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行政書士試験対策の学習法 ~憲法編~

行政書士試験対策の学習法 ~憲法編~

行政書士の試験は法令と一般知識科目に分かれています。
法令は「憲法・行政法・民法・商法・基礎法学」の5つの分野から出題され、しかも全60問中46問が法令に関係する問題と、大きなウェイトを占めています。つまり行政書士になるためにはこの法令をしっかり把握しなければならないのです。かといって、法律の全てを熟知使用とすると時間がかかり効率も悪くなってしまうもの。
ここでは、行政書士試験対策として憲法の学習法についてご紹介します。

まずは全体像を把握

憲法について理解するためには、まず全体像を把握することが大切です。
行政書士で出題される憲法は以下の3つに分けることができます。
・憲法の歴史、憲法の特質、憲法の基本原理といった「憲法総論」
・国民の基本的人権について定めた「人権」
・国家機関の国家統治について定めた「統治」

憲法は「自由と幸福を求める権利(人権)を守りながら、どこまでその人権を制限する国家権力(統治)を認めるか」ということを理解しましょう。

3つの中では「人権」の範囲が広く、判例も多いことから特に準備が必要です。
「統治」ではさまざまな知識が満遍なく問われてきますが、条文の知識を問われる傾向があります。

《憲法総論》
憲法総論からは試験に直接出にくいですが、よく読んで理解しておきましょう。
ここの理解を深めることで、統治分野だけでなく憲法全体の問題が解きやすくなります。
統治と絡めた問題もあるので油断は禁物です。

《人権》
人権の判例に関する問題では、1つ1つの判例をそれぞれ覚えていこうとするのではなく、「分野」として捉え、その分野に対する裁判所の判断基準や考え方を理解することがポイントです。
判断基準や考え方が分かれば、例え初めてみる判例でも対応できるようになります。

まず、判例それぞれに下した裁判所の判断の違いを比較して、判断基準の違いや言い回しの違いが分かるようになりましょう。

《統治》
統治も細かい知識を覚えていこうとはしないでください。
まず、統治の基本概念を理解して、その具体化されたものとして統治機構の仕組みを理解することが大切です。
例えば「国民主権をはじめとした基本理念を生かすために、どのような統治機構が最適か?」などといった視点で学習するようにしましょう。
試験では、国会法に関する細かい規定について問われているような文章でも、実際は統治の基本理念について問われている問題であるパターンがあります。学習する際は「基本理念をどのように実現しているか?」を考えながら統治に関して理解を深めていくのがポイントです。

憲法の問題は少ない?

憲法に関する問題は行政法や民法と比べると少ないものの、難易度の高い問題が混ざっているため軽視してはいけません。
難しい問題のタイプはさまざまあります。その中からどのタイプが出題されても解けるように、問題のタイプを知っておきましょう。
・有名な判例の「細かい点」の違いを問われる問題
・有名な判例について聞いたことのない意見を題材にした問題
・有名でない判例を題材にした問題
・国会法などの細かい知識を問われる問題

行政書士試験対策の学習法 ~憲法編~

行政書士の試験に対して、暗記で対応しようとするのはおすすめできません。
判例に関する問題では、丸暗記は効果を得にくい勉強法になってしまいます。まずは基本事項を押さえて、それを応用して解くことを目指しましょう。

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