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実務家インタビュー 濱田 隆弘 先生

「常にプロで有り続けるために」

 

行政書士 濱田 隆弘先生

行政書士濱田隆弘事務所代表
平成13年行政書士試験合格
平成16年行政書士事務所開業

 

 本日はお忙しい中、ご協力をいただきましてありがとうございます。行政書士の実務家インタビューを始めたいと思います。よろしくお願いします。

濱田 こちらこそ、よろしくお願いします。

 では最初の質問ですが、先生はなぜ行政書士を目指そうと思ったのですか。

濱田 祖父が行政書士、司法書士、社会保険労務士をやっていたので、生まれた時から身近にあった職業でありました。と言いましても高校を卒業するまでは何の仕事をしている事務所か全く理解できませんでした。その後、祖父が亡くなってから伯父が引き継ぐ形になり、ようやくどういう仕事か理解できるようになりました。父も補助者として祖父の事務所で働いていたので、「自分はこのような環境の中、法律の資格のおかげで育ってきたのだ」と実感し、「自分もこれでメシを食べて行こう」と単純に思って資格取得を目指しました。

 濱田先生は平成13年に見事1回の受験で合格され、平成16年に事務所を開業されましたが、開業に至るまでの経緯を教えていただけますでしょうか。

濱田 試験に合格した時は、フリーターでした。アルバイトをしながらフラフラしていました。合格後もしばらくフラフラしておりました。開業に向けて準備をしたわけでもなく、ある日突然、思い立ったように開業してしまいました(笑)。開業準備などについて深く考えておりません。祖父や伯父が築いてきた地盤はありましたが、地縁関係もない、全く知らない地で開業しました。銀行からお金を借り、無一文から、いやむしろマイナスからのスタートです。今思えば、自分の力を試したかったんでしょうね。今では補助者を雇っておりますが、もちろん最初は一人で細々と始めました。行政書士事務所開業は経営です。5年間やってみて売り上げが1円でも下がったら即廃業、行政書士を辞める覚悟でした。向いていないことをずっとやり続けることは全く考えておりません。

 開業されてから6年ですが、どのような業務を中心とされていますか。また、どのような営業活動をされてきましたか。

濱田 基本的なスタイルは「頼まれたことは断らない」です。個人の方からの相談ですと相続や遺言が圧倒的に多いです。最近は外国人の在留資格の相談が多くなりましたね。法人からの相談でも外国人の手続きが多いです。それからやはり許認可業務は継続的にこなしております。営業活動は一切しておりません。どのように営業しようかと考えているうちに忙しくなってきたのでできませんでした。もし、いい営業方法があれば教えて下さい(笑)

 行政書士として常に心がけていることは何でしょうか。

濱田 常にお客様の目線で行動することです。「ありがとう」と言われた時は、本当に嬉しい気持ちになります。しかし、プロとして当然の事をしただけであってここで満足していてはいけません。常に我々の商品である「知識」を磨き続けていかないと、いつか消えていくでしょう。この心がけを忘れたら即引退ですね(笑)

 最後に、受験生へのメッセージをお願いします。

濱田 行政書士の資格を取っただけでは当然ご飯は食べる事はできません。今までに資格を取って満足して、何となく開業して失敗していくような人を何人かみてきました。特に受験生についてメッセージはございませんが、あえて申し上げるとするならば、受験生である以上もちろん「合格」することが大事ですが、行政書士として開業し、「これで生活をしていこう」と考えていらっしゃるなら、合格後のイメージをもって勉強していただきたいと思います。合格というパスポートを手に入れて、行き先が決まっていないというよりは、ある程度開業後の自分をイメージ出来る方が地に足をつけて計画的に開業出来ると思います。必然的に勉強も目的をもって進めることができ、結果的に合格に近付くであろうと確信しております。

 先生の貴重なお話をお聞かせ頂きまして、ありがとうございました。先生のますますのご活躍を期待しております。

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