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行政書士試験の傾向と分析

試験の傾向・分析

網羅的な学習にならず、しっかりとした戦略が必要。

行政書士試験は、300点満点中6割(180点)を取れば合格という「絶対評価」の試験です(法令科目、一般知識科目の各々の基準点を突破することが条件)。一見、簡単にクリアできそうな基準ですが、現実としてここ数年は10%を切る合格率が続いています。その要因として、平成12年度の「試験委員制度」、平成18年度より導入された「記述式試験」等の試験改革によって法令科目の出題数・配点も増え、「法律家になる」試験として本格化したことが挙げられます。膨大になった学習範囲を網羅的に学習し、暗記に頼るだけでは合格できない試験になってきたことがわかります。
単なる網羅的な学習ではなく、

  1. 正確な情報を入手する。
  2. 配点毎に学習を組み立てる。
  3. 法的論理構成力・推論力・表現力を養う。

といった戦略を持たなくては、「合格」を勝ち取ることが難しい試験なのです。

科目別分析



等244
基礎法学 例年
択一式...2問
8
法の効力、法の解釈、法の適用や紛争解決制度等が、幅広く出題されている。
憲法 例年
択一式...5問
多肢選択式...1問
28
基本的には、正確な条文知識と主要判例の理解があれば高得点を見込める科目であり、 得点源となる科目。しかし、年々難化傾向が見られる。
民法 例年
択一式...9問
記述式...2問
76
条文数は多いものの、身近な法律。物権、債権分野を中心に非常に細かい知識を求める 出題傾向があるため、重要論点を絞り効率よく学習することがポイント。
行政法 例年
択一式...19問
多肢選択式...2問
記述式...1問
112
憲法と同様に、正確な条文知識と主要判例の理解があれば高得点が可能。 特に、近年の法改正部分については頻繁に聞かれることが多く、法改正にまつわる論点は 厚く学習することが必要。手続法のためイメージが掴みづらいが、得意科目となると 心強い行政書士試験のポイント科目。
商法・会社法 例年
択一式...5問
20
条文数が多く、 細かい知識も問われるため、民法同様にポイントを絞った学習が必要。




等56
政治・経済・社会 例年
択一式...6~7問
28
学習範囲が広く、対策の立てづらい科目。非常に広い範囲からの出題となるため、 浅く広く学習し、簡単な問題を確実に解答することがポイント。
情報通信
個人情報保護
例年
択一式...4~5問
16
IT関連の用語、法整備、個人情報保護から出題される。対策は比較的立てやすく、 一般知識の基準点突破にはぜひとも得点源としたい科目。
文章理解 例年
択一式...3問
12
国語の文章読解と言えば、わかりやすいかも知れません。一般知識の基準点突破には、欠かせない科目。

 

出題形式

5肢択一式

5つの選択肢から1つの正解を選びます。

【形 式】 マークシート
【配 点】 1問4点
【出題数】 法令科目...40問、 一般知識科目...14問
【合 計】 法令科目...160点満点、 一般知識科目...56点満点

多肢選択式

各問4つの空欄に選択肢20個の中から適切な語句を選びます。

【形 式】 マークシート
【配 点】 1問8点(空欄1つにつき2点)
【出題数】 3問
【合 計】 24点満点

記述式

問題に対し40字程度で記述します。

【形 式】 解答欄(マス目)に記述
【配 点】 1問20点(部分点あり)
【出題数】 3問
【合 計】 60点満点

 

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