原先生の講義はとてもわかり易くもっと学びたいという気持ちにさせてくれたからです。他に、クレアールは質問回数に制限がないことも大きな魅力でした。
実際クレアールで学んで良かった点は、竹原先生の講義では「重要なところ、重要でないところ」を線引きして教えてくれたことです。自分でテキストを読んでいるだけだと理解まで時間がかかる苦手な箇所も、該当箇所の竹原先生の講義を聞くとすんなり理解出来ることが何度もありました。他にもクレアールは事務局の方の対応も親切なのでとても心強かったです。困ったことがありメールで相談すると柔軟に対応していただけるので、不安になりがちな受験生活の支えとなりました。
合格までの道のり
講師の先生方や教材面、サポート面でもこんなに素晴らしいクレアールの講座を受講したのに、なぜ合格まで時間がかかってしまったのか。それは再挑戦2、3年目は途中体調を崩してしまい試験日まで集中力を保つことが出来なかったからです。体調を崩したタイミングで緊張の糸が途切れてしまい、勉強に集中できなくなり勉強不足のまま受験だけすることが続きました。
そこで再挑戦4年目の令和5年の受験では、合格を目指すのはもちろん、体調を大きく崩さないこと、試験日まで勉強から逃げ出さないことを心に決めました。
学習方法について
私の勉強方法は至ってシンプルです。講義を聴く前にテキストに軽く目を通しその後講義を聴き該当箇所の過去問、肢別問題を解く。その正誤を問題番号の隣に記入し、選択肢の中身を完全に理解するまで何度も解くということを試験日ギリギリまで続けました。解らない箇所はテキストを読み返したり、竹原先生の講義をもう1度聴いたり、それでも解らなければメールで質問するなどしてその都度解決するようにしていました。
記述式対策の一環として、択一問題を解くときにもキーワードとなる法律用語はメモ用紙に自分の手で書いて覚えるよう努めていました。直前期はテキストをもう一度読み直し不確実な部分、大事だと思う部分に付箋を貼り、試験日直前に読み返しました。問題を解くことに重点を置いたあとにテキストを読み返すのは忘れていた基本的なことを思い出す上でとても重要でした。
令和5年度試験合格
試験当日、運良く記述問題でこのときに読んだ内容が出題されました。結局、教材も受験科目もすべてをこなすことは出来ませんでしたが、憲法、民法、行政法をこの方法で勉強することにより、令和5年の試験に合格することが出来ました。再挑戦を決めた日から、常に勉強に対する焦りと不安を抱えながらもがき続けた私の長い受験生活はこれで終わりを迎えました。
受験勉強中も試験中も何度も「もうダメだ…」と諦めそうになりましたが、何とか最後まで投げ出さずに頑張ることが出来たのは、度重なった不合格の悔しさと今までの努力を無駄にしたくないという思いがあったからだと思います。
これから受験される皆さんも試験終了の合図の瞬間まで諦めずに頑張ってください。クレアールと自分を信じて勉強すれば絶対合格できます。
