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「忘れても忘れても諦めず、覚えるまで繰り返す、諦めた人が負け」 三浦 俊男さん

行政書士取得の動機(&クレアールに入学した理由)

私は、今61歳です。常日頃、元気でいる限りは生涯現役として仕事を続けていきたいという希望を持っていました。長生きの現代、生きている間は少しでも社会と係わりを持った方が、生き生きとそして楽しく人生を送れるのではないかと思っていることがその理由です。しかし、これを実現するには、定年の心配の無い自分の会社を作らなければならない。なんとか「自分の事務所を開きたいな」とも考えていました。三年ほど前、仕事の取引先の方が定年の挨拶に見え、これからは、行政書士と社労士の免許を取得したので自分の事務所を開設するというお話を聞きました。更に翌年の年賀状には順調にスタートを切れましたとの年賀状もいただき、そこで私も、頑張って行政書士にチャレンジしてみようと決意。そして定年の一年前、「もうそろそろリミットかな。この秋にはスタートしないとチャンスを失う。塾を決めよう」とインターネットで塾を調べ、幾つかの予備校にパンフレットを請求した。送られてきたパンフレットの中で、クレアールは授業料が大変お得な料金設定であったので、この金額であれば、ボーナス前に決められるなと、すぐ来校しました。当日は玉村先生が説明をして下さいました。大枚を出費するので講義を事前に聞いてから判断したいので聴講をお願いしましたところ快く快諾くいただき、『これは間違いのない塾だ。自信がある講義をされているのだろう。』と自分勝手に想像し、せっかちな私は聴講せずにすぐ入学手続きをしました。

実際、入学してから今日まで、解らないところは事務所まで押しかけての質問はもちろんのこと、苦手科目対策の相談など、玉村先生や事務職員の方々にアタック。クレアールをフルに100パーセント以上、気持ちよく利用させていただきました。

私の科目別学習方法

内緒話ですが、一年目はクレアールの問題の他、市販の予備校の過去問題にも力を入れて勉強していました。理由は、過去の宅建や衛生管理者試験の受験にて、過去問題を中心にして勉強し合格してきたからです。しかし、クレアールの答練で点数が上がらない。そして本試験で不合格と散々たる結果になってしまいました。

ただ、一年目の本試験を受験して、「クレアールの問題より難しくないな!クレアールの答練をクリアしていれば、間違いなく本試験OK!」との思いが、本試験での印象の全てでした。そして、迷った時の合格体験記!!落ち込んではいられない、さっそく合格体験記を読む。みな条文が大切だと書かれている。"憲法は問題を読んだだけで、すぐ何条とわかるまで勉強したと"、体験記を書いている合格者もある。私自身、答練を受けている最中に、条文の重要性をうすうす感じていたが、そこまで力を入れていなかった。また、以前憲法や行政法を一条から読んで見ましたが、なかなか集中して読み続けられるものでもなかった。そうこうしている内に、杉田先生が作られた一問一答の復習問題が、条文に沿って逐条的にできており、条文をモノにするのに最もよい勉強方法ではないかと気づいた。そして先生の講義で、本試験までに復習問題を10回以上繰り返しやるようにとアドバイスがあり、各法令の一問一答の復習問題をそれぞれ10回以上繰り返し解くことに決めました。また、条文が長く、一つの条文が数問に分かれている場合などは、問題を解きながら六法で条文の構成を確認するようにしました。もちろん、二年目は市販の予備校の過去問題は購入せず、クレアールの一問一答を中心に勉強。

また、クレアールの教科書より難しい参考書は使用しない。テキストもクレアール教科書を中心とした。講義や教科書を読んで、わからない場合は、先生に質問する。これが一番の早道。また、なかなか具体的な事象を描けない条文の場合などは、やさしい図解の本に限定し、ビジュアルとして事象をとらえるようにした。しかも参考書の活用は、その条文に限定して活用、他のページは見ない。部分活用なので、購入せずに近隣の市立図書館で借用使用。学説問題を調べるときも、教科書や答練の解答以上の深い専門書は、時間を浪費するので使用しなかった。深追いは不要、アウトライン・基本が大切。本試験は、クレアールの答練より易しかったので。教科書に記載がないことが、たまに答練に出題されるが、そのときは、答練の解説書から、ポイントを教科書の関連ページの右余白に書き込む(クレアールテキストには書込み用の余白有り)。これで教科書は必要事項、全てを網羅している本になり、他を見なくても済むし、大事なところを見落とさない。二年目は、このような方法で学習に取り組みました。

私は二度の受験経験で、難しい問題よりも基本問題を確実に正答する事が、本試験合格の第一歩であると思っています。私たちが目指すのは、100満点では無く、合格点の60点ではないでしょうか。だからこそ基本が大切だと思います。

二年目は上級者ゼミコース目標点の70点取得(300点満点の210点)を目指す事とし、各科目毎の目標得点を決めて勉強(基礎法学2問中1問・憲法5問中4問・行政法19問中16問、、、、記述60点中35点など、合計210点)。本試験は、年によって各科目の難易度が変わるそうです。ある科目が年によって、難しかったり、易しかったりするわけです。ですから、受験前からある特定の科目を捨てないことにしました。捨て科目が、今年の得点源であったら大損失です。ですから、自分の得意苦手を加味しましたが、捨て科目を作らず全科目の目標得点を設定し勉強しました。

一方、前年の本試験で足切りの原因となった一般知識は、学業を終えてから大変長いブランクが大きな原因で、政治・経済・社会等は知識が全く薄れてしまっていることに起因すると考えました。そこで、グラフ・表の多い大学受験用ハンドブックを6月に購入し、答練毎に出題されたページにホストイットを貼付し、このページを中心4~5回繰り返し勉強し、グラフ、年表、イラスト等を頭に描きながら、例えば「イギリスの政治機構」などをビジュアルに捉えるようにしました。

もう一つ苦手な、文章理解。6月頃に、先生から、「文章理解の勉強に今着手しないと本試験に間に合わない、やっつけは利かない。」とのアドバイス。6月頃から毎日、テキストあるいは暗記ノートの問題を、原則として1日1問チャレンジ開始。先生のアドバイス通り、文章理解3問の答えは必ず問題の中にあるので、勉強をしておけばかなりの確率で答えを捜し当てることができる。この文章理解を得点源にすることは、一般知識の足切り対策としては非常に有効だと思います。今回の試験では文章理解問題3問を正解し、一般知識の基準点を大きくクリアするとともに、また、その成果が総得点をも押し上げる好結果につながりました。

その他の点では、やはり教科書の理解は基礎知識として非常に大切です。そして玉村先生・杉田先生のおっしゃる通り復習が効果的でした。具体的な復習時間の半分は、授業の帰りのホームや電車の中で行いました。会社や塾の行き帰り時間は、大変大きな時間に化けます。ホームでの待ち時間の2~5分や車中の10~30分は、一年間に累計すると非常に大きな集中学習時間になります。疲れているときでも、ほんの5~10分なら集中して教科書の1節や一問一答問題を数問解けます。通勤通学電車時間は、休憩時間を適当に織り交ぜた、集中して効果的な勉強のできる場所・時間です。疲れた体で、家に帰ってから2~3時間も集中して毎日勉強することは、非常に難しいと思います。私は会社往復の電車(片道の所要乗車時間60分)の中で、行き30分、帰り30分の勉強していました。これが徐々に成果を生んだと思います。宅建や衛生管理者試験も、通勤電車・ホームでの勉強で取得しました。

復習はこのように、クレアールからの帰りの電車内でまず行い、帰宅すると11時30分を過ぎているので、軽く食事し入浴後就寝。残った復習は、翌朝・夕の通勤時間でほぼ終えました。その際は六法も必要に応じて、眺めるようにします。さらに、苦手で出題数9問と多い民法は、ゴールデンウィークとお盆やすみに、教科書の総復習をじっくり行いました。

記述は、点数も60点と大きいので大事にしました。私はクレアールの記述テキストを何度も繰り返し解きました。初めから一問一問、書き取りしては大変です。3~4回は、口頭で答え、正解を見て確認する手法で、勉強時間をセーブ。答を間違えなく言えるようになってから、初めてマス目ノートに書き込み解答と照合しました。また、竹原先生の記述対策講座は、憲民行商等の法令を終えた後での授業なので、既に忘れかけた民法の権利、性質、あやふやな相互関係などの復習、再確認に大変プラスになりました。特に記述テキストの権利関係などをまとめ整理した表(例:担保物権の性質をまとめた表や売主の担保責任のまとめた表など多数あり)は、答練の間違い時や頭の整理に、何度もめくって見ました。

答練は、何度も解き直しました。私は、問題を解くことは、インプットした知識を定着させ、正確な知識として再構築する工程と捉え、非常に大切だと考えました。そこで問題の正誤にかかわらず、各選択肢の正誤に基づいて、間違った選択しを中心に復習しました。手順としては、解答しながら各選択肢に正○、誤×、不明△を付け、後半の解説講義を聞きながら、間違った選択肢、正誤が解らなかった選択肢にマーキングしました。つまり、知識が間違っている事項、知識が欠けている事項(△)、引っ掛かり易い事項、勘違いしやすい事項、感が働かない事項、をつぶすようにしました。もちろん一度で、誤や△問題の知識をマスター出来ませんでした。また、同じような問題を間違えたりしました。でも一年目の本試験の経験から、「クレアールの問題をクリア出来れば合格水準に達成だ。本試験はクレアールより難しくない」。杉田先生も重要問題は繰り返して出題してくれますので、何度もクレアールの答練に集中し、間違った選択肢、判断出来なかった選択肢をつぶしました。実際、21年度本試験の問題4、5、6の憲法の判例問題ですが、みなクレアールの教科書や答練で解説受けた判例ばかりです。判例にしてもクレアールで学習したことをマスターしていけば、本試験で判例文等を読まずに、直接、選択肢を読んで解答することができます。

合格体験記の活用

私は、合格体験記をいつも目の前に置いておきました。私は、合格体験記をサクセスストーリーではないかと思いました。自分の年や境遇が近い人の体験記、あるいはそれぞれの学習方法、学習場所の工夫、受験仲間の重要性など、何度も読ませて頂きました。合格者の共通なところ、共鳴するところを大いに取り込みさせていただきました。また、落ち込んだとき!!迷いが生じたとき!!スランプに陥ったとき、たいへん参考になり、元気づけられ、迷いがふっ切れ、また邁進できました。先輩の皆さん、ありがとうございました。

直前期の学習について

最後の公開模擬テストで、合格点を大きく割り込み落ち込みました。落ち込んだ時は、合格体験記。昨年の合格体験記にも模試で合格点に足りなかった人が、最後まで諦めずに試験直前まで頑張り合格できたことが書かれていました。私も最後まで、「合格するんだ!と強い気持ちを持ち頑張ろう」、試験前夜まで、しぶとく諦めず、一問一答問題、答練復習、記述の復習をもくもくと続けた。特に受験前の2週間は、思い切って何日か休みを取り、公民館の学習室で、大学受験の若者に混じり、毎日、一日中学習しました。これも合格の大きな力になったと思います。

受験勉強を終えて感じた事

(1)最後のタイムリミットが来るまで、決して諦めてはいけない。

今回の試験では、文章理解問題に大変多くの時間を使いすぎてしまい、時間が大変足りなくなってしまった。しかし、諦めず最後まで必死に解きました。

(2)基本的事項が大切である。

難しい問題もあるが、基本をしっかり押さえておけば、80点や100点はとれないが、合格点の60点は取れます。くれぐれも難しい解釈問題にはまらない事が大切だと思います。

今後の計画・夢

これからは、一日も早く開業しようと思っています。営業ターゲットは三つ。一つは、特殊車両の「通行許可取得」等地道なもの。この類は手数料としては低額だが、毎年更新が必要なので毎年決まった収入を期待できる堅実な手数料収入になると思っています。二つ目は、高齢化社会で需要増加が期待できる「遺言・相続執行者」です。将来性が大いに期待される事業だと思います。三つ目は、ケースによっては、1件100万円もの大きな手数料になる「産業廃棄物の免許取得」事業。これは、これから実務経験を積み実力を付けてからチャレンジ。61歳の私ですが、このようなたくさんの希望・夢を持っています。こんな夢を持っていたことも、モチベーションを維持できた理由なのかも知れません。まず、初めは堅実な手数料事業の顧客獲得を目指して開業する予定です。

終わりに

杉田先生の言葉、「これだけ多くの科目があれば、だれでも、以前に学習した科目のことを忘れてしまうのが当たり前。忘れても忘れても諦めず、繰り返し繰り返し覚えるまで繰り返しなさい。諦めた人が負けだ。」

私も、60過ぎています。覚えも悪くなっている上、すぐ忘れてしまう。勉強しても勉強しても、前回間違っていた問題を、また次のときに、前回と同じように間違える。これの繰り返しでした。ああ、年でもう駄目かな?と何度も思いました。しかし、「杉田先生の諦めた方が負けだ」この言葉を思い起こし、諦めずにまた繰り返し勉強し覚えました。
ぜひ、皆さんも、最後まで諦めず、覚えるまで何度も繰り返して勉強して下さい。諦めない人は、必ず合格できます。

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